2003.02 第37回青梅マラソン

 3年連続で青梅マラソンの30キロの部に出場しました。一昨年初めて出た時は3時間15分で完走,昨年はゴールまで辿り着いたものの,規定時間の3時間半に間に合いませんでした。今年は3時間を切ろうなんて思わず,とにかく3時間半以内の完走を目指しました。とは言うものの,今年になって走ったのは,15キロが2回,10キロが1回,そして5キロが2回で,ちょっと心許無い練習振りです。まあ去年と違うのは,寒さ対策でウェアを長袖長ズボンに新調したのと,靴を新しくしたくらいです。いつもは10キロを過ぎると右足の親指と人差し指の間にマメができて苦しむんですが,今度の靴は15キロ走っても何ともありませんでしたから,これに期待しましょう。

 当日は朝6時に起きて,スタート3時間前の9時に朝ご飯のウドンを食べる。今回,府中に住んでいる弟Tが10キロの部に出場する為,8時半頃家に到着。マラソン大会に出るのが初めてで,何を着て走っていいのか判らなかったとの事で,いろんな服を持ってきた。中から選んだのはFC東京のレプリカユニフォーム。10キロの部は10時スタートなので,9時半に家を出る。薄日が差しているものの,雨も降り始める。スタートを見届けて一旦家に帰る。何度も青梅マラソンには出場しているが,スタートを歩道から見るのはこれが初めて。地元のケーブルテレビで青梅マラソンのゴール中継をしているので,弟Tの結果を確認。1時間切りたいと言っていたが,54分10秒程度でゴール。

 さて次は私の番。11時半に家を出て,決められた地点で待機。今回ゼッケンは7千番台だったので,ほぼ河辺の駅近くでした。申し込みの時に申告した予想タイムでスタート位置が決まるんですが,嘘を書けばもっと前からスタートできます。でも走り始めればバレる事なので,やっぱり正直に書きましょう。スタート時間が迫るにつれてだんだん緊張してきます。30キロなんてとてつもなく果てしない距離に思えてきます。今回も昨年に続いて長嶋元監督がスターターです。妻M,弟T,長女Mらに見送られて12時丁度にスタート。と言っても長嶋さんがいるスタート地点に辿り着くまでに5分近く掛かってしまいました。

 さて最初は混雑の為ゆっくりペースで東青梅,青梅駅を通過していく。練習の時はやたらと苦しく感じられる宮ノ平駅手前の上り坂も,淡々と過ぎて行く。坂になると前方を走るランナーがよく見えるので,なかなか壮観な眺めだ。一旦下って日向和田を過ぎると,太鼓の応援がやたらと迫力がある。雨の方は止む気配も無く,靴がビショヌレになってくる。二俣尾を過ぎて急な下りになるあたりから,折り返してくるランナーのために左側通行になるので,再度渋滞になる。ほぼ10キロ地点の沢井で,先頭のランナーとすれ違う。先頭は実井選手だったが,2位グループにかなり差をつけている。今回マラソンの日本記録を持っている高岡選手が出る事になっていたのだが,急遽出場を取りやめた模様だ。まあトップ争いには全く関係の無い私の10キロ通過タイムは1時間4分。ちょっと遅いなあ。

 去年は20キロ近くで右足のヒザが痛くなってほとんど走れなくなってしまったんですが,今回もそれが心配だったんですよね。今のところ痛くはないし,足にマメもできていないし,何とか最後まで持ってくれればいいのですが,先の何と長い事。折り返し近くの長い上り坂が苦しかったんですが,道路の真ん中に立つコーンにパンチを入れて折り返し。この頃から雨はドンドン強くなってきて,服はもうビショヌレ。御岳のあたりで沿道の人からお煎餅と氷砂糖を貰う。雨が降って寒い中,応援と差し入れありがとうございます。気温がかなり下がってきているのか,走っていてもかなり寒く感じられる。20キロ通過は2時間5分。去年は2時間切っていたんですが,ちょっと遅過ぎ。でも残り10キロを1時間25分で走ればいい訳で,少しは気が楽だ。


ゴールまで300m付近を走る私。中央少し右側を走っています。

 さて後半最大の難所である,軍畑から二俣尾へかけての上り坂になると,苦しくって歩き始めてしまう。まあ上り坂では無理をせず,体力を温存しよう。でも再び走り始める時は苦しいですね。だんだんと両足のヒザが痛くなってくる。周りのランナーも私と同じ様に,歩いたり,歩道で屈伸運動したりしている。みんな苦しいんだろうなあ。セントポーリア教会の前では,ウェディング.ドレス姿の3人の女性が応援してくれる。寒いのにご苦労様。雨が降っているためヤッケを着たり,ビニール袋をかぶったりしているランナーが目に付きます。走り難い気もしますが,寒さ対策では有効なんでしょうか。日向和田を過ぎて最後の上り坂も歩いて通過する。枝垂れ梅で有名な明白院の梅は2分咲きと言ったところでした。

 最後の5キロは特に苦しかったですね。寒いし,足は痛いし,ペースは下がる一方だし。でも規定時間以内の完走は間違い無いのが,唯一の心の糧。市役所前に出るとゴール間近の信号が見えてうれしかった。最後の300メートル付近で妻M等の出迎えを受けて,最後はちゃんと走ってゴールイン。時計を確認する余裕すらなかったのですが,3時間18分程度だったでしょうか。走り終えたら急に寒さの為,体が震えてきました。妻Mが持ってきたウインドブレーカーも満足に着られず,急いで帰宅。あったかいお風呂に飛び込んでしまいました。ゴール地点から自宅まで歩いて5分と言う地理的優位性に感謝。さてお風呂で外側が温まったら,今度は内側からとばかり,弟Tと祝杯をあげる。いやー,それにしても完走できて良かったあ。来年はどうしようかなあ。まあ今は来年の事を考えるのは止めましょう。沿道で応援してくれた方々,大会を支えてくれた皆様,どうもありがとうございました。