3月19日(水),20日(木) くもり時々雪 新宿(23:55〜05:42)茅野(06:05〜06:50)ピラタスロープウェイ(09:04〜09:12)山頂駅(10:00〜11:04)北横岳(11:18〜14:10)縞枯山(14:30〜14:50)茶臼山(15:05〜15:40)麦草ヒュッテ
初めての本格的な雪山だ。今月から新しい車両になった23時55分に乗って新宿を出る。眠れないうちに茅野に着いてしまう。天気はガスがかかっていてあまり良くはなかったが,バスの中からは蓼科山を初めとする北八ヶ岳の山々がうっすらと見えていた。ロープウェイで山頂駅まであがると,雪が降り出してきた。ここから北横岳を往復したのだが,山頂付近はさすがに風が強く,いかにも冬山にやってきたんだなと感じる。積雪は1m程であったが,トレースがはっきりしている為ルートの問題は無し。高校1年の時バテまくった縞枯山を案外楽に登りきる。深い樹林帯と枯木の乱立する尾根を雪が覆っている景色は,とても気持ちのいいものだ。思っていたより早く着いた麦草ヒュッテには,僕らの他には一人の登山者しかいなかった。
3月21日(金) 晴れ後曇り 麦草ヒュッテ(08:50〜10:11)丸山(10:34〜10:47)高見石(12:29〜13:43)中山(13:54〜14:42)黒百合ヒュッテ
低気圧が意外と速く通過したせいか,あさは快晴。これからのコースに期待が高まる。昨夜降った雪が20cmほど積もっていたので,トレースは消えてしまっている。小屋をでてから30分もしないうちにガスに包まれてしまう。冬山と言ってもそこは北八ヶ岳,のんびりと高見石を過ぎ,中山に到着。前方に見える天狗岳は森林限界を超えている為,真っ白で風が強そうで,今までとはちょっと違うゾ,と言った感じだ。小屋は連休の為に少々混んでいたが,快適そのもの。
3月22日(土) 曇り後晴れ 黒百合ヒュッテ(07:55〜08:45)東天狗(08:55〜09:35)黒百合ヒュッテ(11:25〜12:36)渋ノ湯(14:48〜16:15)茅野
ガスと強風の中を天狗岳に向かう。雪が良くしまっていてアイゼンが気持ちいい。先行者のアイゼンの後を追う様に登って行く。森林限界を超えると,「きた,きた。」と言った感じで,物凄い風が吹き付けてくる。立っているのがやっとの時もあり,雪の粒が顔に当たって痛い。思ったより速く着いたのだが,頂上ではのんびりとしていられる状態では無く,逃げる様に下山。下りでミスコースをしてしまい,ルートファインディングの甘さを痛感する。渋ノ湯からのバスの時間まで相当あったので,ここからはのんびりと下山。皮肉な事に降りたとたんに晴れだしてきて,バスの中からは雲一つ無い青い空をバックに,真っ白な八ヶ岳や南アルプスが見渡せた。山なんてこんなもん。
同行者(江上,飯塚)