![]() 浅間山をバックに四阿山へ登る |
1976.02.24(火),25(水) 晴れ 上野(22:55〜00:40)高崎(06:04〜08:06)万座鹿沢口(08:11〜08:36)鹿沢温泉口(08:50〜09:15)古永井(09:35〜12:40)標高1740m地点(13:15〜15:00)的岩山分岐点 昭和51年度の春合宿は鹿沢における本格的なスキーツアーだ。長く忙しい準備期間も終わり,やっと合宿にこぎつけた,と言った感じ。同じくサブリーダーの丸井君が,健康診断で引っ掛かり不参加となってしまったので,サブリーは僕一人。その為ザックが重い。雪は先日の下見で来た時よりも少なく,順調に進む。冬とは思えない様な穏やかな日で,真っ白な浅間山がきれいだ。シールが濡れて雪がくっついてしょうがないので,この前サイトした地点で乾かす。この日はジャンクションピークまで進む。 1976.02.26(木) 晴れ 的岩山分岐点(06:20〜10:45)四阿山(11:15〜15:30)滝ノ入沢右岸尾根1650m地点 相変わらず例の樹林帯は時間が掛かった。雪は少なく50cm程度だったので,この前よりは楽だった。樹林帯を過ぎ尾根の右側を巻く急斜面で,小野君が10m程滑落する。途中に残された彼のストックを拾いに行って,僕もついでに滑落。一瞬焦ったが大事には至らず。四阿山の頂上で,根子岳から登って来た2班(リーダー:佐々木)のパーティーと出会う。僕のトップでいよいよ滑降。ストック制動による斜滑降,キックターン,ストックを軸にした回転の連続。広々とした尾根を気持ち良く滑って行く。滑降に関しては八木下君が苦戦。 |
1976.02.27(金) 晴れ 滝ノ入沢右岸尾根1650m地点(06:20〜08:40)四阿高原口(08:40〜09:15)鳥居峠(09:35〜11:20)大塚山(12:20〜15:10)角間峠 最初尾根の右側に寄り過ぎてルートミス。尾根の左側は伐採されていて滑りやすいのだが,右側はブッシュが酷い。国道は雪が無かったので,スキーを背負って鳥居峠へ。峠からはダラダラの登りが続き,大塚山を越える。振りかえると後ろには根子岳,四阿山が意外と遠くに望まれる。全く冬とは思えない様な好天で,暑いくらいだ。おまけに雪もビシャビシャ。大ヤリの登りで家泉君がバテる。角間の肩へは登らず,右側の樹林の中を水平に巻いて角間峠でサイト。 1976.02.28(土) 晴れ 角間峠(06:00〜06:50)湯ノ丸山(07:15〜08:15)角間峠(10:35〜12:15)鹿沢山荘 まずサブザックで湯ノ丸山へ登る。最初の急登は少々スキーではきつい。山頂からの下りは右側斜面のクラストした山腹を滑る。ちょっと緊張する場所だ。やはりスキーツアーは重いザックよりはサブザック程度の方が断然快適だ。峠に戻ってきて,山荘での集結時間までかなりあったので,着替えをしたり,スキーの練習をしたりして暇をつぶす。ここからは冬合宿で嫌と言うほど滑った沢沿いのルートを滑る。山荘に着くと,皆雪焼けで真っ黒だ。この晩は橋本君のファイヤーマスターにてキャンドルサービス,そして例によってコンパ。 |
![]() 四阿山の斜面を滑る |
1976.02.29(日) 雨 鹿沢山荘にて現地解散
何と雨である。この時期まず雨は降らないだろうと思って,雨具を個人装備からはずしたのだったが,最終日で良かった。母屋内で解散式を行い,その後2,3年会を開いて帰宅。
同行者(郷田,小野,家泉,八木下)