2003.05 大菩薩峠

5月 5日(月) 晴れ  青梅(05:30〜07:30)上日川峠(07:40〜09:25)大菩薩嶺(09:35〜10:10)大菩薩峠(10:30〜11:05)石丸峠(11:15〜12:30)上日川峠

 大菩薩に私が初めて登ったのは,高校1年生の秋でした。授業が終わってから学校を出て,裂石から夜道を上日川峠まで登り宿泊。翌日大菩薩嶺,大菩薩峠から丹波へ下りました。その後何度か行きましたが,近くていい山です。深く暗い原生林と明るく伸びやかなササ原のコントラストが印象的です。今回は初めて妻Mと二人での登山です。妻Mはほとんど山なんぞ登った事の無い全くの初心者です。大菩薩は2000mを越える標高を持っていますが,かなり上の方まで車で入れるので,丁度いいコースでしょうか。


大菩薩嶺から大菩薩峠へ向かう妻M

 裂石から林道に入り,標高1600m近くの上日川峠の駐車場に車を入れる。カラマツ林の中を福ちゃん荘を経て唐松尾根の登りにかかる。妻Mに先頭を歩かせたのですが,ちょっと歩くペースが速い。その分息が切れて何度も立ち止まってしまう。荷物を持ってあげて,私が先頭になりゆっくりと登る。妻Mにとって今日は初めての山行なので,何としてもちゃんと歩いて頂かないと,次回が無さそうなのでガマンガマン。登りはドンドン急になり稜線上の雷岩に到着。最初にここに来た高校1年の時,ここから見えた八ヶ岳が印象的でした。今日は天気はいいものの,遠くがかすんでいて,周りの山は全く見えなくて残念。

 標高2,057mの大菩薩嶺を往復後,大菩薩峠に向かう。明るい草原の広がる気持ちのいい道だ。でも小さい虫が顔の周りを飛び回って鬱陶しい。東側からガスが上がってきて曇ってくる。途中道の脇に雪が残っていた。介山荘の建つ大菩薩峠で昼食。お湯を沸かしてカップラーメンとビスケット,ゆで卵が献立。ここから福ちゃん荘を経て上日川峠に戻る事もできるが,ちょっと足を伸ばして石丸峠に向かう。原生林に覆われた熊沢山を一旦登り,ササ原を下ると石丸峠だ。南に小金沢へと続く尾根が伸びている。高校時代に歩いた事があるけど,長い尾根道だ。

 さてここから上日川峠に向かって下っていく。途中林道を横切りドンドン下る。こんなに下っちゃっていいのか不安になりましたが,無事に到着。歩き始めてから5時間を越えてしまい,妻Mはかなりバテ気味。林道を下り,裂石からちょっと塩山寄りにある「大菩薩の湯」で汗を流す。ちょっとぬるめの気持ちのいいお風呂でした。お風呂とくればビールが付き物で,帰りの運転は妻Mに任せて,と思ったのですが,初めての山行の印象を少しでも良くしようと,ここはジュースで我慢。連休最終日で道が混むかとも思ったのですが,それ程でもなく4時頃には帰宅。初めての登山,ご苦労様でした。

同行者:妻M