【今週の1枚】 2005.12.25 |
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朝焼け |
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羽田の朝焼けです、この日のVisibilityは40km、後ろの煙は対岸の市原市の石油コンビナート工場です。朝焼けと夕焼け、太陽の見え方が違いますね、夕陽は空気が汚れているせいでしょうか、太陽を直視できますが、朝日は輝いていて直視できません。
早いもので今年もあと1週間、今年の更新はこれが最後です、1年間ご覧いただいてありがとうございました。皆様良いお年を。 |
【今週の1枚】 2005.12.18 |
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早朝の羽田 |
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羽田の朝は早い、6時半には一番機が飛び立っていきます。この季節、日の出は6時半過ぎ、7時を過ぎると各地への出発便のラッシュが始まります。でもこの時間帯は着陸機がないので、着陸機に待たされる事もなく次から次へと飛び立っていきます。羽田の冬の季節風は北東から吹くので、この季節はRW34を使うことが多いのですが、この写真を撮った日はほとんど無風だったので、16L/Rを使用していました。スポットからはJALは16Rが、ANAは16Lが近いのですが、どうやらL/RはJAL、ANAではなく離陸後のルートによって振り分けているようです。離陸後右旋回をする西、南方面は16R、離陸後左旋回をする北方面は16Lを使うようです。
この日、富士山が綺麗に見えていたので、富士山をバックに16Rを離陸する機体を撮ろうと思ったら、第1ターミナルの展望デッキがオープンする8時前にはもう離陸は34Rに変わっていました。 |
【今週の1枚】 2005.12.11 |
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高層ビル |
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この写真ではそれほど感じませんが、ここ数年で都心の高層ビルは本当に多くなりましたね。私の世代だと36階建ての霞ヶ関ビルが高層ビルの第1号として完成、その後新宿副都心の三井ビル、住友三角ビル、京王プラザホテルなどが50階建て位で出来たのを憶えています。それが今や、一般の人が住む高層マンションでも50階建てくらいだと聞き、時代の移り変わりを感じます。
今世間を騒がせている、マンション・ホテルの耐震強度偽造問題、酷い話ですよね。黒幕は誰か知りませんが、バレなければ良い、金さえ儲かれば良いと言う考えが蔓延してはいけない。雪印、三菱自動車、いろいろ企業の不祥事が有りましたが、今回の事件は一企業だけでは有りませんが、最悪ですね。
又このところの株ブームをみると、忘れっぽい日本人はバブル崩壊のショックすら忘れたのかと思います、でも考えてみると今ネットでガンガン取引している若い連中はバブルそのものを経験していない世代なんですね、、、、
この写真は都心の高層ビルをバックにRW16Lへ着陸するJALのB777、この日視程は良いのですが、朝早い為風がないのと、冬にしては気温が高かったため、いまいちクッキリしていませんね。 |
【今週の1枚】 2005.12.04 |
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ヴェイパー |
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12月に入り関東地方では乾燥した天気が続いております。寒気と乾燥はインフルエンザ ウィルスの最も好むところだそうです。この冬は新型インフルエンザの流行も懸念されておりますので、お気をつけ下さい。
この写真はちょっと季節外れですが、湿気の多い時に起きるヴェーパー、成田を離陸したJALのB777です。 |
【今週の1枚】 2005.11.27 |
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朝もや |
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日の出が遅くなってきたので、朝日を浴びならが着陸する飛行機を撮るつもりで成田に行ってきました。東関道の佐倉IC付近から霧が出ていました。こりゃぁまずいなと思いましたがそのまま成田に到着、朝日が出ても霧は晴れません、風がほとんどないためでしょうか。ぽつぽつと着陸機が降りて来だした頃、霧は朝もやに変わりました。風がなくても底冷えがして、早々に引き上げました、、、、 |
【今週の1枚】 2005.11.20 |
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伊丹空港 その5 |
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伊丹空港32Lを離陸したJAL B777、ちょうどその時上空は黒い雨雲が覆っていたが、前方の山の上は雲が切れて明るくなった。下の山と雲の間がちょうどスクリーンに様になりB777を映し出した。 |
【今週の1枚】 2005.11.13 |
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伊丹空港 その4 |
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伊丹空港の展望デッキは4階に有ります。4階全体が大型家具店になっており、そのテラスが全て展望デッキとなっています。昔の送迎デッキだったであろう、ボーディングブリッジの出ているデッキには入れませんが、展望デッキには羽田と違って金網が無いため、撮影環境は雲泥の差です。午前中が順光でRWは全て見渡せます。又展望デッキにはベンチや、しゃれたカフェなどもあり、展望デッキは家具店の閉店後の22時までオープンしているので格好のデートスポットになっているようです。 |
【今週の1枚】 2005.11.5 |
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伊丹空港 その3 |
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伊丹空港で撮られた写真は多くの方のホームページで見ることが出来ます。そして綺麗な夕陽の写真が多いように思います。羽田と違い、大阪と言う大都会の傍にある割には空気が良いのでしょうか?
この日は午前中は曇り、午後は小雨がぱらつく生憎の天気でしたが、夕方西の空の雲が切れて夕陽が顔を出しました。丁度その時離陸のためにRW32Lに入ったJALのMD-90に夕陽が当たり白い機体を染めました。 |
【今週の1枚】 2005.10.30 |
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伊丹空港 その2 |
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伊丹空港のRW32の先には六甲山系だと思いますが、山並みが迫っています。このため伊丹空港はRW32をメインに使い、RW14はよほど強風にならない限り使わないそうです。RW32を離陸した出発機は通常は大きく左旋回して空港の西側を通過して高度を上げていきます。
この写真はRW32Lを離陸したANAのジャンボです。望遠効果で向こうの山の中腹の住宅が迫って見えます。逆にあの住宅から望遠レンズで狙えばいい写真が撮れるだろうと、住んでいる人を羨ましく思いますが、まぁ大半の住民は騒音で迷惑をしているのでしょうね。 |
【今週の1枚】 2005.10.24 |
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伊丹空港 |
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大阪空港(伊丹空港)は下地島空港と並んで飛行機写真マニアの聖地と言えるでしょう。住宅や工場が密集している中にあり、トラフィックも多く、羽田などと比べて撮影条件も良いため、多くの飛行機写真マニアが訪れています。特にRW32Lエンドの千里側の土手は、着陸機が頭上をかすめるように飛んでいくので有名です。この伊丹空港には騒音問題だと思いますが、来年3月一杯で3発機以上の乗り入れが出来なくなるそうで、必然的に伊丹でジャンボが見られるのはあと数ヶ月となりました。
ジャンボがいる内に伊丹へ行ってみたいと思い、この週末に遠征してきました。しかし天気の方はイマイチで小雨がぱらついたり、日が差したりと安定せず、イメージしていた千里側土手での青空バックのジャンボの写真は次回の課題となりました。
この写真は32Lへ着陸するジャンボです。この写真の下に見えるのが千里側の土手です。この日は日曜日で多くの人が飛行機見物しているのが見えます。 |
【今週の1枚】 2005.10.15 |
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排気ガス |
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昔のDC-8やボーイング707の写真や映像を見ていると結構排気ガスが目立っていますが、エンジンがターボファンになり、バイパス比が大きくなった現代のエンジンは騒音と共に排気ガスもほとんど目立たなくなりました。でもこの写真のヴァリグ・ブラジル航空のMD-11は排気ガスが目立っていますね、他のMD-11はこれほどでもないので、エンジンそのものの問題ではないと思います。整備の問題か、あるいは粗悪な燃料のせいなのでしょうか? |
【今週の1枚】 2005.10.08 |
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夕暮れ |
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「秋の日はつるべ落とし」なんて言われていますが、10月に入り夕方暗くなるのが急に早くなってきました。日本は四季がはっきりしていて、四季折々の楽しみがありますが、これからの晩秋、初冬って言うのが一番好きですね。夕方薄暗くなり始めた頃、赤い提灯がぶら下がっているのれんをくぐり、まだ閑散としている飲み屋で、卓上の七輪で肴を炙って熱燗をチビチビ、、、日本人である幸せを感じるひと時ですね。
この写真は夏ですが羽田空港の夕暮れです、EF28mm F2.8 は値段が安いため、シンプルな構造ですが、写りとその軽さには満足しています。 |
【今週の1枚】 2005.10.01 |
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旋回 |
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飛行機は見る角度によって様々なフォルムを見せてくれます。この写真は左旋回をしているMD-87です、この角度から見ると主翼がかなり後ろに付いているのがよくわかりますね。飛行機は普通は主翼の前から1/3位の所に重心がありますから、この機体の場合、やはりエンジンの重量で重心が後ろにあるのでしょうねぇ。JALの小型機はそのうち全てB737に置き換わるようですから、この旧ダグラス製の機体見れるのは今のうちですね。
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【今週の1枚】 2005.9.24 |
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成田山 新勝寺 |
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今の特に若い人が「成田」と聞いて最初に頭に思い浮かべるのは恐らく「成田空港」でしょう。しかし、お年寄りや成田空港が出来る前は「成田」と聞けば「成田山 新勝寺」を思い浮かべるでしょう。 成田山新勝寺は天慶3年(940年)に寛朝大僧正によって開山された不動明王をご本尊とするお寺で、全国にある成田山の総本山です。昔から人々は「成田詣で」にやって来ており、京成電鉄もその名の通り、成田山参詣のために作られた鉄道です。現在も初詣や節分の豆まきなど多くの人出があることで有名ですね。
この写真は夕方RW16RにアプローチするANAのB767です。真ん中に写っているのが成田山新勝寺の「平和大塔」です。夕焼けがもっと綺麗な日なら良かったのですが、、、、、
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【今週の1枚】 2005.9.19 |
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しなり |
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飛んでいる飛行機を同じ高さの真横から撮影できる機会はあまりありませんね。そういう意味で成田のマロウドホテルの屋上での撮影会は貴重な機会でした。この写真はRW16へ着陸直前のスイス航空のA340です。真横から見ると主翼のしなりがよくわかりますね、燃料が空に近い軽い状態でも向こう側の翼端が見える程です。主翼は釣竿などと同じで、このしなりがあるからこそ強度が保たれている事は理屈の上では理解できますが、よく言われるように気流の乱れで、窓から見た主翼が大きく上下しているのを見るのはあまり気持ちのいいものではないですね。
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【今週の1枚】 2005.9.11 |
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Luke H. Ozawaさん |
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情景派の航空写真家の第一人者 Luke H.Ozawaさんが2冊目の写真集「JETLINER II」を出しました。Lukeさんの最初の写真集は、私が四半世紀ぶりに航空写真を再開するきっかけなった写真集です。たまたま成田のマロウドホテルでLukeさんの航空写真セミナーと撮影会が行われたので参加してきました。セミナーと言っても、Lukeさんが新しい写真集からの写真を中心に約50点の写真を映写して、それに解説を加えると言う形ですが、Lukeさんのような写真を目指している私にとって非常に参考になりました。
撮影会はマロウドホテルの屋上を開放して行われました。マロウドホテルはRW16エンドの「さくらの山」の反対側にあるホテルで、その屋上から撮影できるチャンスは滅多にありません。空の状況はイマイチでしたが、普段と違ったアングルの写真が撮れて満足でした。この写真は早朝に到着するヨーロッパ便の一つヴァージン・アトランティック航空のA340です。12時間近くの長旅の最終章、お疲れ様と声を掛けたくなります。
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【今週の1枚】 2005.9.3 |
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夕立 |
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積乱雲(入道雲)が出るとその下では夕立です。結構激しく降っていても30分もすると雨脚が弱くなったり、上がったりしますから無理に外に出ず、雨宿りするのがいいでしょう。この日の東京は昼間は良い天気でしたが、夕方から各地で雷雨となりました。羽田からは都心方面の落雷も見えました。羽田空港の夕立はそれほど激しくはなく、飛行機の運航には全く影響はありませんでした。
この写真は夕立が降って来始めた羽田、写っているのはJALの夏のファミリー顧客向けのキャンペーン塗装機、「ムシキング」です。小さい子供がいないので全く知りませんでしたが、この漫画が今流行っているそうですね。
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【今週の1枚】 2005.8.28 |
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積乱雲 |
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積乱雲(入道雲)は真夏の風物詩のひとつですね、でも遠くから眺める分にはいいのですが、飛行機の運航には要注意です。JAL機長の田口美貴夫氏の著書「機長の一万日」の中にこの入道雲を「空の立ち入り禁止区域」として、その恐ろしさが克明に著しています。少し引用しますと、
積乱雲、すなわち入道雲は、遠くから見れば美しく、それなりに愛嬌があるといえなくもないが、私たちパイロットは、決してそのそばには近寄らない。うっかり中に飛び込んだりしようものなら、強烈な上昇気流と下降気流にもみくちゃにされたうえ、雷に打たれて二度と出てこられなくなってしまうかもしれないのだ。もちろん自分で中に入って見てきたわけではない。「危ないから絶対に近寄るな」と教官や先輩たちから何度もしつこく言われ、頭の中に叩き込まれているから、用心しているのです。
しかしこの田口機長、その昔DC-8で夜のジャカルタ空港を離陸直後、機体の右半分を積乱雲の中に突っ込み大変怖い思いをした事も書かれています。地上にいても積乱雲の下では、雷が怖いですね、私もゴルフ場で怖い目に遭っています。
この写真は積乱雲をバックに成田の16Rにアプローチするデルタ航空のB777です。
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【今週の1枚】 2005.8.20 |
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食べちゃうぞ |
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今年の夏は梅雨明け後も晴れてはいるものの、湿気が多く白っぽい空の日が多い。夏休みも終わる頃になってようやくクリアな空に巡り会い成田へ行きました。この日はRW16へのアプローチ機のバックに積乱雲が発生、様々な雲の表情が現れて楽しませてくれました。この写真はあたかもノースのジャンボ機に噛付く犬のような感じの雲です。丁度首の部分の雲の色が変わっていて、首輪のようになっているのも面白い。でも雲の表情は刻々と変わり次の着陸機の時にはもうこのような雲はありませんでした。
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【今週の1枚】 2005.8.13 |
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夏空 |
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梅雨明以来、暑さは続いていますが、湿気が多くもやもやした空の日が多いこの頃です。暑くても湿度が低くスカッとした青空なら気持ちがいいのにと思います。昨日は日航機が御巣鷹山へ墜落してから20年目の日でした、ところが丁度その日、福岡空港を離陸したJALウェイズのDC-10がエンジン故障を起こし、危うく大惨事となるところでした。今年に入ってから続いているJALのトラブルは収まる気配が見えません。今のところ飛行機に乗る予定はないのですが、JAL系列は当分怖いですね。
この写真を撮ったのは夏ではありませんが、下地島は5月下旬でも夏のような空でした。
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【今週の1枚】 2005.8.8 |
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立秋 |
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昨日の8月7日は立秋でした、暦の上ではもう秋、でも暑さは今が本番、毎日うだるような暑さです。北半球で太陽の照射が一番強いのは6月21日前後の夏至の日、本来はここが一番暑くなってもいいのでしょうが、日本では夏至の頃は梅雨で雲が多いためでしょうか、それとも海や地面が暖まるのに時間がかかるのか、この立秋前後が一番暑いようです。しかしもう確実に日は短くなっていますね、あと一月とちょっとで秋分の日、本当に1年なんてあっという間ですね。
この写真、離陸のために滑走路へ入る直前のB6を真横から撮ったものです。別にどうって事はない、平凡な写真ですが、飛行場の広さが伝わってくるようで、なぜか好きな1枚です。写真を撮っていると、他人から見たらつまらない写真でも、なぜか妙に気に入った写真が時々あるのが不思議ですね。
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【今週の1枚】 2005.7.30 |
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黄昏 |
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下地島空港は現在は定期便の運行はなく、操縦訓練の専用飛行場です。又下地島や伊良部島は人も車も少なく実にのんびりした所です。特に空港は島のはずれにありますから、訓練が終わるとあたりは静まりかえっています。訓練を終えてエプロンで横たわるように翼を休めるB747,その静寂を破るのは時々風に吹かれて廻るエンジンのファンのカラカラという音だけです。
この地方は日本で最も西にあたる地方ですから、5月の末ともなるとこの写真を撮った19時40分になってもまだ西の空に光が残っています。
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【今週の1枚】 2005.7.24 |
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青い珊瑚礁 その3 |
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下地島空港の東側、ちょうど空港と下地島の間の海には写真のような大きな岩が数多く見られて特異な風景が展開されています。この岩は1771年にこの地方を襲った大津波で運ばれてきたそうです。又、空港の西側の外海に面した小高い丘の上には「帯岩」と呼ばれる巨大な岩が鎮座しております。この巨大な岩も津波で打ち上げられたそうです。「帯岩」にはその後祠が祀られ信仰の対象になっています。
この海の風景を2枚ほどアップしました。こちらをクリックしてご覧下さい。
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【今週の1枚】 2005.7.16 |
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青い珊瑚礁 その2 |
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下地島の珊瑚礁の海の色は非常に濃い?ために、着陸する飛行機の下面にそれが反射して機体の色が青くなります。生憎この日は晴れてはいましたが、日差しはそれほど強くなく、海面からの反射もそれほど強烈ではありませんでした。それでもこのジャンボの色が青くなっているのはわかると思います。 |
【今週の1枚】 2005.7.9 |
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青い珊瑚礁 |
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松田聖子と聞いて最初に「あぁ~、私の恋は、南の、風に乗って走ぃるの~」という「青い珊瑚礁」が頭に浮ぶ人はかなりの年代の人ですね。デビューから四半世紀、好き嫌い、良し悪しは別としてサラリーマン世界より何倍も厳しい芸能界で、ずっと第一線にいるのは立派なものです。
はじめて下地島の海の色をこの目で見た時は感動しました。この青い色は珊瑚礁の海だからと聞いています。海のことは詳しくないのですが、下地島の周りも場所によってずいぶんと海の色が違います、又当然太陽光の当たり具合で色は変わりますし、これは現地で聞きましたが、潮の満ち干で水深が変わりそれによっても色が変わるそうです。
この写真は青い珊瑚礁の海のむこうの、ダウンウィンド・レグを飛行するB747です。この後右旋回してベース・レグへ入り再度右旋回をしてファイナルアプローチ、そしてタッチ・アンド・ゴー。このトラフィックパターンでの訓練飛行が続きます。 |
【今週の1枚】 2005.7.2 |
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梅雨 |
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梅雨の真っ只中です。新潟や北陸は豪雨、九州や四国では水不足と自然は人間の都合ばかりを考えてくれませんね。雨降りは写真撮影だけでなく嫌がる人が多いようですが、稲作が中心の日本の農業や森林資源のためには大変重要なものです。この梅雨時の雨と夏の日差しのおかげで実りの秋があるのです。又緑豊かな森林とその保水力も重要です。砂漠や乾燥地帯のことを考えると、雨は自然の最大の恵みですね。私は去年から小さく折りたためるレインコートを着たり、会社にスペアの革靴を置いて、強い雨の日はゴム長で通勤するなどの雨対策をしています。いろいろ工夫をして雨降りでも快適に過ごしたいものです。
この写真は梅雨時ではありませんが、今にも降り出しそうな成田空港を離陸してヴェーパーを引きながら雲の中に消える直前のジャンボです。 |
【今週の1枚】 2005.6.25 |
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頭上の脅威 |
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「頭上の脅威」という映画を昔見たような気がします。中身は憶えていませんが、なぜかそのタイトルだけは憶えています。下地島空港のRW17エンドを着陸するジャンボが通過する時、まさに頭上の脅威という感じです。737や767と違ってジャンボの場合、機体が滑走路に着陸してエンジン音が静まった頃、機体が通過した空間からバリバリという音が聞こえます。恐らくジャンボの通過で気流が乱れ、激しくぶつかり合った空気が出している音だと思います。
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【今週の1枚】 2005.6.18 |
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広角レンズ |
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飛んでいる飛行機の写真を撮る場合、普通は望遠レンズが必要となります。標準レンズや広角レンズでは飛行機は豆粒のように小さくなるからです。しかし条件によって飛行機に近づける場合は例外です。特にジャンボのような大きな飛行機を身近で撮る場合は逆に広角レンズが必要になります。私はこの画角の広い広角レンズが好きなんです。この写真は下地島空港のRW17へ着陸するジャンボをズームレンズの24mm域で撮ったものです。空の大きさ、飛行場の広さが表現され、左下の人物からジャンボの巨大さがわかる、そんな1枚です。
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【今週の1枚】 2005.6.11 |
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RW エンド |
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飛行機の写真を撮る場合、滑走路の終端(RW エンド と呼ぶ)からはダイナミックな写真が取れるので、そこへ行ける飛行場は飛行機写真マニアにとって”良い”飛行場です。これまでいろいろな飛行場のRWエンドへ行って来ましたが、下地島空港のRW17エンドは滑走路に近く、フェンスも低いので非常に撮影のしやすい環境です。5月31日、ジャンボが離陸のためこのRWエンドに来ました。4発のPW
JT9Dがテイクオフ パワーになった直後、ジェットエンジンが巻き起こしたもの凄い風が砂埃と共に吹きつけて来ました。そばの自転車が倒れ一瞬身の危険を感じるほどでした。それまでのB767やB737では全く風は感じなかったのに、さすがジャンボです。
この写真に写っているのはデジカメ特有のCCDのゴミではなく、ジャンボのエンジンが巻き上げた砂埃や芝生のカスです。
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【今週の1枚】 2005.6.4 |
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聖地・下地島 |
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飛行機の写真を趣味とする人にとって下地島は聖地のひとつです。沖縄本島からさらに南に約300Kmの東シナ海に浮かぶ下地島には日本で唯一の乗員訓練の飛行場があります。私がヒコーキ写真を再開するきっかけとなった Luke
H Ozawa氏の写真集の表紙が珊瑚礁の海に囲まれエメラルドグリーンの美しい海からRW17へアプローチをする訓練機の写真でした。そしていつかはこのような写真を撮影するのが夢でした。
5月下旬にJALのB747の訓練スケジュールが入っていると知り、下地島行きを決意しました。しかし沖縄は入梅、台風も気になっていました。5月29日の宮古島直行便で昼頃着いた下地島は曇り、でも撮影に向かう頃には晴れてきて、エメラルドグリーンの海が広がっていました。しかし北風のためRW35を使用、海からのアプローチは撮れません。おまけにジャンボは尾翼のトラブルで訓練中止、ちょっとがっかりした初日でした。翌30日も天気は快晴でしたが、風は依然強い北風、午後からジャンボは飛びましたが、RWが逆なのでイマイチ納得がいきません。そして最終日の31日、この日も晴れ、宿舎の周りは風は吹いていない、祈るような気持ちでRW17エンドへ、そこにある吹流しは待望の南からの風、よし!これでRW17へのアプローチが撮れると思いました。
待つ事1時間半、ようやくANAのB6が訓練開始、ようやく念願の写真が撮れました。しかしジャンボが飛んだ午後からは薄曇になり、飛行場を後にする頃には完全な曇り空となりました。海の色や空の色が100%ではありませんでしたが、本当にラッキーな下地島遠征でした。
まずは、定番のRW17へアプローチするANAのB767の写真です。
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【今週の1枚】 2005.5.28 |
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台湾新幹線 |
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再び台湾での写真です。台湾の国内線にはFAT(遠東航空)、TNA(復興航空)、UIA(立栄航空)、MDA(華信航空)の4つのエアラインが就航しています。台湾の最大の幹線である台北-高雄間は時刻表では所要時間50分、この4つのエアラインが1日44便運行しております。東京-大阪間並みのトラフックですね。この台北ー高雄間は列車だと特急でも4時間半かかるため、航空機の利用者が多くラッシュ時にはキャンセル待ちの長い列が出来るそうです。しかし、ご存知のように2005年10月に日本の新幹線技術を導入した台湾新幹線が開業すると台北ー高雄間は90分で結ばれる事になります。しかも新幹線の運賃は予定では航空機の6割程度とか、当然航空機も値下げをするでしょうが、日本の東京ー大阪間と同様な新幹線と飛行機の乗客の奪い合いが起きるtでしょうねぇ。
この写真は遠東航空公司のMD82を流し撮りにしてみました。台湾は遠東航空だけでなくこのような宣伝を兼ねた塗装の機体が結構あるみたいです。
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【今週の1枚】 2005.5.22 |
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つつじ |
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季節の草花と飛行機を絡める写真は多くの人が撮っていますが、結構難しいものです。まず空港の周りに綺麗な花がある場所が少ないし、たとえあったとしてもそこに丁度飛行機、特に飛んでいる飛行機を入れる構図はなかなか難しいものです。
この写真はGW中に成田空港で撮影した写真ですが、やはりつつじにはこのような曇り空ではなく五月晴れが似合いますね。
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【今週の1枚】 2005.5.14 |
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残雪 |
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松本空港で一度撮ってみたいのが、雪の北アルプスを背景にした写真でした。今年のGWに信州へ行った時、北アルプスにまだ雪が残っていると聞き、チャンスと思いました。5月4日天気は良く晴れていましたが、流石に残雪は上の方だけになっており、又初夏のような陽気で空気が霞んだようになり、思ったような景色ではありませんでした。
最初JALのMD-87のアプローチを300mmに1.4倍のテレコンで狙いましたが、どうも機体が小さ過ぎるので、離陸時は2倍のテレコンを付けて600mm相当で撮るとこにしました。しかしこれは判断ミスでした。アプローチの時と違って離陸後は急角度で上昇、雪山と機体がぎりぎりで撮れたのがこの写真でした。アプローチ時の降下角度とと離陸時の上昇角度の違いにに気が付かなかった初歩的なミスでした。
前にも書きましたが、松本空港は撮影環境は抜群です。ただし唯一そして最大の欠点は1日3便しかない事ですね。
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【今週の1枚】 2005.5.7 |
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送迎デッキ |
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その昔、空港にボーディングブリッジがなかった時代はみんな大統領や国賓のようにタラップを登って搭乗していました。そしてタラップの上で送迎デッキにいる見送りに来た人達へ手を振って別れを惜しんでいました。当時の羽田には手摺りはありましたが無粋な金網は無く真近に飛行機が見れ写真も撮れました。まさに古きよき時代でした。
この写真は連休中に行った松本空港でのひとコマです。プロペラ機のダッシュ400はボーディングブリッジを使いません、そして見送りに来た人達は送迎デッキに来て、飛行機が離陸して視界から消えるまで見送っています。あの古きよき時代がまだ残っていました。
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【今週の1枚】 2005.4.30 |
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台北101 |
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2004年、世界一高い508m、101階建ての「台北101」がオープンしました。天気が良ければここの展望台から着陸機を撮影するつもりでしたが、生憎視界の良い日がなかったため結局ここへは行きませんでした。508メートルと言えば約1500フィート、着陸機をかなり下に見下ろす形になり面白いアングルだったと思い残念でした。
この写真は台北101を背景に着陸するFATのMD82です。
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【今週の1枚】 2005.4.23 |
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圓山大飯店 |
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台北で泊まったのは圓山大飯店でした、台北を代表するホテルで、世界10大ホテルのひとつと聞いていましたので、楽しみにしていました。確かに建物はいかにも中国と言った感じで、スケールは大きいのですが、設備、サービス、食事ともイマイチでした。まぁ値段も東京の1流ホテルよりもかなり安かったので、そんなもんでしょうか。この圓山大飯店を選んだのは松山機場へ着陸コースのそばにあったからですが、考えてみたらこのホテルの反対側のホテルに泊まり、このホテルを背景にした方が良かったかもしれません。
この写真はホテルの入口にある門と着陸するUNI AIR (立榮航空)のMD-90です。圓山大飯店の全景はこちらをクリックしてください。
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【今週の1枚】 2005.4.16 |
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松山機場 |
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台北には空港が2つあり、ひとつは国際線用の中正空港ともうひとつは台湾国内線用の松山機場です。中正空港は台北市内から1時間ほどかかりますが、松山機場の方は台北市内にあります。台湾の国内線は4つの航空会社が運行しており結構トラフィックはあるのですが、小型ジェット旅客機かプロペラ機で大型機の離着陸はありません。今回泊まったホテルからはこの空港への着陸機が良く見えるのですが、この時期の台湾は日本の梅雨時のような天気で曇り空で視界も良くなく、写真的には良くありませんでした。
この写真はFAT(遠東航空)のB757の特別塗装機です。Photoshopでコントラストを上げてどうにかまともな写真になりました。
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【今週の1枚】 2005.4.8 |
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フレイター |
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JALのB747-400の貨物専用機(フレイター)です。ご覧のように塗装が通常のJAL機とは違ってジュラルミン剥き出しです。あるサイトで見たのですが、このような塗装の場合、普通の塗装に比べて150Kg軽量化出来るそうです。そもそもジャンボを普通に塗装するには1トン(1,000Kg)の塗料が必要だそうですが、これが乾燥するとその1/4の250Kg位になるんですって、だからこの塗装でも100Kg位の重量があるわけです。でもこの150Kgの軽量化で節約できる燃料は1年間で4万リットル、金額で200万だそうです。
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【今週の1枚】 2005.4.2 |
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アプローチ |
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アプローチという言葉を聞いて、すぐ頭に浮かぶ事は人によって様々だと思います。ゴルフ好きならピンに寄せるアプローチショットの事でしょうし、建築家なら道路から入口までの部分を考えるでしょうし、飛行機好きなら着陸コースに乗って滑走路までの飛行、あるいはそれを誘導する管制のことを思い浮かべるでしょう。はたまたプレーボーイ(古い言葉ですね)と言うか”女たらし”なら狙った相手にいかに近付くかを思い浮かべるでしょう。まぁこのようにその人の関心によって全く違う意味になる言葉も面白いですね。
この写真は成田空港のRW34Lへ向かってアプローチするノースのA330です、遠くの方にRW34Rに同時にアプローチしている機体が見えます。成田のA滑走路とB滑走路は離れているので、このようなパラレル・アプローチも可能です。先日新聞に、B滑走路の延長が反対派住民が土地を手放さないので難しいため、A滑走路の横にもう一本滑走路を作る案があると言う記事がありました。ただこの場合は滑走路の感覚が狭いのでパラレル・アプローチは無理みたいです。
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【今週の1枚】 2005.3.26 |
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企業合併 |
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先週ここでJALの業務改善命令のことを書いたばかりですが、今週も2件事故のニュースがありました。1件は福島空港でのしりもちで、もう1件は徳島空港での作業車の接触事故です。どちらも大した事故ではないのですが、これほど立て続けに起きるのは、JAL社内に何か問題があるのではと思いたくなります。産経新聞には、JALとJASの統合から3年経ったが未だに社内の融和が進んでいないのが一つの要因では、と書かれていました。
私も長い会社員生活の中で、買収や合併の経験があります。買収や合併は企業の効率化が目的ですから、当然ながら不要な人材の削減が伴います。今のJALの実態はわかりませんが、人員削減で従業員が浮き足立っていたとしても不思議はありませんね。
この写真は夕暮れの羽田のRW34Rを飛び立ったJALのMD81、雲の形が何とも不思議か感じです。
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【今週の1枚】 2005.3.19 |
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業務改善命令 |
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今年の1月22日、新千歳空港は雪のためRunwayの一つが閉鎖されRunway01L/19Rだけで離着陸が行われていました。その中定刻から35分送れて出発した羽田行きの1036便のB777は滑走路(Runway01)手前で着陸する全日空機を視認、その後管制から“TAXI INTO POSITION
AND HOLD”の指示を受け、Runwayに進入し、BEFORE TAKEOFF CHECKLISTを実施した。Runwayに正対した頃に、滑走路左側に着陸機と思われるストロボライトが見えたこと、及び上にRunway上の機影がないことを確認し、離陸滑走を開始、管制から“STOP IMMEDIATELY”を指示され、約60ktで離陸滑走を中止、乗員は、このとき管制から離陸許可を得ていないことに気付いた。
幸い重大な事故には至らなかったが、離陸許可を得ないで離陸を開始したことは前代未聞のことでしょう。そして、機長は運行終了後会社へこの事故を報告したが、会社は国土交通省へ報告をしませんでした。
この事故が報道された後の今月11日又も韓国の仁川空港で管制官の指示を聞き間違えると言うミスを犯しています。事態を重く見た国土交通省は17日JALに対して行政処分では最も重い「業務改善命令」を出しました。重大な事故が起きる前に安全管理を徹底して欲しいものです。
写真は新千歳空港で撮影したDC-10です。 |
【今週の1枚】 2005.3.12 |
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ブルー スカイ |
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気持ちの良い青空へ向かって飛び立つトリトン・ブルーのANA B747-400、ヴォーカル・グループ 「サーカス」の歌声が聞こえてきそうです。この機体はウイングレット(翼の端の折れ曲がっている部分)が付いているので、国際線仕様のダッシュ400ですね。羽田で見かける国内線仕様(400D)にはこのウイングレットは付いていません。
機体もそうですが、パイロットも国際線がメインの人と、国内線がメインの人がいます。(もちろんローテーションはあるのでしょうが)素人考えではやはり世界中を飛び回る国際線のパイロットの方がカッコ良く憧れの的で、腕も良いように思えますが、こと操縦技術という観点からすれば国内線専門のパイロットのほうが腕は良いそうです。と言うのは、国内線の飛行時間はせいぜい1,2時間なので1日に何回も離着陸を経験します。それに引き換え国際線は10時間を越えるフライトでも離着陸は1回だけですから、この離着陸回数の差が操縦技術の差となるのは仕方がないでしょう。でも国際線のパイロットだってちゃんと定期的に国土交通省の資格審査を受けていますので、ご心配なく。 |
【今週の1枚】 2005.3.05 |
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ハーレクィン・エア |
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飛行機に詳しくない人がこの写真を見たら、きっとどこか外国の航空会社の機体だと思うでしょう。実はこの機体は昔のJASの子会社ハーレクィン・エアーのMD-81です。ハーレクィン・エアは昔はDC-10で国際チャーター便を飛ばしておりましたが、今はJALグループの一員としてウィットリースで運行しております。
私は最初てっきりハーレークィーン(Qeen)だとばかり思っていたのですが、これは間違いで、機体を見ていただければおわかりのとおり、ハーレクィン(HARLEQUIN)です、そのハーレクィンとはイタリア古典喜劇の中の楽しく陽気な登場人物だそうで機体前方側面や尾翼にそれがシンボルキャラクターとして描かれています。この塗装もJALグループの一員となったからには、例の塗装になるのかも知れませんが、せっかくですからこの楽しい塗装を残しておいて欲しいものです。 |
【今週の1枚】 2005.2.26 |
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宝石 |
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空港には滑走路や誘導路を表示するために様々なライトがあります。夕方から夜のなると、そのライトが点灯して宝石のようにキラキラと輝いて空港を演出しています。夜の空港、夜間飛行、、、旅情をかきたてられる風景です。
この写真は黄昏の成田空港RW16Rへ着陸するニュージランド航空のB747-400です。シャッタースピード1/30で、宝石のようなライトを流し撮りにしました。 |
【今週の1枚】 2005.2.19 |
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Boeing 757 |
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JAL、ANAはB727を導入して以来、ボーイングの優良カストマーで、特にJALはB747の世界最大のユーザーです。しかしB727以降で唯一日本のエアラインで採用されなかったボーイング機がこのボーイング757です。(ボーイング 717 は実質DC-9と考えます)1970年代にボーイング社は7X7計画(後の767)として通路が二つあるワイド・ボディ機の開発していました。しかし、それよりもキャパシティの小さい機体の必要性も認識され、この通路が一列のナロー・ボディ機757が開発されました。座席数は180-240席でベストセラーの737のちょっと上です。アメリカ国内を中心に900機ほど売れましたが、737あるいは7E7(787)の影響で売れ行きが鈍り、昨年製造が打ち切られました。
前述のように日本のエアラインでは採用されなかったため、日本国内で見かける事が少ない機体ですが、ノースウエスト航空がアジア路線に投入した結果成田などで見かけるようになりました。私はずんぐりした737シリーズより、このスマートな757が好きですね。
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【今週の1枚】 2005.2.12 |
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ANA BASE |
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羽田空港の第2ターミナルへ行って来ました。12月5日以来、2度目です。ここはご存知のようにANAグループの専用ターミナルです。前回行った時はオープン直後と強風の影響でダイヤが混乱してごった返していたため、屋上に短時間居ただけでしたが、今回は話題になっているショップやレストラン街も見て歩きました。レストランは夕食時でしたから有名なところには相変わらず行列が出来ていました。まぁこのビルの家賃が高いので仕方がないでしょうが、値段は高いですね、入る気はしません。あと新しく出来た割には通路など全体が狭いような気がします。
屋上は寒い時期ですから長居をする人は少なく、例のレンズ穴も沢山あるので撮影場所には困りませんが、レンズ穴が小さいのと照明塔が邪魔であまり行く気にはなれませんね。6:30から開放しているので、次は夜明けの写真でも撮ろうかと思いますが、もうこの季節夜明けが早くなってきたので、今年の12月ごろですね。
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【今週の1枚】 2005.2.5 |
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スペシャル・パフォーマンス |
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この飛行機がボーイング747、通称ジャンボ・ジェットであることは飛行機マニアでなくても分かると思います。でもよく見てみると普通のジャンボより寸胴なのに気が付いた人もいると思います。そうです、この機体は747SPです。SPとはスペシャル・パフォーマンスの略で、747-100の胴体を縮めて性能を向上させた機体です。ボーイング747は今から約36年前の1969年2月9日に初飛行をしており、最初のモデルは747-100、その後-200、-300と発展して来ました。そして1989年に登場した-400はグラスコックピット(コンピュータ制御のデジタル計器)を採用し、航空機関士なしの2クルーで運行できるなど、形は同じですが、全く別の飛行機と言って良いくらいに進化しました。それゆえ-400以前のジャンボはクラシック・ジャンボと呼ばれています。
この747SPは747-100に比べて、「より速く、より高く、より遠くへ」飛べることを目指して開発されました。その長距離性能を買われて、南アフリカや中東の航空会社などで使われていましたが、その後登場した-300、-400はエンジン性能の向上により、SPを上回る性能が可能になったため、45機製造されただけで終わりました。現在この写真のイラン航空がテヘラン-北京-成田線で使っており、週2回成田に来ています。747SPと言えば、20数年前に私が最初に飛行機の写真を取り始めた頃に羽田でパンナムの747SPを撮影したことが懐かしく思い出されます。
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【今週の1枚】 2005.1.29 |
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レフ板 |
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この写真太陽が真上前方にあり、逆光です。画面には大きなフレアも写っていますからまぁ失敗作かもしれません。でもこの真上からの強烈な太陽光で、ジャンボの上面やエンジンポッドが輝いています。そしてその強烈な光が海面に反射してジャンボの下面を照らして、アルミ合金の質感がというか金属感?出ているような気がします。雪が積もって晴れている時にその雪がレフ板の代わりになっていますが、この写真は海面がレフ板になっているような一枚でした。
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【今週の1枚】 2005.1.22 |
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ETOPS |
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飛行機に詳しくない人でも海外旅行、特に北米やヨーロッパによく行かれる方は、それらの路線で使われている機体はかつては4発のジャンボか3発のDC-10、Tristarだったのが、最近はどんどん777などの双発機になっている事に気が付いていると思います。
双発機には昔から60分ルールというものが適用されていました。これは双発機はエンジンが1基停止した場合、残る1基のエンジンで巡航速度で60分以内に着陸出来る飛行場がないルートは飛んではいけない、と言うルールです。ですから太平洋や大西洋横断の路線には双発機は使えず、4発のジャンボや3発のDC-10、Tristarを使わざるを得なかったのです。しかし旅客機用のターボファンエンジンの性能、信頼性の飛躍的な向上の結果、1985年、FAA(アメリカ連邦航空局)は一定の条件をクリアすれば、この60分ルールを120分まで拡大することを認めました、これをETOPS (Extended Twin-engine OPerationS)と呼びます。そしてFAAは世界初のETOPSをTWA(トランスワールド航空)のボーイング767に対して認めた結果、TWAはセントルイス-フランクフルト間に双発機のB767を就航させました。その後ETOPSは180分まで認められ、地球上の95%のエリアがETOPSフライトでカバーされるようになり、太平洋路線でもUA(ユナイテッド航空)がB777を就航させました。ETOPSは機体だけではなく、それを運行するエアラインに対して承認されています。そして現在は多くのエアラインがETOPSを認められ経済性の高い双発機へシフトしています。その結果3発機は姿を消し、ジャンボも数が減っています。
写真は太平洋を横断して成田空港へ着陸するユナイテッド航空の双発機B777-200です。
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【今週の1枚】 2005.1.15 |
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夕空 |
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夕陽の色は季節や天気や大気の状態により様々な表情を見せてくれます。又その色も刻一刻と変わり、ああ良い空の色だと思う瞬間はほんのわずか、その時に飛行機が来なくて、飛行機が飛んできた時には平凡な空になることもしばしばです。
この日昼間はほとんど雲は無かったのですが、夕方西の空には雲がかかってきました、夕焼けをバックにしたシルエットを考えていましたが、結果的に雲で蓋をしたような空の雰囲気の写真になりました。若洲から300mmで撮ったので、飛行機が小さいのですが、それがかえって雲と言うか自然の大きさを表現しているようで良いのではと思っています。
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【今週の1枚】 2005.1.8 |
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若洲風力発電所 |
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江東区の若洲海浜公園にご覧のような風力発電所があります。プロペラの直径が80メートルもあり、そばに行くとうなりを上げて回転しています。この日は風速12メートル、その時点で2000KWの電力を生み出していました。風力発電はクリーンで一旦建設されればランニングコストは非常に安いので、海に囲まれて海岸線の多い日本ではこれからどんどん増やした方が良いのではないでしょうか。ただこの風力発電所、風吹いていないともちろん駄目ですが、風が強すぎても危険なため、一定の風速以上になると停止させるそうです。
この若洲海浜公園は羽田のRW16や22の着陸機はすぐそばを飛行します。しかしこの写真を撮影した時はRW34を使用していたため、この写真の飛行機はRW34からの離陸機です。若洲海浜公園は今回が初めてですが、家から一番近い撮影スポットです、これから時々訪れることにします。
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