第4弾: 八甲田山・八幡平テレマーク・スキー
1999年: 5月 2日 (日)−5日(水)
     
CL: Marco。   SL:knabe

<交通の記録: 高速料金:往復¥27000、 燃料代:往復(1600km)¥13000>

時刻(行) 5月2日(日)&3日(月 ) ------時刻(帰り) 5月4日(火)&5日(水)
04:30 天王町寮発(この遅れが命取り) -------------09:00 岳温泉でREFRESH後、出発
05:00 辰巳で工事渋滞(30分ロス)---------------- 11:00 鹿角にて昼食
06:10 東北道浦和I/C後、羽生PA -----------------13:30 八幡平・見返し駐車場着
07:00 鹿沼で事故渋滞(30分ロス) ----------------14:30 見返し駐車場着
09:30 安達太良山S/A通過---------------------- 17:00 八幡平・ライジングサンホテル(¥600の温泉:秀)出る
10:00 村田JCT通過し菅生で運転交代------------------------ 18:40 前沢S/Aで夕食&時間調整
12:20 前沢S/Aで昼食&給油-------------- -----------------20:00 前沢S/A発
13:10 前沢S/A出発---------------------------------------21:35 仙台(泉)通過
14:25 八戸JKTを左の青森道へ ------------------------------24:00 那須通過:渋滞30km
15:20 黒石I/C出る -----------------------------------全てのPAから車は溢れ出てる
16:00 酸ヶ湯温泉着 -----------------------------------誰のせいでもない雨が降り続く
幕営地及び、翌日の終点確認買出、食事 ----------------ラジオで昨日は3:00まで渋滞と放送している。
15:30 3日(月):酸ヶ湯温泉発------------------------------- 02:00 宇都宮手前、16kmで渋滞解消
17:40 弘前市内の寿司屋で夕食----------------------------- 03:00 川口JKT通過、首都高速へ
弘前市内のビジネスホテルや、岳温泉などで宿を探すが満員 ------04:25 天王町寮着辺りが、明るくなりだす
21:00 常盤野小学校(廃校となってる旧校舎)の玄関の中で幕営---- 05:05 緑が浜着晴れているが、波は高く大シケ

<日程の設定にあたって>
 何も連休のど真ん中に計画しなくとも、と言うご意見の有るかもしれませんが、色々と事情があるのです。4月29日から30日は、knabeが針の木でのスキー登山があり、Marco。は5月1日の夜に茅ヶ崎で用事があったのです。青森まで車で行くのは、過去に5回程経験していますが、上記の渋滞によるロスタイムはそれほどではないと思います。確かに、連続運転時間はこのルートではMarco。にとって記録的に長いものでしたが、関越道などに比べると距離を考えた場合、取るに足りないものでしょう。片道、800kmで12時間かかっています(いつもは、一人運転で8時間)が、時間調整に2時間程度の食事時間をとっているので、ゆったりとした工程を維持しています。連休ですから。東北道の進化を評価するに、「宇都宮を区切りと考えられていた渋滞が、那須まで伸びた」と考えるのがもっともの現象でしょう。

<工程記録: 5月 3日 (月):快晴: 八甲田山@1584m>
時刻 高度(m) POINT
05:00 950 酸ヶ湯、野営場(¥0)起床。 テント撤収。
06:50 950 酸ヶ湯駐車場より、大岳循環コースを登る
08:20 1300 仙人岱ヒュッテを見学。古いが、きれい。3段の寝床。
08:40 1300 仙人岱ヒュッテを出発。登りがキツイ、東斜面を登る。
09:20 1500 シールをはずす。
09:40 1584 大岳ピーク到着。津軽湾が見渡せるが、曇りで函館は見えなかった。
10:00 1548 赤倉岳ピーク到着。箒場岱ルート(昭文社地図には無い)を下る。
滑りを楽しみたいと思うと、左へと流れてしまうが、バス停にたどり着く為には、右へ右へとトラバースしなければならない。
11:30 600 箒場岱・高原茶屋到着。ガスが出たらたどり着けないであろう。
12:00 600 バス出発。ロープウェイ乗り場まで、¥640
12:35 680 八甲田ロープウェイ乗り場、山麓駅にバス到着(道中、爆睡)
13:20 列に並んで、2バッチ目で、ゴンドラに乗れる。¥1150(片道)
13:30 1326 ロープウェイ・ゴンドラ降りる。
毛無岱経由の中央ルートを下るが、分かりにくいルートである。
14:20 950 酸ヶ湯到着。温泉直行。

<CL所感 FOR 八甲田山>
 「山は、思ったほどは、たいしたことは無かった」、と締めくくって良いのかどうかは、3月に来て見なければ分からない。コース全体に親切に設置された番号札も、ガスの出ている時に、登りと下りのコースを違えた場合に効果の程は疑問である。
 秀峰を語るのであれば、大岳から見る南八甲田の山々の姿がすばらしかった。
 酸ヶ湯の野営場について:
かつて日本に、これほどまでに理想的な幕営地があったであろうか? 「温泉直結、車で入れる、無尽蔵で平らな幕営地の広さ、しかもタダ。何泊でもできる。住める?」まさにここは、テレマーク&山スキーヤ−の最後の砦である。14世紀(?)にヨーロッパを追われた、ケルト人たちが、最後に、アイルランド沖の島、スケリグ・マイケル(世界遺産)にたどり着いた歴史に自分(日本のテレマーカー)を喩えることで、大げさに驚いてみたい。

<工程記録: 5月 4日 (月):雨の中の一瞬の晴れ間: 八幡平@>
時刻 高度(m) POINT
13:30 1500 見返し駐車場出発。着替えるのに、5分、シールつけるのに3分。
夏道が一部解けているので迂回すると、松の木に行くてを阻まれる。
14:10 1613 八幡平頂上到着。
気楽に滑っていると、駐車場に戻れず、道路に出てしまうので危険。
14:30 1500 見返し駐車場着

<CL所感 FOR 八幡平>
 見返し駐車場から頂上までのコースは、かなり緩やかな勾配であり、クロカンタイプのテレマークに最適のコースと思える。ここなら、単独行でも、小屋泊まりで安心して行けると言えよう。今回は、頂上付近まで車で行ける季節であったが、もと下の駐車場からピークを目指してみるのもいつかトライしてみたい。しかし、岩手山までの縦走路こそ行ってみたい八幡平である。
 八幡平に対する「思い入れ」は、ブナ林である。「ブナの木は何色か?」との質問に対して、「白」と即答できるだけの原体験へのあこがれがあった。北海道の黒松内町を北限として、日本では里山の原型の重要な要素であるブナ林。かつて、白神山地を歩いた時に、大木(ブナ)を体験し、栗駒山中では「新緑」を体験したが、色(木肌)の美しさは「八幡平」に行かなくてはと思っていた。
しかしながら、今回のコースは松しかなかった。安易に行けるコースは得るものが少ない。

<SL所感 FOR 八甲田>
GWの八甲田は、「八甲田死の彷徨」の世界から程遠かった。
町の裏山に成り果てていた。
GWの岩木山は、既にスキ-シ-ズンが終わろうとしていた。
GWの八幡平は、駐車場から、1時間で頂上に立つ事が出来る。
私のイメ-ジより、1ヶ月は季節がずれていた。
地球温暖化は、想像をはるかに超えて進んでいる。
という訳で、今度はもっと早く来よう。