鳩待峠〜 富士見峠〜尾瀬ヶ原へ
緩やかな傾斜を 登り、天上の楽園「アヤメ平」を経由し尾瀬ヶ原へ至るコース

 

●緩やかな斜面に湿原が広がる横田代、天上の楽園と呼ばれたアヤメ平。比較的静かな山旅に浸りながら湿原を満喫できる。
●尾瀬で一番高い場所にある山小屋、富士見小屋で一泊すれば、なおいっそう山旅気分に浸れる。
コースデータ
コ ー ス 鳩待峠 → 横田代 → アヤメ平 → 富士見小屋 → 長沢新道 → 尾瀬ヶ原
コースタイム 約4時間30分(休憩を除く。)
難 易 度 普通。 1,900mを越える稜線を歩きますので、天候の悪化には要注意。
装   備 雨対策、水分、帽子など。
木道が敷かれており、歩きやすいですが、斜面が続くので、雨の時や霜が降りたときは滑ります。靴は軽登山靴や登山靴など底がしっかりしたものがいいです。
余計なお世話 富士見小屋までの2時間30分は水場もトイレもありません。
コースマップ
コースガイド
鳩待峠
 その日に尾瀬ヶ原へ着くためには午前中に登り始めた方がいい。できれば朝9時前から登り、富士見小屋で昼食を摂り、富士見峠付近を散策後、ゆっくり尾瀬ヶ原へ下るのがよい。
横田代
 樹林帯をだらだらと1時間近く登っていくと、やがて視界が開け、なだらかな斜面に湿原が展開する横田代に着く。青空の下に広がる湿原は広々と爽快感がある。 振り返ると至仏山の全容を眺めることができる。
アヤメ平
 横田代からピークを一つ越え、さらに中原山(1,969m)を越えると、アヤメ平の広い湿原が見えてくる。ここからは燧ヶ岳と至仏山をバックに、一面に咲くキンコウカやワタスゲなどが見られる。
 アヤメ平は戦後の登山ブームの時に踏み荒らされたため、ところどころ現在植生復元中。
富士見小屋
 アヤメ平から30分ほど下ると、緑色の屋根の富士見小屋が見えてくる。ここに宿泊して、早朝のアヤメ平の風景を写真に納めるのもいいかも。静かな山上の湿原の向こう、至仏山が朝日に染まり始める様はなんとも言えない。
長沢新道
 尾瀬ヶ原への分岐点そばに小さな湿原の富士見平がある。燧ヶ岳が湖面に写る小さな池はなかなかきれい。ここから樹林帯をだらだらと1時間40分程度下ると、竜宮十字路に着く。