沢温泉小屋

なかなか人が入りにくいだけに静かな幽谷の味わいを堪能できる宿。渋沢大滝が近くにある。
●渋沢温泉小屋( http://www3.ocn.ne.jp/~nana777/index.html)
    シボ沢の畔に立つ温泉宿。尾瀬の界隈ではたどり着くのに一番大変そうな宿ですが、 奥只見を楽しんだ後の尾瀬への入山口として、または尾瀬から下山して汗を流して湖を渡って帰るルートとして一度は利用してみたい宿です。
釣りや山菜好きなら、なお楽しめる宿だと思います。
 小屋から40分ほどのところに 渋沢大滝 があります。落差がかなり高く、なかなか迫力のある滝です。
● 温 泉 Hot Spring
 尾瀬ヶ原からも、奥只見湖からも離れた山中にある静かな温泉宿。 山好き、釣り好き、山菜好きの通には持ってこいの宿。早速温泉に浸かる。効能書の第一「ヒステリー及び神経衰弱。特に頭部充血の傾向ある者」とある。 (怒りっぽい人もやさしくなる?) 浴槽も床も総檜の気持ちのいい内風呂。

 

● 露天風呂  An outdoor bath
  川縁につくられた露天風呂。登山道なので丸見えだから女子の方は水着が必要かと思います。   冷泉を引いているだけなので極めてぬるいお湯。汗をかいたあとビール片手にゆっくり浸かるにはいいかも。

 

● 野趣料理  Rural beauty cooking  
 川魚と山菜のアラカルト料理。滅多に食べられないご馳走でした。(味付けがまたいい!)   夕食の献立はイワナの塩焼きをメインに、キノコや野草の天ぷら。ワラビやゼンマイ、タラなどの山菜の油炒めや漬け物。 それに地元のそばの椀とご飯も山菜飯。(このときは白飯でした。)ここならではの新鮮な川魚と山菜が味わえます。 上が夕食、下が朝食。器も凝っています。(クリックで拡大)

●豊富な山菜 Abundant edible wild plant
 裏燧ヶ岳から奥只見は山菜の宝庫。珍しいキノコもたくさん見られます。写真はタマゴタケと言って食用です。渋沢温泉小屋から裏燧林道分岐点への途中で撮りました。
 なお、林道の兎田代付近から南は自然公園法による特別保護地域になっており、動植物や石などの採取は一切禁止されていますので御注意を。地域内は落ちている枯れ葉や石ころも拾うことはできません。(ゴミは積極的に拾って構いません。)
 
● 渋沢大滝
  燧裏林道の天神田代分岐へ登る途中に分岐があります。三条の滝ほどの規模はありませんが、滝壺近くへ近寄ることが出来、 落差50メートル近くはありそうな高みから落ちる水しぶきは迫力があります。