[illmill] -2004-

いつの頃か 春頃からだろうか
あの娘の背中を見つめてた
君が居るだけで満足だったが
何もできず幾月も経った
見かねた連中からの暗中模索的談義の結果
たじたじな気持ち放り出して
行ってみようか後悔はなしで

[ラップ太郎] -2004-

ぶっちゃけ言っちゃう
実際 告白すんの 初めてなんよ
なんて告ってみます
あぁ〜っつか会話初めて
ハジメマシテ ドウモハジメマシテ
こうもやり切れんばかりのりの
熱い思い切り届ける OK
ああ ただ一つだけ
半端な俺 いい加減直れ(いい加減な俺)

-skit-

[illmill] -2006-

ベルが鳴り リンリンと鳴り 響き止んでも
君は出ず 雨 降り注ぐまま
でも内心 ちょっとだけホッとしたんだ
このまま 時が過ぎ去るのもいいんじゃないかって

おい勝手に話終わらし逸らし壊すなと
ソファーに座る男 友は怒って
『ここで言わなけりゃあお前は一生そのままさ』
胸にグサッと刺さったのさ その言葉が

君から電話 があった
会話はドギマギ 言わんでもええこと置き去りに
「彼氏が居ることは知っているんですが…。」
「俺の気持ちだけ伝えられればそれで良いんですが…。」

結果はフラれた ざあざあと降る雨が
まるで俺の内面を投影してるみたいで
期待で 胸を膨らました数秒前とは打って変わって
空気を抜かれたしぼんだ風船だま

当然だな

今思えばそう思う
持っていたのは憧れ 何も知らずに憐れな俺

平静を装い バスに向かい
車内を見渡し 窓際の座席に座る

ガラスの表面を水滴が伝う
今までの出来事が次第にフラッシュバックし
四苦八苦した思い出が脳内をハックする
楽しかったことも辛かったことも

思い出と風景が同化していく
それは まるで 洪水のように
降り行く雨がガラスを通過して
俺の網膜の映像を滲ませたんだ…


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