最後の知らせ
長野県在住のやなきちさん提供

ついこの前、中学からの友人が茨城から帰ってきまして、
「昔俺が話した話覚えてる?」
「あーあのおばあちゃんの話?」なんて会話をしましてですね、 そいつに姫子さんのサイトの話をしたら、
「あの話の真相(?)を聞いてくれ!」って言うんで姫子さんに聞いてみたいと思います。

その友人Yは自称ですが霊感が強いのです。
これはYが中学1年の時の話です。

その時Yのひいおばあちゃんが病気で生死をさまよっていたらしいのです。長い間入院なさっ ていて、その日もYは家族とお見舞いに行って帰って来たところでした。 その時もYの両親が交代でひいおばあちゃんに付いていたそうです。
もし悪くなったら連絡が来るということになっていて、Yは疲れてお仏壇のある部屋のこたつで寝ていました。
どのくらい寝ていたのでしょう、ふっと目が覚めると部屋には誰もいません。 それなのに違う部屋で何か騒々しい音がします。
「どうしたんだろう?」と思い起きようとすると体が動かなかったそうです。金縛りというやつでしょうか。 すると障子の襖がスーッと開いて、なぜか病院で寝ているはずのひいおばあちゃんが入ってきたのです。 (なぜYがひいおばあちゃんとわかったかと言うと、畳の上を歩く音?らしいです。)
「あれ?なんでひいばあが?」と思い声をかけようにも声が出ません。そうしているうちにYの顔の横まで来ました。
「確かにひいばあだ。」と思った次の瞬間、なぜかひいおばあちゃんはYの頭の上をまたいでお仏壇へと向かったのです。
「なぜまたぐ?」と思いましたがまだYは動けません。ひいばあちゃんはお仏壇の前で手を合 わせていたらしいです。そしてYの方を向いてしばらくじーっと見ていたそうです。
「Yー!起きなさいY!」
Yのお母さんの声がした瞬間、動けるようになったそうです。その時Yはなぜさっき騒々しい のか、なぜ母が呼んでいるのかわかった気がしました。
ひいおばあちゃんが亡くなったのです。
ちょうどYの所に来た少し前だそうです。

Yはこの事について「あれはひいばあが俺に挨拶に来たんだ!」と言います。
俺も「そうなのかもな」と思います。

どうですか?
あれはYが寝ぼけていたんでしょうか?
それとも本当に来てくれたんでしょうか?
こんな雑な文章ですいません!わかりにくいでしょうか? なにかありましたら教えてくださいね!では!! あ、でも1つ気になるんです。「なんでひいおばあちゃんは、Yをまたいだのでしょうか?」 邪魔だったのかなぁ?

Yさんのひぃおばあさんが何故Yくんをまたいだのか。
それはわざと跨いだようです。最後のお別れのしるしとして・・・。
可愛い孫と最後の別れ。別れたくないけれど、別れなければならない・・・。後ろ髪を引かれる思い・・・。
その思いを断ち切るためのわざとの行為。とても切ないです。が、
最後になると思っていたけれど、亡くなっても生きている人を見守れる事を亡くなってしばらくしてから気づかれた様で・・・・・ にゃはははは(^^;;;;;。