時間
長野県松本市 kataさん投書

いまから4年前に、自分の家で変な事が起こりました。
ふざけて紙に魔法陣(本格的な文字などを入れた)で悪魔召喚をしようと、 指をカッターで切り魔法陣の上に血をたらして、ルシファーを召喚しようと、黒魔術を始めました。
当然、高貴なる堕天使ルシファーを召喚できるはずもなく、その日は眠りました。
次の日、家に異変が起こりました。
親が台所にいるのに、動いてない。
テレビもついてるのに画面が動いてない。
この時の恐怖は凄まじいものがありました。動いてない人、画面が止まったテレビ、 静かすぎる風景、パニックになるまで時間は掛かりませんでした。
外に出てみると、誰も歩いていない。
目の前にある車も動いていない。
ふと、側にあった車に目をやると人が乗っている。やはり動かない。が一瞬、 体が凍りつくほど、衝撃を受けた。車内にいる人がこちらを向いた、いや向くはずはない。
この時、パニックになっている自分に、この幻は耐えられませんでした。
時間の流れを求め、しばらく本能だけできまよい歩くと、一人の男性が歩いていました。
幻だろうか……いや違う……その男性の肩を叩く。
感触がある!幻じゃない!
安心して話かけてみると……
どこかで見たような顔……
ルシファー!?
見たこともないのに、見たことがある。
僕はその目を見た瞬間、狭い空間に1000年間閉じ込められたような感じでした。
恐怖と静けさ、そして不安。
いま生きているのが不思議なくらいです。
呼んでる方は恐くないかもしれませんね。ごめんなさいです。

高度な技術を持つ、魔女と呼ばれる人でも、 悪魔を呼び出すのは困難で、かなり危ないと言われています。あまり無理はしないでね。