愛知県在住 カズさん提供

姫さん、ごぶさたしてます。
先日仕事で沖永良部島に行ってきました。その時のお話を聞いてください。
洗掘防止工事といいまして、防波堤の基礎工事みたいなもので1週間船上生活してきました。
工事は無事終了したのですが、1週間生きた心地がしませんでした。
最初のうちは船酔いで泥酔状態が続いたのですが、体が馴れるにつれてだんだんと周りの状況が 認識できる様になってきたのです。
夜、船内で横になっていると波の音がチャプ、チャプと聞こえてきます。その音に混じって人の 声が聞こえてくるのです。陸上と違い海上では遮蔽物が無いため風が強い日は町の音が結構聞こえる ものなのですが人の声まではとても聞こえるものではありません。
しかし聞こえてくるのです。
「……たすけて」とか
「さむい、さむい……」等……。
女性のしかも弱々しいがはっきりとした声が……。
最初はテレビかラジオの音かなと思っていたのですが、船内はタコ部屋状態(笑) でそんな上等な設備は有りません。
当然、船内はごつい潜水夫さんばかりで女性など一人も乗ってません。
連日連夜の様に聞こえてくると恐怖感が麻痺する変わりに好奇心が湧き上がってきました。 我慢しきれずにとうとうやってしまったのです。
同室の潜りさん(潜水夫)を誘って無謀にもナイトダイビングを決行しました。 結果から云う……

「夜の海は舐めたら死にます」
ちょっと後ろのほうが妖しくなってきたので、続きはまた今度かきますネ m(_ _)m
----------------------------以下続き

「海」の続きをお話します。
潜りさんと無謀にもチャレンジしたナイトダイビングでしたが、照明機材と安全装備だけは現場の プロとして抜かり無く用意しておりました。インカムを通し船上のアシさんと連絡を取り、 投光機にスイッチ・オン。
船上からの灯りと水中ライトの灯りで幻想的な海中の世界が広がる筈なのにライトは点かず、 辺り一面は漆黒の闇、闇、闇……
挙句にインカムも雑音しか聞こえない状態で私はパニックを起して、 水面に浮上しようともがくのですが一向に外気の気配が感じられません。 誰かに手足を引っ張られるとか、掴まれるとかではないのです。
水深10mもない浅瀬でしかも5mも潜ってない無い筈なのに、 どんなにもがいても水面が現れないのです。
後から聞かされたのですが、時間の経過も判らず必死にもがき続ける私に異変を感じた船上の アシさんは、ハンマーで舷側を叩き潜りさんに異常を知らせます。それを聞いた潜りさんは浮上して アシさんから防水のマグライトを借り、再度潜水して私を助けに来てくれたのです。
相変わらずもがき続ける私に一条の光が近づいてきます。
光が近づいてくるにつれ、その光をさえぎるように黒い影がいくつも通り過ぎて行くのが 見えました。とても魚の影とは思えない形の影が途絶える事も無くいつまでも通り過ぎて行くのです。
そして私はもがくのを止めました。
潜りさんが私の腕を掴んだのは、水面下2mくらいの所だそうです。時間にして潜水開始してから 15分は経過していたとのことです。その間、潜りさんとアシさんのインカムには女の笑い声の様な 音が微かに鳴り続けていたそうです。
>翌日、装備の点検をしたのですが照明設備、インカム共に正常でした。
但し、私の使用したボンベの残圧はもがき続けた為に、消費量が激しく既にレッドゾーンに突入 しており、持っても2分も残っていなかったそうです。
あの影は私をどこに連れて行こうとしていたのでしょうか。

お仕事忙しいみたいでご苦労様です。 せっかく掲示板に体験談書いてあったので、なんかもったいない気がしたので百物語の 方にアップさせて頂きました。
今回体験されたお話ですが、この霊はかなり邪悪で自分勝手の様ですね。 きっと貴方の「怖い」という心の隙間を見透かして、自分達の仲間に引き込もうとしたのでは?
「きゃぁぁぁぁぁぁぁ!怖すぎる!!」(T_T)
この話を私が掲示板で読んだのは夜3時過ぎでした。 すると防空頭巾を被った若い女性が二人も現れて延々一時間も話を聞かされました。 ここに書いてある方とどう関係するのか解かりませんが、その霊達の話を少し。
私の前に現れた霊はどうやら水死した方の様でした。 すぶ濡れでポタポタとしずくを落としながら私に
「まだ生きたかった」とか「私達は死にたくなかったけれど殺されてしまった」 とか言われてもなぁ〜(;_;)
彼女たちの話では戦争中、アメリカの兵士によって捕らえられ捕虜になりました。 始めは狭い部屋に閉じ込められていたらしいのですが、アメリカ人兵士によって犯され、 自殺などしないように猿轡をされて約3ヶ月ほど地獄の様な日々を過ごしていたらしいです。
3ヶ月も経つとアメリカ人兵士にも捕虜の扱いが乱雑になり、霊達はその隙をみて逃げ出し、 海に投身自殺したそうです。
海の波間に身を任せていたらすぐに死ねると思っていたらしいのですが、 それだけではなかなか死ねずにプカプカと波間を漂っていたそうです。
暫くするとアメリカの兵士み見つかって射殺されて死んだそうですが、 人として血も涙も無いその行為に恨み悲しみ、さ迷っているそうです。
それにしても私の所に来てもらっても困るよなぁ〜(-.-;

だけど霊って嘘つく場合多いから、本気にして聞く気にもならなかったから 「ハイハイ」って感じて聞いてるとまた勝手にまたどっかへ行ってしまいました(^^;
まったくぅ〜部屋をビチャビチヤにしたんなら綺麗に片づけてからどっか行ってくれよぉ〜 (;_;)
ダーリンがそのポタポタしてる滴を見て始めは上の階から落ちてるのか? って思ってたみたいだけど、何処にもそれらしい後が無くって
「また何か来てるんか?」って真っ青になって布団を被ってました。 本当に人騒がせな霊でした(-.-#ピキッ