怪物?
千葉県在住の宮本さん提供
場所は長崎県

はじめまして!!この事を話するのは初めてです。
私自身もまだはっきりしたことがよく分かっていません。

あれは中学3年の秋のことでした。4日間の日程で九州の北部を回る修学旅行の事です。
その頃までの私は毎日が充実しており、何もかもが順調に行っておりました。

博多から阿蘇・長崎市内・雲仙と、新幹線・バス・船を使った移動で楽しく どのあたりだったか、船から見た夕焼けがとても感動的であったのを今も覚えています。

3日目。宿泊場所である長崎市内に着きました。 オランダ坂を上り大浦天主堂・グラバー園、そこから見た長崎の港。 そして、宿泊するあのホテルに着いたのです。 ホテルは、なかなか豪華な建物で、かなり巨大な建物でした。 市内を見下ろす小高い丘?山の上に建っていました。 私はその場所はよくわかりませんが、長崎市内の人ならご存知かもしれません。
指定された部屋にグループで入りました。もうおおはしゃぎです。 窓から市内が見えました。夜になったら夜景が綺麗だなと思いました。

廊下に出ました。 そこいら中の部屋で、みんなわいわいがやがやと、いかにも修学旅行らしい光景がありました。
その時廊下の窓からチラっとホテルの裏手が、墓地があるのが見えました。
さらに上りの斜面に墓石がどの位だったか、たくさん確認する事が出来ます。
かなり古くからの墓地のようで、その一帯は舗装もされてなく草が生え放題。
だれも、墓参りに来ていないような感じです。

ホテルの中でしばらくは自由時間だったのですが、夕食・風呂の時間になると グループリーダーであった私は皆を集めなければならなくなりました。
館内放送があっても集合が遅い人が団体行動ではどうしても出ます。そんな時、 誰か残っていないか、その人を探したり部屋を点検して回らなければなりません。
グループの部屋を見て回りましたが、薄暗くなったそこには誰もいません。
またロビーに戻ろうと廊下に出た時見たのです。
窓の向こうに何か写ったように見えました。 いえ見間違いではありません。
あまりにはっきりしすぎていたのです。
急な斜面にこちらに向かって立つ2本の足。それも人間の足ではありません。
犬や、馬のような形の茶色の毛の生えた足です。
大きさは人間のよりちょっと大きいくらい。じっとしたまま動きません。
上半身は樹木の葉に隠れてどうなっているのかは私から見えません。

私は怖くなって逃げたいと思ったのですが、 体が凍りついた様に動けませんでした。そしてその時反射的に悟ったんです・・・・・。
「見てはならないものを見た!」明らかに人間ではない何かです。 30秒ぐらいそういう時間が過ぎ、その足は振り返って斜面を駆け上り始めました。 私は窓から身を乗り出して探しましたが見失いました。

あれは何だったのでしょうか、本当は自分にはわかっているみたいです。 「たいへんなものに会ってしまった。なんて運が悪いのか。」こういう心の声がしました。 「あれは何かの動物に違いない。見間違いなんだ!」今もあの出来事を認めたくないのです。 あれから私の生活は一転しました。人間関係、受験や就職等人生の岐路、両親の事業、病気。 信じられないほど不運に見舞われます。そして今年私は片方の目が見えなくなりました。

あなたが見た物はご自分で何だったと思われますか? 長崎県にこんな言い伝えがあると、人づてに聞いた事があります。 旧約聖書に出てくるサタンのような怪物がいるらしいと・・・。
しかもそれを見た人は不幸が訪れるらしいと・・・
「まさかぁ〜( ̄_ ̄;」と思っていたのですが・・・まさかねぇ〜・・・