ホテルの廃虚
大阪在住のYANさん提供

今から4年位前、まだ学生だった頃の話です。
「殺人事件があって、廃墟になったラブホテルがあるから行こうぜ」
と友人のMくんに言われ、6人で行くことになりました。よくある話の為、自分自身も
「どうせ噂話だろう」と思い気軽な感じでした。
車2台で行ったのですが、なかなかその場所が見つかりませんでした。20分位行ったり来たり していたとき、カーステの電源がいきなり落ちました。するともう一台の車に乗っていた友人 から携帯に連絡が入り、
「今の場所おかしくなかった?」と聞かれたのです。前を走って いた友人のカーステも電源が落ちたのです。
僕たちはその場所に戻りました。すると、そ の脇道を入ったところにガラスなど割られ、いかにもというホテルを発見しました。その時、 嫌〜な感じがしたのを覚えています。
何があっても離れないという約束をして、6人で入ってみると、人が何回も入った形跡があり ボロボロの状態でした。とそのとき、ロビー(?)の横にかけてあった額縁がいきなり落ちたの です。しかし、他のメンバーはそれに気づかず前に進んでいました。私は思わず
「今の見た?」 と聞いたところMくん以外は「何を?」という感じだったので、Mくんと僕は必死で
「今、額縁落ちたじゃねーか!!」と言いながらその方向に指をさすと、さっき落ちたはずの額縁が もとにもどっているのです。はっきりとMくんも僕も見ています。でも他のメンバーには見えてい なかった為、実際に殺されたという部屋に行くことになり歩き出したのです。何分歩いたか分かり ませんが、とうとう見つけました。黒くなった血の後が絨毯にあり、壁にも血らしきものが飛び散 った後がありました。もう6人とも怖くなってしまって走り出しました。その時、廊下の前方の壁か ら煙のようなものが出てきて、Mくんの体の中に入っていったのです。Mくんはいきなり倒れ痙攣 (けいれん)し始めました。僕ともう一人でMくんを泣きながら抱え、急いで外に出て車を飛ばし逃 げ帰ったのは言うまでもありません。

スポットで額が落ちた気がしたのは、貴方の守護する者からの警告で 、他の人には気づかないのは当然です。
何故なら、車に乗っている時からここの霊達に呼ばれていた気配が感じられます。
こうこう場合、スポットから待避したとしても、お持ち帰りしていたり、また同じ場所へ呼ばれたり する場合があるので、気を付けなければいけません。
再度昼のうちに現場へ行き、自分達に憑いてもどうしようもないと、告げる事をお勧めします。
このとき、やってはいけないのは、手を合せる事です。
線香をたき、何も出来ないし、するつもりもないから、憑いてくるのはやめてほしい事を 強い気持ちで当たってくださいね。