船
兵庫県在住の竜男さん提供
あの体験は、2001年8月12日のPM11時過ぎ、
会社の仕事が終わり、家に帰る途中のことでした。 会社は、港にあり、車で会社を出て、すぐに3分ほど海に向かって走ったのち、国道に出て 家に向かう、とゆうのが、私の通勤路になっています。 その体験は、海に向かう3分間の出来事でした。 私と海との間には、2階建の客船ターミナルが有るだけで、たまに、富士丸などの大型船が、 やって来ると、ターミナル越しに煙突などが見えたりする、とても見晴らしのいい道です。 その日も何時ものように、海に向かって走りだすと、目の前にとても大きな船が見えたの です。ターミナル越しに上甲板まではっきりと。 私は、えらく大きな船が着いたんだな、 と思っていると、甲板からタラップで人が大勢、下船しているように見えました。 お爺さんから赤ん坊を抱いたお母さんまで、老若男女、百人以上は居たとおもいます。 ただ、ざわついた感じがまったく無く、みんな無表情でまるで、動く歩道にでも乗って いるように、整然と下船しているように見えました。 ターミナルを横目に、国道にでてから考えると、客船にしては灯かりが暗かったな。 裸電球のような灯かりが、通路の上にいくつか見えただけだし、ターミナルにも電気が ついてなかったし、出迎えの人や車、バスなど何も見えなかった。 こんな夜中に下船してどうするんだろう。と、思う内に家に帰り着き、さっそく家内に、 見た事を話し、私は、もう一度その船を見に行こう。と家内に言うと、気味が悪いから いやだといい、私もなんとなく気味が悪いし、あんなに大きな船が一晩で、出て行く はず無いし,明日見に行こうと言う事でその晩は寝ました。
翌日、家内と見に行くと、そんな船は無く、ターミナルの人に聞くと、そんな船は
着いていないと言われ、私は、青くなりその場から、逃げるようにはなれました。 私はまだ見たことがありませんが、きっとあちこちを廻って帰ってきたのかもしれませんね。 お盆前に・・・・・ |