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突然だが、正直な意見を聞かせてほしい。

キミは、夏場に食堂や中華料理屋で冷やし中華を注文した際、いつも「ま

だ少し食い足りない」と感じているのではないだろうか?

 

だが、そんなキミの不満を解消してくれる、理想的な冷やし中華が仙台に

はあるのだ。

 

それがこの、NHK仙台放送局向かいにあるだんご屋『藤や』の冷やし中

華(200円増し)だっ!

 

まずこの藤や、場所がらご存知の方も多いかも知れないが、本業はだんご

屋でありながら、

 ●中華そば

 ●冷やし中華

 ●カレーライス

 ●カツカレー

 ●カツ丼

 ●玉子丼

の6品目のみ提供する食堂でもある。

 

それぞれのメニューは、500円〜600円と至ってリーズナブルな値段なので

あるが、50円増し、100円増し、そして200円増しと、追加料金によって量

を増やせるシステムになっている。

普通の食堂に例えれば、50円増し=大盛、100円増し=特盛、200円増しは

その上、といったところだろうか。

 

そして、この冷やし中華(200円増し)である。ちなみに、写真奥に写って

いるのは、普通盛りではなく100円増し。

普通盛りが、いわゆる一般的な冷やし中華用の器(皿)で提供されるのに

対し、100円増しはラーメン用の丼に盛られ、200増しになるとご覧のよう

な、ちょっと格調高い植木鉢?かと思わせる大きさと深さの器で登場とな

る。

ちなみに、カレーであろうがカツ丼であろうが、200円増しはすべてこの器

が使用されるようだ。

 

さて、200円増しの量であるが、他の客の普通盛りや同僚が食ってる100

増しと比較して察するに、50円増し=普通盛りの1.5倍、100円増し=2倍、

200円増し=更にその倍(普通盛りの4倍)となっているようだ。細かく刻

まれたキュウリだけでも、一体何本分が使われているのだろうか?

わずか200円足すだけで、量が約4倍になるのであるから、これぞコストパ

フォーマンスの極みと言ってよいだろう。

 

これだけの量の麺(炭水化物)を一度に摂取したら、糖尿病まっしぐらな

んじゃないか、あるいは、あまりの量に食ってる途中で飽きてくるんじゃ

ないか、と心配される紳士淑女も居られるかと思うがご安心あれ。

冷やし中華だけにタレに含まれる酢も4倍摂取するので、いま話題の血糖値

スパイクとも無縁で、且つ、最後まで飽きずにおいしくいただけるのだ。

 

さぁキミも、この藤やに食事行ったなら、夏の期間だけ提供されるカキ氷

も「200円増しで」と注文できるか、ぜひ体を張って確かめてみてくれな

いか?!

 

 

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人は誰しも、デカい寿司や刺身を腹いっぱい食ってみたいと思ったことが、

人生に一度や二度はあったのではないだろうか。

 

そんな夢を叶えてくれるメニューが、岩手県にはあるのだ。

 

それがこの、盛岡市内にある寿司店『清鮨(きよずし)』の海鮮丼だっ!

 

この清鮨の海鮮丼、出されたはいいが、ネタの盛りが激しすぎて、まずど

こから箸をつければ良いのやら分らない。

 

結局、予めお盆に用意されている取り皿に、一旦すべてのネタを移してか

ら食べ始めることになるのだが、これでもかと大振りに切られたマグロ、

ハマチ、鯛、その他の刺身が出てくる出てくる。

 

そして、いざ食べ始めると・・・、当初はただ盛りが良いだけでどうせ大

味なんだろうとタカを括っていたのだが、この清鮨に関しては完全に予想

を裏切られた。

どの刺身も新鮮で、マグロの熟成具合は絶妙、頂上に乗っている海苔巻き

も、巻いてあるのはしめ鯖という手の込みようで、とても800円の海鮮丼

とは思えない。

 

また、一見コワモテの大将が、実は細やかな気配りをしてくれるあたり、

これは以前訪れた『味工房きくや』と同じく、盛岡特有の店主がツンデレ

なパターンなのだろうか。

 

さぁキミも、この清鮨の海鮮丼を食べて、岩手県=わんこそば、千昌夫、

新沼謙治というイメージの呪縛から解放されてみないか?!

 

 

 

秋田県庁からほど近い、秋田県立体育館周辺を歩いていたときのこと、偶

然にも怪しげな施設を見つけた。

 

それがこの、謎のジム()『筋トレ怪力塾』だっ!

 

この怪力塾、見かけたのが平日の日中だったこともあってか、中が薄暗く

てよく分らないのだが、バーベルなどトレーニング器具が並んでいること

は窺える。

また、その薄暗い中にも、これまた更に怪しげな、ごつい体のオヤジが一

人鎮座していることも窺えるため、なおのこと中の様子をじっくりと見る

ことができないのだ。

 

帰ってからネットで調べてみれば、奇抜なネーミングとは裏腹に、パワー

リフティングの大会にも選手を輩出している、本格的なジムであるとのこ

と。

HPには、会員なのか?可愛いおねーちゃんがトレーニングに励む画像も

アップされているではないか!

 

さぁキミも、あの『山の五代』のチョモランマなど、秋田でついつい食べ

過ぎてしまったときは、この怪力塾で汗を流して、脂肪と糖質を燃焼させ

てみないか?!

 

 

 

話せば長くなるので、まずは箇条書きで説明しよう。

 

JR名古屋駅の西口方面に『ななこ』という居酒屋がある。

 

・ななこは、おねえちゃんがビキニ姿で給仕してくれる居酒屋だ。

 

・そのななこで、90分飲み放題と料理7品がセットになった、期間限定の

 「夏のスタミナコース」というメニューがある。

 

・夏のスタミナコースを注文すると、特典の「サイコロチャレンジ」に挑

 戦することができる。

 

・サイコロを振って「1」の目が出ると、「チャレンジおっぱい25秒」と

 いう最高賞が当たるのだという。

 

そして、サイコロに向かい二礼二拍手一礼を行なった後、見事「1」の目

を出してゲットしたのが、この「チャレンジおっぱい25秒」の正体だっ!

 

このチャレンジおっぱい、答えを言ってしまえば、恐らくどんぶりか何か

で型取られた、直径15cmはあろうかという巨大プリンだ。ただし、プリン

特有の牛乳をベースとしたまろやかさは希薄で、限りなく寒天に近い。

 

そのおっぱいというかプリンを、手を使わずに25秒以内に完食できれば、

なんと!・・・料理1品サービスだそうだ。そのネーミングとは裏腹に、

びっくりするほど健全なサービスで、思わず全身の力が抜ける。

 

結果はといえば、左のおっぱいは軽快に完食したものの、右のおっぱいに

着手した(手は使っていないが)あたりから格段にペースが落ち、1/3

ど残して25秒を迎えてしまった。

「カレーは飲み物」という故ウガンダ・トラ氏の格言はあるが、母乳は飲

み物であっても、おっぱいは決して飲み物ではないということを改めて思

い知らされることとなった。

 

さぁキミも、名古屋でビキニ女性からヤンヤの声援を受けながら、おっぱ

いにむしゃぶりつくという、かけ替えのない経験をしてみないか?!

 

 

 

もはや多くは語るまい。

東北自動車道の某サービスエリア売店で、以前からとても気になっていた

飲み物が売られていたので、衝動を抑え切れず買ってみた。

 

それがこの、植物発酵エナジードリンク『お嬢様聖水』だっ!

 

このお嬢様聖水、ひとくち飲んでみれば、ほのかな酸味とクドくない程度

の甘みが口に広がり、意外とクセは少ない。

また、色はちょっと濃い目ではあるが上品な琥珀色、香りも予想外に爽や

かで、若干の泡立ち具合がまた好ましい。

 

そして、気になるお値段は1210円。

通常、お嬢様の聖水をオーダーしようとすると、オプション料金で2000

から3000円掛が相場であることを考えると、これは極めて良心的な価格と

いって良いだろう。

 

ちなみに、売店でこれを見つけた際、レジが若い女性だったので『変態で

はないアピール』として3本同時に購入し、後で会社の同僚にも配ったの

だが、果たして本当に、変態ではないと思われる効果があったのかどうか

は定かでない。

 

さぁキミも、本当の自分と向き合うことを恐れずに、このお嬢様聖水を飲

んで、ありのままの自分を太陽に晒してみないか?!

 

 

 

今月、岩手県を代表する有名な食堂が、惜しまれつつもその長い歴史に幕

を下ろした。

是即ち、我われを満腹にさせてくれる貴重なメニューが、また一つ世の中

から失われたことを意味する。

 

それがこの、花巻市にあるマルカンデパート大食堂が誇る名物、巨大ソフ

トクリームだっ!

 

このソフトクリーム、お値段は180円と至ってリーズナブルながら、鎮座

する控えめなコーンを含めて、高さは25cmにも達する。

当然「上もの」が重すぎて自立は望めないため、専用の金属製器に入った

状態で運ばれてくる。

 

ソフトクリームを食した際、人は誰しも「もっと食べたい」という欲求に

捕らわれるものだが、実際これほど巨大なソフトを食してみると、途中か

ら「飽き」と「キーンという頭痛」そして「溶け流れて手につくアイス」

との果てしない戦いに至るというのは、自明の理である。

 

ここでは、コーンの代わりに、ガラスのコップに直接ソフトが盛られたタ

イプのソフトも注文できるのだが、飽きてくるのはどっちでも同じだ。

 

なお、このマルカンデパート大食堂、寄付等を通じて地元有志が経営引継

ぎ・再建することも現在検討されているとのこと。

 

さぁキミも、マルカン大食堂のこの巨大ソフトを食してみたければ、巨額

の寄付金を投じるか、あるいは自らが新経営者として名乗りを上げて再建

を図るのか、一世一代の決断をしてみないか?!

 

 

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世の中には、一見恐そうに見えても、実は心根の優しい人というのが居る

ものである。

そして、そのことをありありと感じさせる食べ物が、岩手県にあった。

 

それがこの、盛岡市の「味工房きくや」のカツカレー(中盛り)だっ!

 

このカツカレー、店主の話では、中盛りでも総重量1.5キロ程度あるとい

う。大盛りは2.5kg超というから、そこは端からスルーすることに。

 

だが、中盛りだからといって簡単にオーダーできる訳ではない。

仏頂面な店主から「本当に食べ切れる?」「絶対!残さないで!」と何度

も念を押され、完食を確約した上でないと、注文を受けてくれないのだ。

 

しばらくすると、厨房の奥の方で、店主が几帳面に、皿の上にライスの山

を築いている姿が見える。山の「整形」にかなり拘っているようだ。

 

果たして、件のカツカレーが登場。

昔あった、ヤマザキの菓子パン「アーモンドカステラ」を更に急峻にした

ような形の、ライスの山が皿の上に聳えている。周りを覆い尽くすのは、

皿から溢れんばかりのカレールー。

そして、ライスの山頂にトンカツが横たわり、更に、その上を目玉焼きが

覆っている。

 

ひと口食べる。ルーの中に具はなく、味もしょっぱい。

特段美味いカレーとは言えないが、そこは普通盛りで550円、大盛り(中

盛りも)650円の学生向けメニューであるから、ある意味致し方ないか。

 

だが、その味以上に、食べ進めて行く途中で気付くことがある。それは、

明らかにライスに対してカレールーの量が足りないのだ。

一緒に行ったメンバーが注文した普通盛りと見比べると、どうやらルーの

量が同じようだ。盛りが良くなるのは、ライスだけらしい。

 

そんなこんなありながらも、なんとか中盛りを完食。

そして、支払いのためレジに行くと、注文する時あれほど仏頂面だった店

主が、完食したことを確認するや、満面の笑みを湛えて「どうだった?

もっと食べれそう?」と親しげに話し掛けてくるではないか。

次は大盛りにチャレンジして、と見送る笑顔には、こちらも「また食べに

来ようかな?」と一瞬思ってしまうほど、人を惹きつけるものがあった。

 

さぁキミも、この「味工房きくや」のカツカレー(中盛りor大盛り)を完

食して、この究極のツンデレ店主と触れ合ってみないか?!

 

 

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所変われば品変わる

郷に入っては郷に従え

 

さまざまな諺があるが、過日出席した、あまりに突っ込みどころ満載の、

某半島での結婚式の様子を今回は箇条書きでご紹介しよう。

 

●結婚式場には、チャペルらしい1室があるほかは、待合室兼食堂?のよ

 うなスペースが館内の大半を占めている。

 また、この食堂では、式が始まる前からメシを食って良いらしい。頼め

 ば普通に、キムチや豚肉等が乗った小皿多数からなる食事の用意がされ

 るが、メニューを選んだりすることはできない。

 

●食堂の各テーブルには、ペットボトルの水と、ペプシなど炭酸飲料、そ

 して焼酎がフリードリンクとして置いてある。なお、炭酸飲料はまった

 く冷えていない。

 

●格調を演出するためか?式場全体が黒と白を基調にした色合いに統一さ

 れており、新郎新婦の写真を展示するスペースも、黒い壇上に白い花が

 飾ってある。そこに蝋燭の火も灯してあるため、葬儀の祭壇にしか見え

 ない。

 式場入口に飾ってある花環?といい、日本の結婚式場を参考にする際、

 誤ってセレモニーホールを見学してしまったんだろうか?

 

●チャペルも同じく黒白で統一されている。中央はバージンロードのはず

 だが、式直前でも、普通の通路として係員がそこを行ったり来たりして

 いる。

 

●祭壇で結婚式を取り仕切るのは、牧師ではなく普通の人らしい。(この

 ときは新婦父の知人とのこと)

 

●指輪交換の際、指輪は式場係員から新郎新婦にそれぞれ手渡し。指輪の

 ケース入れたり、トレーに載せて運んで来る等の配慮は一切ない。

 

●ウェディングケーキ最上段の蝋燭(キャンドルというほど大きくない)

 には、式場係員が普通にライターで火をつける。

 そして、ケーキ入刀後、新郎新婦が一緒にフッと息を吹きかけ、その蝋

 燭の火(愛のともし火?)を消してしまう。誕生日とごっちゃになって

 るんだろうか?

 

●式のクライマックスで、新郎新婦が並んでそれぞれの両親に挨拶?に行

 くというイベントがあるのだが、その際、新郎はタキシード姿のまま新

 婦両親に土下座する。

 そこまでは何となく理解できないでもないが、更に新郎自身の親にも土

 下座する。やっぱり土下座(させるの)大好き国民だ。

 

●式自体は、ものの30分ほどで終わり、新郎新婦は万来の拍手のもとバー

 ジンロードを退場するが、その足ですぐ祭壇に引き返して来る。

 そして、祭壇でそのままなし崩し的に、親族も含めた団体記念撮影が始

 まる。

 

●写真撮影で使う椅子は、祭壇に近い(=新郎新婦近親の親族が座ってい

 る)椅子を係員が持って行く。このとき、係員は立場の弱そうな者から

 順に椅子を取り上げる。

 出席者の中で見るからに一番年下の、我が家の三男(小4)が被害に。

 

●式と写真撮影が終わって、例の食堂に向かうと、既に親族が座るスペー

 スもないほどに席が埋まり、食事?宴会?が始まっている。

 食事の進み具合から見て、明らかにチャペルでの式には出席せずにメシ

 食ってるやつらが大勢いる。

 

●あとで聞いた話によると、出席者(会食者)は本来200人程度の筈だっ

 たが、300食以上が出て、食材が足りなくなったとのこと。親戚でも知

 人でもないのに、タダでメシだけ食ってるやつが大勢いるのだ!

 これは、日本ではドリフの葬式コントでしか見ることがないシチュエー

 ションだ。

 

●食堂の席次表もなければ、式場の受付もないので、出席者かどうかはお

 ろか、祝い金を持ってきたのかどうかも確認しようがない。

 というか、そもそも「出席者」という概念が乏しいらしい。

 

さぁキミも、海を渡って、この「もしも○○な結婚式があったら・・・」

みたいなコントに参加して、自分の経験値を上げてみないか?!

 

 

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人として大切なこと、それは他人の痛みが分かることではないだろうか?

がしかし、世の中には、他人の痛みは分かっても、自分の痛さには鈍感な

人というのもまた存在する。

 

それを如実に表したものを、偶然にも岩手県で発見した。

 

それがこの、盛岡市にある「とこやさんチダ」の看板だっ!

 

人間誰しも、特に若いときは「目立ちたい、人を楽しませたい」という欲

求が強くなるものだ。その気持ちはよく分かる。

 

よく分かるのだが、、、この看板に関してはもう「ご家族が不憫な域」に

達してしまっている。専門的な言い方をすれば「フォースの暗黒面に堕ち

てしまった」というやつだ。

 

さぁキミも、盛岡でこの「とこやさんチダ」の看板を見かけたなら、人の

振り見て我が振り直せ、という言葉を改めて肝に銘じよう。

 

 

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先日のこと、秋田県の某所において、本来であれば18歳未満の少年少女は

見ることも許されないはずの物が、堂々と売られているのを偶然にも発見

してしまった。

 

それがこの、秋田市を代表する観光スポット「秋田まるごと市場」の野菜

売場で売られていた、すけべな芋だっ!

 

もはや詳細な説明は要るまい。というよりも、説明すること自体が憚られ

るほど、すけべな芋なのである。

 

数ある芋の中から、敢えてこの芋をざるの中心に配置するだけに飽き足ら

ず、あまつさえ「大事な部分」を正面に向けるとは、もはや店員の故意に

よる所業としか考えられない。

 

さぁキミも、このさつま芋を食しながら、人間とはどのようにして生まれ

てきたのか、そして何処へ向かって行くのかということを真剣に考察して

みないか?