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お茶の種類

[2003.09.21 : PRI]
■玉露

一番茶新芽が2〜3枚開き始めた頃、茶畑全体をヨシズやワラで20日間ほど覆い、日光をさえぎって育てたお茶です。光を制限して新芽を育てることにより、アミノ酸からカテキンへの生成が抑えられ、渋味が少なく、うま味が豊富な味になります。海苔に似た”覆い香”が特徴です。
全国の生産量1位は、福岡・八女、2位は京都・宇治です。


■烏龍茶

摘み取った茶葉を加熱せずに放置しておくと、完全発酵の紅茶になりますが、その途中で加熱して発酵を止めると、烏龍茶になります。ちょうど、緑茶と紅茶の中間の性質をもったお茶で、独特の味と香りをもちます。主な産地は、中華人民共和国の福建省・広東省と台湾です。

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お茶はぬるい湯で入れると甘味がでるらしい。

■新茶の煎れ方
新茶は苦渋いタンニンやカフェインが少なく、旨み甘みの成分であるアミノ酸(テアニン)が多い傾向があります。また、若葉の爽やかな香りがあります。
この特長をうまく引き出して、新茶の味わいを楽しみましょう。
タンニンやカフェインは高温(80℃程度)で抽出され、アミノ酸は低温(60℃程度)で抽出されます。また、香りの成分は高温になるほどふわっと揮発します。
こういった要素をふまえて、例えば、爽やかな香りとほどよい渋みを楽しみたい場合には、やや熱めのお湯でさっと抽出するとよいですし、逆にお湯を70℃くらいまで冷まして、じっくりと抽出すると、とろっと甘みの多い味わいになりますので、お好みの味を探してみるのも楽しいと思います。
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