投稿・持込
                                    

お名前 ひのうみかどさん

9月の頭に、地方から持ち込み旅行へ行ってきました。

目指すのは少女誌3誌でしたが、年齢も高いので
「良いと言ってくれるならどこでも!」という気持ちを持って望みました。

3社では同じように、それぞれ50分くらいかけて話してくださいました。
共通して言われたことは、「背景が良く描けている。アシスタントしてますか?」(^^;)
それから動きも流れも構図の取り方も悪くない、話も破綻せずまとめる力があるとのことでした。

しかし2社で、「絵が少し古く、センスも古いかも・・もう完成されてるだろうから
今からじゃ直せないでしょ?」と、矢張り年齢を見られたのか言われました
(というか初めての持ち込みなのに落ち着きすぎていたかも・・・(^^;))。
残り1社ではストーリーとキャラの魅力について色々ご指導頂き、
「漫画以外に好きなことありますか?」と聞かれたので答えると、
「じゃぁそれを漫画にしてみたらどうですか?楽しそうですよ」と
言って頂きました。絵の古さについては
「ウチの編集部は絵に関してはそれ程問いません」とのお返事。
もし投稿していくならここかなぁと思ったりしました。

予定していた3社を終わり、それ程の収穫もなくこれでもう終わりにしようかと迷ったのですが、
1日目に、お仕事真っ最中のmaki先生にほんの少しでしたがお会いすることができ、
その際に「A社」と言うところを勧めて頂いたので「そこを最後!」と思い、
泊まり先のビジネスホテルのパソコンで連絡先を調べ、飛び込みで連絡したところ
運良く快諾して頂き、持ち込みでは「ネームから見ても良いですよ」と言って頂きました!

現在は、ネームを描いては送り描いては送りの日々を送っています。

あのとき3社で諦めていたら、maki先生とお話ししていなかったら・・・と思うと
不思議な気持ちになりますが、折角頂いたこのチャンスを何とか生かせられたらいいなぁと思っています。

今回の持ち込みで、絵柄、センス、ジャンル、その全てに置いて、
合う雑誌とそうでない雑誌があることを痛感しました。
会社や雑誌によって本当に反応が違ってきます。時には反対のことを言われたり・・・。
持ち込みだからこそ臨機応変に対応出来たりと言うこともあると思います。
行ける方は、是非行ってみてください!
maki先生、本当に有難うございました!m(_ _)m

maki: お疲れ様でした!私もお会いできて楽しかったです!お話してるとあっという間ですよねぇ。とにかく完成度が高い方は、
雑誌を選ばすとにかく載せてもらえる所を探して欲しい!と思ってます。そういう方ほど少女誌では良い評価をもらえなかったりするので・・。
(少女誌は、どうしてもこれからの成長・期待度で見られますから・・)好きな雑誌1社で良く言われず落ち込んでしまうと本当にもったいない!
んですよね。どうしても性格上数うちゃ当たる!が出来ない方も多いと思いますが、ひのうさんの経験が持ち込み躊躇する方の背中を
押せたら良いですよね♪ネームぜひぜひ、頑張ってください!



           

お名前 真田虫 さん

一日に少女誌2誌に、持ち込みをしてきました。投稿自体経験もなく、初めてだったのですが、どうせ描くなら
生で見てもらったほうがいい!と思い無謀をしてきました。結果はボロクソでしたが、大変いい経験になりました!

2社とも共通して言われたのが、絵の粗さです。今まで勢いで押してきて、しかもそれが個性なんだと思い込んで
たのですが、今の段階だとただ汚い・雑というマイナス・ステータスでしかないということです。

まずは綺麗な線を引くこと、といわれました。デッサンはとれているということなのですが、その前に
まずはペン慣れです。他細かい部分について、ページをめくりながら、ここはいい、ここは悪い、
と具体的に言われました。
話については、エピソード不足でした。うわべをさらっているだけで、心情表現の深みが足りないということでした。
細かい部分の捕らえ方は2社で若干違っていて(もちろん読んだ人の数だけ解釈があるので)、一様ではないので
何箇所かに持ち込んでいろんな意見を聞くといいと思います。

時間はどちらも40分程割いていただきました。ものすごく濃厚な40分でした。
どこが悪いのか、どうすればいいのかを具体的に指摘してもらえるし、ほんのちょっとですがいいところも
言ってもらえるので、今後どういう方向で進めていくかの指針が見えてきます。
そして、一箇所だけでなく何箇所に持っていって違った意見を貰うとよりいいと思います。
私の場合はたった2箇所ですがそれでも共通する意見、個々の意見がわかりました。

精神的ダメージはありますが、打たれてなお闘志がわくというもので、次はもっと上を目指して!
頑張ろうと思います。


maki: お疲れ様でした!綺麗な線を、との事ですが、絵的に見させてもらうと、どちらかと言えばトータル的なものとも思えます。
荒めの線はいい個性でもあるので、無理に「線の質を変える」というよりもホワイト修正やトーンワーク、仕上げ方で変わると思います。
線自体は、ザクザク感を少し整理する位が良いかと思います。(主線を少し滑らかにするなど)頑張ってください!



           



お名前 名村 有香 さん
mail yuka5namura@csc.jp
去年の9月に初めての持ち込みに行ってきました。東京からかなり遠方に住んでいるので、1泊2日の旅、
1日で3社まわりました。

 1社目の講談社さんでは、12階の広い編集部のすみの応接室?みたいなところでありました。
こちらでは絵を誉めていただき照れました(笑)。ストーリー作りの欠点も的確に指摘され、とても勉強になりました。
特にキャラについては、主人公が好きになる男の子が、毎回同じタイプだと言われました(クールビューティ・これは
もう古いらしい)。ここではとても楽しく会話が弾みました(年が近かったせいだと思います。)

 2社目の白泉社さんでは、今他社に投稿中というのを伝えたのがマズかったようで、さらっと読んでちょっと批評
されただけで終わってしまいました(15分程度・あまりにも短い・・・)。反省。面談はウワサ通り1階のロビーでした。
 
 3社目の小学館では、1階のエントランスの横の広いロビーで批評をしてくれました。他にもたくさんの業界の
方たちが打ち合わせしているので、緊張するかも・・・。でも、業界人の気分が味わえて結構楽しい?
ここでは前・担当さんに原稿を見てもらいました。やはり絵はいいけどストーリーがまずいとのこと。講談社の方と
同じようなことを言われました。原稿の他にプロット2本、ネームも1本見てもらいました。やはり漫画はキャラ作りが
重要だそうです。私は話を考える前にまずキャラを作ることにしました。月刊少女誌では「はじける魅力の女の子」が
好まれるようです。今度は時間をかけてじっくり話作りに取り込もうと思いました。

 投稿しただけでは味わえない感動が持ち込みにはありました!!学生さんで地方に住んでいる方には経済的に
難しいかもしれませんが・・・。ちなみに今回の旅費は、ANAの「超割」を使って、トータル4万円弱でした(九州在住)。
持ち込み、是非行ってみて下さいね。私もまた行きたいです!(講談社が楽しかった♪)


 
maki:名村さん、3社持ち込みお疲れ様でした!お会いできて楽しかったです。私もぜひぜひ一度は持ち込みに行った方が良い!との
持ち込み推奨派ですが、学生さんなどはなかなか躊躇してしまうところもあるようです。恥ずかしいとか^^;名村さんのお話で持ち込み
決意出来る方が増えるとるといいですよね!貴重なお話をありがとうございます。