朝鮮民主主義人民共和国
+  中国国境地帯編

旅行第6日目 その2 最終ページ!

大連国際空港

お昼近くなり、中山広場から再び710番のバスに乗って空港に向かう。中途半端に混んでいて、結局ほとんどの区間立っていた。乗り過ごしちゃいけないと景色を眺めていたが、車内放送(テープ)は英語も言うし、そもそも降りる場所の景色を覚えていた。

「機場」バス停から10分くらい歩いて大連・周水子国際空港に戻ってくる。バス停から空港までは、ずっとアパート群の中を歩いていくので、おおよそ「国際空港」に行くような雰囲気ではない。



大連国際空港
 

ターミナルビルは新しくてきれいな建物である。内部の構造は単純で、1階が到着ターミナルで2階が出発ターミナル。どちらも国内線と国際線が半々ずつである。香港とマカオだけはいちおう国際線扱いらしく、わざわざそういうことが大書きされている。



出発ターミナル
半分からこちら側が国際線
 

私が着いたとき、国際線のチェックインカウンターは成田行きのJALの手続きで混雑していた。これに乗れば今日の夕方には成田に着くのに、私は航空券の関係で福岡・関空乗り継ぎで羽田着が夜10時すぎである。

13時になっても、結局全員揃わなかったので、チェックインはバラバラにやりましょう、ということになる。JAL便の手続きがまだ続いている13:20、私たちが乗るANA便の搭乗手続き開始。
カウンターが少なくて、「関西行きの人」「福岡で降りる人」「団体さん」のカウンターがひとつづつだけであった。首尾よく窓際の席が手に入る。

列の私より5人くらいあとにI氏がいて、その後I氏と昼食。チャーハンを頼んだら、もーのすごく脂っこくて、半分くらいしか食べられなかった。I氏はなぜか持参の納豆を食べていた。

それから出国審査。審査場を過ぎると搭乗待合室と免税品売場がある。ここでO氏とF氏と合流。O氏とI氏ご推薦の「パンタ型Pーモこドチョコレート(パンダ型アーモンドチョコレート)」を買う。I氏曰く、「前回買ったときは“チョユしート”だったんだけどなあ、直ってる」と惜しがっていた。

 

日本へのフライト

私たちが乗るのは全日空の福岡経由関西空港行きのボーイング767である。日本からやってきた到着便が遅れ、その関係で折り返しも搭乗が遅れた。搭乗が始まり、その最後の方まで待って乗り込んでみると、せっかく窓際にしてもらったのに私の列には窓がなかった。
全日空の国際線用ボーイング767の17列目には窓がないので注意しましょう。



関西空港行きの全日空機
 

定刻より約35分遅れの15:16に出発。滑走路の手前でなぜか20分近く止まり、ようやく離陸する。今日は天気はまあまあなのだが視界が悪く、景色はあまり見えない。窓がない席に座っているので、ざまあみろという感じである。

離陸して20分後、なんと機内食。さっき昼食を取ったばっかりなので、ほとんど食べられない。

そうこうしているうちに早くも福岡が近づいてくる。大連から福岡までは1,000kmくらいしかないのである。時計が1時間進み、日本時間の18:00頃、早くも福岡空港に着陸する。飛行時間はたったの1時間20分で、全然国際線に乗ったという感じではなかった。

福岡では福岡で降りる人だけ先に降りて、入国審査場へ行く。で、私たち関空まで行く人はトランジット。
「FUKUOKA」の入国スタンプがもらえるかも、という期待は外された。

20分ほど待合室で待って、再び搭乗。機内はかなりすいてしまい、今度は窓のある席に移った。 福岡からは約50分のフライトで、19:43関西国際空港に着陸。ここで日本入国。

滋賀県在住のF氏とはここでお別れである。

一方残った3人は、そこからもう1度チェックインとなる。2階の国内線出発ターミナルで今度は3人並んだ席を取る。今回の旅行でもう7回目のフライトなので、「淡々と」という感じである。

搭乗待合室は、もう21時近くなって閑散としていた。「これはすいてるのかな」と思って乗り込んでみたら後からぞくぞくと乗り込んできて、結構な搭乗率であった。

関西空港からは約1時間のフライトで22:04に羽田空港に着陸した。国内の旅行でこの時間に帰ってくることはよくあるのだが、さすがにいつもより疲労感が大きい。

O氏はモノレール、I氏は京急、そして私は空港バスなので、到着ロビーまで来ると3人は3方へ散っていった。それからの接続は非常によかったが、結局家に着いた頃には日付変更線を越えていた。

 

最後の2日間は中国にいたのでちょっと気分が希薄になってしまったが、ともかくこれで「北朝鮮に行く」という目的は達成されたのであった。

 

- おわり -

 

 

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