ネパール王国編
旅行第7日目 その2 最終ページ!
いよいよ搭乗
搭乗口
定刻20分前の13:30、搭乗開始。搭乗口は1つしかない。駐機場へ向かう通路でもう1回セキュリティーチェックがある。とにかく厳重なのであった。
駐機場に出ると、200mくらい向こうに停まっているタイ航空機まで歩くのだが、人数を区切って通路から駐機場へ出すため、かなり通路で待たされた。駐機場にはもう1機パキスタン航空機が停まっていた。
機内はほぼ満席。私の席は後ろから5番目くらいの窓際だったので、前の方にある入口から後ろの方へ歩いていくと、5~60人くらいのターバンを巻いたおじさんの集団がいて、その一種異様な雰囲気に一瞬びっくりした。
バンコクへ向け離陸
そんなこんなで30分ほど遅れて出発する。ネパールの景色も見納めである。窓からは、昨日行ったバクタプルの町が見えた(バスのロータリーがあったためわかった)。そして雲を突き抜けるとヒマラヤの山々も見えた。これも見納めである。
ヒマラヤの見納め!
それにしても、自分の前に陣取っているターバンの集団の行儀の悪いこと。シートベルトサインが出ているのに歩き回るわ、大声で騒ぐわ、スチュワーデスにも相当わがままを言っている。スチュワーデスでは手に負えなくなり、チーフパーサーが笑顔で登場したが、彼も額に汗を浮かべながら対応している。私の周辺に座っていた欧米人その他もあきれていた。
3時半ごろ、なんと機内食が出る。こんな中途半端な時間に、と思いつつも全部平らげる。
飛行機は、カトマンズからバンコクへの直線コースより少し南側を飛んでいるようで、インド領からベンガル湾に出て、その後ミャンマーの海岸線沿いを飛ぶ。陸地はジャングルかと思いきや意外と畑が多く、家も点在している。そして海岸線から離れ、タイ領へ。往路は通路側だったのでこういう景色は全く眺められなかった。
バンコクでトランジット
時計が1時間15分進み、3時間弱のフライトでやや薄暗くなったバンコク ドン・ムアン国際空港に着陸する。ネパールから着くとものすごい先進国に来たような気がする。
ここで成田行きの飛行機に乗り換えるのだが、それまで5時間以上もある。そこで、広々とした免税店街でおみやげをいろいろ買う。ただそうは言っても2時間もすればだいたい用は済んでしまうし、疲れてくる。夕食を食べるにしても、さっきの機内食のおかげでおなかがすいていない。
すると、ある売店でタイ産のカップラーメンが置いてあるのを発見、量的にも手頃なのでそれで夕食とする。ところが、辛いんだこれが。カップラーメン1つとってもそこは東南アジアである。とてもスープを飲みほせなかった。
日本へ
時間を持て余し、22時に1番乗りで22番搭乗待合室へ。ここでも待合室に入るところで改札がある。時間がたつにつれて徐々に客が集まってくる。当然ほとんどがバンコクからの帰りの人で、半袖の人が多い。長袖は少数派である。
23:20、ようやく搭乗開始。この便も窓際。昼間ならいいけど、このような夜行便では寝るには非常に窮屈な席である。3列シートで、となりの2席には老夫婦が座った。どこかで見たことあるなと思ったら、ネパール入国時の入国審査で私の前に並んでた人であった。聞いてみると、行きも帰りも乗る飛行機が全く私と一緒なのであった。こんなこともあるんだね。
23:53、離陸。当然外は真っ暗。希望者だけ夜食のサンドイッチが配られたが受け取らず、明日の朝が早いのでとっとと寝る。狭いわりにはすぐ寝入ってしまう。
時計が2時間進み、翌朝5:30に点灯する。タイ時間で3時半にたたき起こされたわけである。そしてすぐに機内食。眠くてしょうがないけど無理矢理食う。
そのうち夜が明けてくる。日本も曇っていて、窓からはどこを飛んでいるかわからない。いちおう機内のプロジェクターでどこを飛んでいるかわかるけど、実感がない。
やがて高度を落とし、雲を抜けると、確かに日本であった。6:56着陸。
まだ早朝であるので他の到着便もなく、成田空港到着ロビーは閑散としていた。ちょうど1週間前にはこの1フロアー上の出発ロビーにいたわけで、そちらの方は混雑しているものと思われる。
それにしても寝不足であった。帰り新宿まで乗ったリムジンバスの車内も、私としては非常に珍しいのだが、熟睡していた。帰宅してからも、疲れと寝不足でぼーっとしている間に週末が終わってしまった。
- 終わり -