海外の鉄道もの

ボストンの地下鉄


ボストンに到着した翌朝、しばらく周辺を散歩したあと、地下鉄に乗ってみた。
ボストンの地下鉄の乗り場には、「T」と書かれた丸い看板がかかっている。だから地元では通称「T」と呼ばれているそうである。
泊まったホテルの最寄り駅であるコプレイ駅をはじめ、多くの駅は階段を下りていくと駅員のいる一角があり、改札はすべて自動改札。
ビジター・パス(乗り放題券)は自動改札を通れないのでそういう人のために駅員が開閉する改札もある。このあたりは日本の地下鉄と同じような感じなのだが、違う点
自動券売機がないこと。窓口でトークンというコインを買い(1枚=$1)、自動改札機にそれを入れると改札を通ることができる。駅によってはトークンの自動販売機があった。



ボストン地下鉄の駅入口
写真ではわかりにくいけど「T」の丸い看板がある
 

ちなみに、ビジター・パスは主な駅で買えるらしく、このコプレイ駅でも売っているらしい(駅の入り口にも書いてある)。さっそく窓口で買おうとするが、駅員に強い調子で何か言われる。どうやらまだ早朝でお釣りがないらしい($5の1日券を買おうとしたが$10札しかなかった)。仕方がないのでここではトークンを買う($1札はあった)。

コプレイ駅は4つある地下鉄路線のうちグリーンラインという線の駅である。このグリーンラインは、郊外でだいぶ長いこと路面を走るらしく、車両が路面電車仕様である(2両編成)。車両の小回りが利くことをいいことに、かなり路線がくねくねしている。



グリーンライン
駅も電車も路面仕様
 

とりあえず明日出発するサウス・ステーションの下見をしようと思い、3つ目のパーク・ストリート駅でレッドラインに乗り換える。グリーンライン以外の3つの路線は、ふつうの電車であった。



レッドライン
こちらはふつうの電車
 

サウス・ステーションでビジター・パスが手に入る。しかも、地下鉄の駅ではなくアムトラックの切符売り場で売っていた。かなり大きくて、日付をコイン等で削って使用するタイプのものである。



ビジター・パス(見開いたところ)
約1/2に縮小。かなり大きい。
裏面は路線図になっている。

 

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