海外の鉄道もの

ローマの地下鉄


ローマの市内交通は地下鉄、トラムと呼ばれる路面電車、そしてバスがある。このうち、市内観光に地下鉄を利用した。

ローマの地下鉄はA線、B線の2路線があり、国鉄の中央駅があるテルミニ駅で交差している。



地下鉄の入口
赤地に「M」のマークが目印
 

切符は改札口の近くに自動券売機があり、そこで1回券も1日券も買うことができる。いずれも地下鉄・路面電車・バス共通で乗ることができる。この自動券売機は、外国からの観光客を見越してイタリア語、英語、フランス語など5カ国語で表示できるようになっている。
私としてもイタリア語よりは英語の方がまだわかるので、英語の表示にしてまずは1日乗車券(3.1ユーロ)を買おうと思うのだが、機械がうまく動かない。周りにいる世界各国からの観光客たちも首をかしげながらやり直している。
何度かやっているうちに、どうやら細かい釣り銭を切らしているらしいということがわかってきた(なんだかなあ)。

そうやってようやく手にした1日乗車券は、味も素っ気もないただの切符であった。



その味も素っ気もない1日乗車券です…。
 

改札口は自動改札で、投入口というより刻印機に切符を突っ込んで、印字されたら三脚型のバーを押して中に入ることができる。1日乗車券の場合は、最初に乗るときだけ刻印して、あとは有人の改札口で提示するだけらしいのだが、この有人のところに係員がいないことが多く、見られたためしがなかった。ずいぶんとルーズである。
ちなみに、出口の方はブースはあるけど何もチェックせずに外に出るようになっていた。



改札口
手前側が出口、向こう側が入口(黄色い刻印機も見えています)
そのさらに向こうの有人改札にはやはり誰もいませんでした(^^;)
 

そうやってホームに降りると、落書きだらけの電車がやってくる。特にA線はまともな電車がひとつもなかった。
夏の暑い盛りであったがホームに軽く冷房が入っていただけで、電車の方は冷房がなくて非常に蒸し暑い。しかしそこはおしゃれの国?イタリアで、ビシッと着こなしている地元の人が多かった。



プラットホームと落書きだらけの電車
 

おまけに故障なのか、駅に着いても開かない扉もあったりした。なかなかな乗り物である。

 



こちらは古い街並みの中を走るトラム(路面電車)

 

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