●藤井寺球場

６試合

近鉄南大阪線藤井寺駅から徒歩３分くらい。

かつてのバファローズの本拠地。大阪ドームができた平成９年以降は、２軍戦やバファローズの練習グラウンドに使われていたが、平成１６年末の球団合併により主がいなくなり、取り壊しが決定した。

大阪の郊外、藤井寺市の住宅地の中にある庶民的な球場である。ライトスタンドに隣接する形でバファローズの寮もあった。
線路沿いにあり、藤井寺駅に着く直前に右側の車窓から見える。また、球場脇にはでっかい駐輪場もあったりして、地域の人たちが気軽に来られる雰囲気があった。
昭和初期に開場した古い球場なのだが、改装されたようで、そんなに古さを感じさせない。

でもそこは河内のど真ん中にある球場である。試合中の球場内には、河内弁で言葉のきつい、それでいてどこかウィットの利いたヤジが飛び交っていた。ヤジを聞いているだけでもおもしろかった。

この球場は住宅地の中にあるので、夜間照明設備をつけるときの条件として鳴り物の応援が禁止されていた。他の球場と違い声援と手拍子、あとはせいぜいメガホンをうちならすだけの応援風景は、独特の雰囲気があった。