●岩手県営球場

  

1試合


試合のある日はJR盛岡駅から臨時のバスが出ている。
それ以外の日も球場前を通る路線バスがある。いずれも駅から3~40分はかかる。


「みちのくシリーズ」とか銘打たれて、仙台の宮城球場とセットで年間2~3試合プロ野球の試合が行われる。
盛岡市郊外の丘の中腹にあり、2つある入口の門から坂を上がっていくと外野席のあたりに着く。そして内野席の後ろは裏山である。

なんと言っても交通の便が悪い。距離的には盛岡駅から5kmくらいだし、臨時バスもじゃんじゃか走っているのだが、そのバスは直行ではなく市内を大回りに走る路線バスなので、なんと往路は40分もかかった。復路は道がすいていたが、それでも30分かかった。時間に余裕を見た方がよさそうである。

外野席は土盛りの芝生席であったが、内野席は鉄筋コンクリートの地方球場にしては立派な造りであった。スコアーボードも磁気反転式の遠隔表示である。

が観戦した日は風が強く、6月であったが日が暮れると上着なしにはいられないほど冷えこんだ。

なにしろ年間数試合しかプロ野球の試合がないので、オリックス×ダイエー戦だったのにタイガースのハッピを着ている人がいたり、ルールを知らないのにとりあえずやってくる人もいたりという状態であった。
「世界の王さんとイチローさん(当時オリックス)がこの町に来てくれただけで良しとしなきゃ」なんて声も耳にした。

この球場で驚いたのは、ジュースを缶で売っていたことである。自動販売機まである。他の球場では「危険だから」ということで原則禁止していることを、ここでは平気でやっている。入場券の裏には「危険ですからお断りします」と書いてあるのに、謎である。

あとは売店でバナナを売っていたことかな。球場で見るのははじめてのような気がした。

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