●札幌市営円山球場

２試合

札幌市営地下鉄東西線円山公園駅から、円山公園の中を１５分くらい歩く。
ちなみに試合のある日は駅の真上にあるバスターミナルから市営の臨時バスもある。

平成１２年まで札幌市内で唯一プロ野球が行われる球場であったが、平成１３年に札幌ドームが完成したあとも、しばらく２軍戦で使用されていた。ファイターズが本拠地を札幌に移したあと、１軍戦が行われたこともある。

私が行ったのは７月と８月の境目であった。
北海道の夏と言えばさわやかというイメージであるが、観戦した２日間は雨が降ったりやんだりで、蒸し暑かった。

最寄り駅の地下鉄円山公園駅からけっこう歩く。だから試合がある日は駅から臨時バスも出ている。
駅から球場までは、広い円山公園の中を歩くことになる。公園とは言っても、北海道の自然をそのまま残しているような森、という感じで、途中には北海道神宮の鳥居などもあり、ちょっとしたハイキング気分である。
そして、球場そのものもそんな公園の中にある。

内野席は長椅子。外野席は土盛りで狭く、しかもライトスタンドのすぐ後ろは交通量の多い道路で、場外ホームランが出ると（実際１本出たが）道路に飛び出してしまう。車に被害はないのだろうか。

天気があまり良くなかったことでやや薄暗く、ふつうなら照明灯をつけるところが、この球場には照明設備がないので、薄暗い中ムリヤリ試合をやっていた。この球場は年間１０試合くらいプロ野球の試合が行われるが、照明設備がない関係で試合は日の長い６～７月くらいに集中していた。自分が見に行ったのはその年最後のプロ野球の試合だったのである。

この球場で一番面食らったのが、試合後にスタンド内のゴミを目当てにやってくるカラスの大群。試合後の余韻を味わうヒマもなく、カラスから逃げるように球場の外に出なければならなかった。