●秋田市営八橋(やばせ)球場

   

1試合


JR秋田駅西口バス乗り場@番もしくはJ番から、「県庁・八橋方面」行きに乗り、「八橋市民広場前」下車。駅から約7〜8分。


毎年6月初旬の週末に、ロッテ主催の試合が2試合行われていた。
平成15年に市内に新しい球場ができると、この球場ではプロ野球は行われなくなった。

秋田市は駅周辺のお買い物エリアと、県庁や市役所などの行政機関のある地域が少し離れており、八橋球場を含む八橋運動公園は位置的に市役所のとなりにある。
近くにバスの営業所もあるため、球場前を通るバスは駅前から頻繁に出ており、試合があるからといって特に臨時バスはない。私も試合の1時間半くらい前に駅前からバスに乗ったのだが、バスは空いていた。

先にも述べたとおり、この球場は「八橋運動公園」の中にあり、球場周辺には陸上競技場や体育館などが集まっている。
球場そのものは、いかにも「地方球場」といった風情で、内野席は全部長椅子。外野席は芝生席。ライトスタンドは、その向こう側にある雑木林と一体になっている。ちなみに夜間照明設備はない。
スタンドは全体的に非常に狭い。収容人員は19,560人で、私が見に行った試合も結構客が入っていたように見えたが、それでも観衆の公式発表は12,000人であった。
スタンドが狭いおかげでやたらと場外ファールが多かった。少なくとも20球はあったと思う。

客の入りが多かった割には、試合中は静かだなー、という印象があった。外野席の応援団がいつものように騒いでいなかったら、本当に「シーン」という感じである。実は私も秋田県人の血が半分流れているので言えるのだけど、もともと物静かな人たちというところへ持ってきてプロ野球を見る機会があまりない土地なので、まあこれもしょうがないのかなあと思う。スタンドが開放的で音が外へ抜けてしまうのと、且つ風が強かったせいもあるけど。
そして試合が15−3というワンサイドゲームだったにもかかわらず、かなりの客が最後まで残っていた。

入場口の狭い階段を上がると即スタンド、という構造なので球場内に売店がなく、球場外に露店が並んでいて、売り子さん以外から何か買う場合は一旦外に出なければならない。そのため、入場券を持っていれば球場内外に出入り自由であった。
「内野席が全席自由席」というのも公式戦ではこれが初めての経験。そもそも座席に番号が割り振られていないので、指定席にしようがないのである。よってバックネット裏の席は人気があってそれこそ超満員であった。

 

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