1997年夏 2度目で再発見

今年はロッキーオンリー
 昨年(1996年)の誓いを果たすべく、この年もお盆の週にカナディアンロッキー。この時期はホテルがとりにくいと聞いていたので、やはりツアー。国内大手のJ社で、航空券+ホテル+ホテル・空港間の送迎で滞在中は全部自由行動のものです。お盆の時期は格安+ホテルの自前旅行より、こういうパックを利用した方が安く上がると思っているんですが。ただ、ゲートウェイがミネアポリス(NW航空ですね)だったので、ミネアポリスで乗り継ぎがあまり良くなく、特に行きはバンフのホテル着が11時30分近くとなってしまいました。自由行動期間中はレンタカーを借りることにして、昨年の1日から一挙に5日間、ハーツ利用です。

謎の「バンフ・センター」
 このツアーの宿泊先はバンフセンターという所でした。旅程表をもらったとき、どんなホテルだろう?と思っていろいろ調べましたが、どこにも情報がないのです。バンフセンターそのものについてはいろいろな記述がパンフレットやホームページで見ることが出来ます。でも、肝心のどんなホテルかということはわからずじまい。実際行って見ると、清潔で部屋も広く、好印象でした。詳しいことはわかりませんが、バンフセンターはそもそも文化施設であって催し物開催時に宿が必要となる人達向けに宿泊施設が附属している、それをツアー会社が特別に契約して私たち旅行者に提供しているということなのでしょう。バンフセンターに附属している施設(プールやジム等)も使用できました。ただ、難点を一つ挙げるとすれば、部屋にコーヒーメーカーがなかったことです。(ロッキーで泊まったホテルでコーヒーメーカーがなかったのはここだけ。ただバンフセンターをホテルと呼ぶとすれば、の話ですが。
 (後でバンフの観光情報誌「Where(2000年版)」を見たら、しっかりホテルリストの中に名前がありました。但し、「booking restrict 」とあるので何らかの制限があるのかもしれません。)

天気
 昨年があまりにも好天候だったせいか、私たちには「夏のカナディアンロッキーは天気がいい。」という幻想がありました。しかし、この年は天気がすぐれず、だいたい曇り時々雨という天気が続き、最終日(飛行機に乗る前日)は一日中雨でした。従って、上記のような幻想はもろくも崩れ、「ロッキー観光も天候に左右される。」という至極当然な認識をしました。考えてみれば、ネバダ州のような砂漠ならいざしらず、これだけ緑が豊富な山岳地帯で雨がふらないわけがないし、思いだすと、そういえば昨年ツアーのお姉さんが「これだけ天気がよくてみなさんはとってもラッキーですよ。」って言ってたような。お手上げ状態の最終日は結局、ちょっとだけドライブしてお土産屋さん巡りとなりました。

ハイキング
 
天気が良くない中でも、ハイキングみたいなものをやろうと思い、手ごろなジョンストンキャニオンのトレイルを歩くことにしました。ボウバレーパークウェイの脇にある駐車場に車をとめ、出発。ここは他のロッキーのトレイルとは違い、きちんと歩道が整備され、重装備でなくとも歩くのにそんなに苦労は要りません。日本にもよくある公園内歩道という感じ。そういうと、物足りないのではないかと思われるかもしれませんが、当時全くの運動不足であった私にとっては、近くの方の滝(the Lower Fall)への往復でもひいひいぜ〜は〜となってしまい、もう少しワイルドな道を歩くハイキングはできそうにもないことを認識しました。もう少し身体を鍛えなきゃ。
 (2001年夏、日ごろジム通いをして体力向上を図った結果、ハイキングに挑戦の予定)

ゴルフ
 かの大橋巨泉氏が初めて訪れてその美しさに感激し、バンフにお土産屋さんを出店する決意をさせたゴルフ場、バンフスプリングスゴルフ場でプレーしました。ここは、J社のオプショナルツアーの一つとしてかなり前から日本で予約しておきました。「予約のみ」で送迎等はなく、価格もリーズナブル。当日は自分の車(といってもレンタカー)でクラブイン。天候は雷も一瞬なる位の小雨まじりでしたが、コースのあちこちにエルクの群れがいて、エルクの存在自体が何も珍しくなくなる位でした。終った後は、アッパーホットスプリングスに行ったことは言うまでもありません。この他、バンフの天気予報があまりにも良くなかったため、「どうしようかなあ。」と思い、予報を見てみると93号線を越えたラディウムホットスプリングス方面の天気予報はいくらかましなもの。ならば、ということで、ラディウムホットスプリングスのゴルフ場を前日に予約し、ゴルフ&温泉のラディウム版を楽しみました。ここでの景色はアルバータロッキーとは一味違っていてこれもまた魅力的で、往復のドライブ(93号線のキャッスルジャンクションとラディウムジャンクションを結ぶ道)もなかなかです。またゆっくり来てみたいと思いました。

再発見
 勿論この年も湖めぐりは不可欠。お決まりのレイクルイーズ、エメラルドレイク、モレーンレイクへと足を運びました。中でも、モレーンレイクでは、前年には行かなかったビューポイントへのショートトレイルに行くことができ、そこからの真っ青な湖面の色と景色は新たな感動でした。また、サプライズポイントからのバンフスプリングスホテルの眺めなども体験することができ、天気はともあれ、「カナディアンロッキーはやっぱりいいなあ。」というのが2回目の感想。ひょっとしたら行く度に微妙に違った思いをさせてくれるところなんじゃないかって感じてしまいました。もう十分どころか、ますます何回も来てみたいなと。今度は宿固定じゃなくて、フリーにレンタカーを借りてラディウムやジャスパーとかにも行くことができたら。でも、なかなか休みの調整が難しいので、来れるだけでも幸せかもしれません。


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