オパールヒル(Opal Hill)
難易度&コースの特色  マウントエディスキャベル、エンジェルグレーシャーそしてお花畑、氷河湖すべて揃ったお勧めトレイル
距離、時間 往復約8km 半日コース
トレイルヘッド ジャスパーから南へ93→93A→キャベルロードへ入り、その終点

  ジャスパーでの人気コースは、ダウンタウンから望むことができるマウントエディスキャベルと懸垂型の氷河エンジェルグレーシャーを同時に楽しめるキャベルメドウ。歩く時間はそう長くなく、半日で十分回れます。

  ジャスパーからアイスフィールドパークウェイを南下、公園ゲートを越えてすぐ93Aの道を行き、さらにしばらく進んでキャベルロードに入ります。このキャベルロードは道が狭く、観光バスやトレーラーの乗入れは禁止。以前は、時間帯によって行きと帰りの車を分けていたそうですが、今はそんな制限はありません。乗用車なら慎重に運転すれば、どうってことない道です。但し、朝早く行かないと駐車場が混みます。ここには売店は全くないので、水などはちゃんと持って行くこと。          
  左の写真の看板からトレイルはスタート。階段を登って行き、岩場のパスをしばらく進むと、早くもキャベルメドウとの分岐点に差し掛かります。ここを左に戻るように曲がる道を取ります。最初は登りが続きますが、岩場でそばに小さな流れがあるようなところには、ホーリーマーモットが、ぬっと姿を表しておりました。

  


駐車場(まだすいてます)


キャベルメドウと氷河湖との分岐


ホーリーマーモット君(動かん!)

  ホーリーマーモットがいた岩場を過ぎると森林の中に入り、登りの道となります。途中、エンジェル氷河が見えるところもあり、そんなに退屈はしません。ひとしきり登ると、パッ視界が開け、お花畑のようなメドウが広がっています。まだあまり人がいなかったので、じっくりとエンジェルグレーシャーと周囲の景色を楽しむことができました。トレイルはこのアルパインメドウをぐるっと一周しているので、花を鑑賞しつつ下りはじめることにします。


アルパインメドウ


メドウの頂上付近からの眺め


氷河湖(氷河のかけらが浮いてる)

  途中で先ほど来た道と合流し、下りつづけ、キャベルメドウと氷河湖の分岐まできたら、今度は左に曲がって氷河湖を目指しましょう。こっちのトレイルは、パス・オブ・ザ・グレーシャーと言われるもので、標高差があまりないため、子供連れやお年よりを含め、かなりの賑わいをみせています。氷河湖のまわりにもここからの眺めと氷河湖で遊ぶ人(子供多し)で人気スポットであることをうかがわせますが、確かにここからのマウントエディスキャベルも一見の価値。ここからの戻りはこの氷河湖から流れ出るクリーク沿いに下のトレイルを進んで、駐車場へ帰ります。


リーフィーアスター


おなじみ!インディアンペイントブラシ


マウンテンファイヤーウィードか?

  ここのトレイルは、はっきり言っておすすめです。確かにジャスパーで一日過ごすなら、マリーンレイクよりこっちを勧める人がいるというのもうなづける話。(とはいってもマリーンレイクもはずせませんが。)。私は行く前は、エンジェルグレーシャーばっかり頭の中にあり、この氷河だけを見に行くのかなあという感覚だったのですが、実際に行ってみると、氷河だけでなく、ジャスパーを代表するマウントエディスキャベルの他、花が咲き乱れるサブアルパインメドウ、氷河湖、クリークなど、いろんな景色が凝縮されているのです。しかも時間も半日程度で、登りもそんなにきつくない。ちょっとでも元気のある人は、下のパス・オブ・ザ・グレーシャーのトレイルだけでなく、キャベルメドウの方も歩いてください!後悔させません!

(2001年8月14日 晴)


マウントエディスキャベルとエンジェルグレーシャーのツーショット
(氷河湖付近から)


トップページへ