オパールヒル(Opal Hill)
難易度&コースの特色  レイクルイーズ近辺の人気コースを一遍に2つまわる欲張りコース
距離、時間 往復約17km 一日コース
トレイルヘッド レイクルイーズ

  右の写真はおなじみのレイクルイーズですが、この奥の氷河が間近に見える場所まで行く人気コース。
  直接そこに向かうこともできますが、私達はもう一つの人気コースである、レイクアグネス経由で行きました。この2つで6時間くらいかかりますが、変化に富んだ景観を楽しめます。時間と体力のある方は是非2つ回ってください。
  トレイルヘッドは勿論レイクルーズ。
  湖の景色を十分楽しんだ後は、向かって右手の道をいよいよ出発!

  まずは、レイクアグネスに向かいます。湖畔のトレイルを歩き始めるとすぐにレイクアグネスとプレーン・オブ・シックス・グレーシャーズに向かう道との分岐点があります。ここで右の道へ。            

 分岐を過ぎると、すぐに上りの勾配が始まります。このトレイルは、乗馬のコースにもなっているので、「落し物」を避けるように歩きます。最初なので非常に元気ということもあり、はやる気持ちを抑えながら、しばらく上ると小さな「ミラーレイク」という湖に出ます。この湖の正面には、Big Beehive(大きな蜂の巣)といわれる岩の塊があり、何とも面妖です。後でここの上にも行きます。
 このミラーレイクからレイクアグネスへは左右どちらの道を通っても行けるみたいですが、距離が長い右の道を行くのが通常みたいです。さらにてくてく行くと、小さな滝のような場所に出て、その横の階段を上るとお待たせのレイクアグネスに出ます。出発してから1時間ちょっと。ここにはティーハウスがあるので、休憩です。(但し、冷たい飲み物はないと思った方がいいでしょう。)

     
     ビッグビーハイブ                       レイクアグネス               ビッグビーハイブから見たレイクルイーズ

 ティーハウスを出発すると、レイクアグネスの右の方に湖を半周するように進みます。いやぁー、ここまで来るだけで人の数がグンと減って、なかなかいい感じです。でもここからが大変。湖の脇のトレイルを、ビッグビーハイブに向かって急激な上りのスイッチバックが続きます。あの岩の塊の上まで行くんだからしようがないかねえ。結構上った後に小高い丘のような場所に出て、ビッグビーハイブのビューポイントに向かう分岐に出ます。そこを左に曲がって向かうわけですが、ここからは石灰岩や木の根がごろごろしているような中を適当に歩いていくという感じ。なんやかやでやっとビューポイントの申し訳程度に屋根がついた展望台(?)に着くことができました。ここで我々はランチ。レイクルイーズビレッジで調達したサンドイッチをほおばります。これは美味い!ここからは文字通り足元にレイクルイーズが臨めます。ここまで上ってきたんだという実感が湧きます。

 腹ごしらえが終わると、元来た道とはいえない道を分岐点まで戻り、プレーン・オブ・シックス・グレーシャーズに向け出発です。今度は、レイクルイーズに向けて急な下り道を降りていくことになります。この道はなかなかきつい。逆だったらしんどいだろうなあと思います。ひとしきり降りるとようやくレイクルイーズのトレイルヘッドからの上の道と合流です。ここからがまたまた一苦労。高度差はそんなにないものの、距離が長い。とりあえずの目標のティーハウスまで歩けど歩けどなかなか到着しません。この辺は視界が良くトレイルの先の方まで見渡せるのですが、ずっとトレイルが続くのを目にすると、思わず「まだかよ。」って言いたくなります。実際距離にすると3.5kmですから、まあしようがありません。だた、左右にはかなり高山植物が咲いていたりして綺麗です。ティーハウスでは思わず一服です。そこから更に1kmちょっとでようやく終点。遠くから見たことしかなかったビクトリア氷河をほんのすぐ近くでとらえることができます。その氷河のてっぺんを見ると、何やら山小屋が小さく見えます。カナダ山岳協会のAbbot Pass Hutだそうで、あんなとこまで行く人がいるのか、と感慨深い眺めでもあります。


   
この道を行く!(遠い)


   
トレイルの終点から見た氷河


 帰り道から見たレイクルイーズ

 帰りは、レイクルイーズの起点シャトーレイクルイーズまで一気に下ります。帰り道とは不思議なもので、そんなに距離を感じません。下りの標高差もそんなにないと思います。でも、正面にレイクルイーズを見ながらなので、どんどん下に下りてくるのがわかります。行きとは逆に下の方の道を通り、氷河から湖に流れ込む水流を右手に湖まで進むと左側の岸壁にはロッククライミングを楽しむ人達を目にすることができます。この辺りまでくると湖畔を散策する人達と一緒になるので、結構人がたくさん歩いています。後は湖を半周して、終点まで。

(2001年8月12日 晴)


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