ツインフォールからウェイルバックトレイル (Twin Fall & Whaleback Trail)
難易度&コースの特色  滝を下からと上に回りこんで源流を渡り、雄大な景色を眺める、距離は長いがその分歩き応えがある
距離、時間 一周約22km 一日コース
トレイルヘッド ヨーホーバレーロードの終点、タカカウの滝の駐車場から、奥へと進む

 朝のタカカウの滝はまだまだ人が少なく、静寂に包まれています。時間が経つにつれ、観光バスでたくさんの人が訪れる場所ですが、早く行けば得をした気分。でもこれから一日がかりでツインフォールとその後ウェイルバックトレイルを回って、夕方にはまたここに戻ってこなければなりません。天気は快晴。タカカウの滝を右手に、奥の方のトレイルの入り口から、さあ、出発です。
 まずはヨーホーリバー沿いに北へ向かいます。最初のうちはそんなに登りはきつくありません。道も広く、歩きやすいところです。3kmくらいから徐々に登っていくなあという感じですが、まだまだたいしたことはありません。5km弱で最初の分岐点のラッフィングフォールに到着です。標識に従い、リトルヨーホートレイルを左に見て、さらに直進。しばらくするとツインフォールに向かう道は左に分かれます。ここから登りはきつくなり始め、汗もかいていきます。でも、空気が乾燥しているので、すぐに蒸発。不快な思いはありません。まず最初の目的地に向かい、張り切って向かいます。

トレイルの出発点 ヨーホーリバーの流れ マウントダリーの山々?
 登りも一段落すると、ツインファールシャーレーに到着します。ツインフォールを見るビューポイントはここから少し左に入るところにあります。ということで、取った写真が左のものなんですが、何か変ですね。ツインフォール(Twin Fall)は、「双子の滝」という意味。本当は2本の滝があるはずのところ、何かの関係で左側にあるはずの滝が消えているんです。少し拍子抜けですが、貴重なものをみたということにしておきました。行ったのは2002年の夏ですが、その後どうなっているのでしょうか。一本のまんまっていうことはないでしょうね、少し心配ではあります。なお、このポイントからまっすぐ行くマーポールコネクターという道はアップダウンが激しく、見た目より時間がかかるそうですので、あまりお勧めできないそうです。私たちが行ったウェイルバックトレイルの方が眺めがよく、結果的にいいとのことです。
ツインフォール!なんですが

 ということで、ビューポイントから引き返し、サンドイッチの昼食をとって、ウェイルバックトレイルに入ります。ここからは本格的な登り。何せさっきしたから見たツインフォールの上にまわり込むわけですから。これでもかの、九十九折が何度も何度も続き、なかなか平坦なところにはたどり着きません。やっとの思いで、登り終えると、開けた場所にクリークが流れていきます。そう、これが先の方でツインフォールとなって流れ落ちていくのです。クリークは細いものの(これが1本となってしまった原因なのか)、流れは急。ひとつの達成感とともに、清涼感が味わえます。でもこの橋は、トレッキングシーズンになるたびに架けられる(冬の間は雪でもたないんですね)そうで、この山道を橋の材料を持って運んできた人達はさぞかし大変だったろうなあ。

ツインフォールクリークの橋 振り返った眺め 案内板

さて、これからもウェイルバックパスに向かって登りが続きます。でも、四方を数々の山々に囲まれ眺めは最高ですので、さほどしんどい感じがないのが不思議。お花畑も期待していたのですが、この年はもう終わってしまったらしく、あまりありませんでした。最高点に達した後は、一気に下りが続きます。この下りもかなり急です。逆コースはかなり疲れるだろうなと思いつつも、自分たちが通ってきた道もかなり急な上り坂だったので、結果的にどっちとも言えない
かも。ひとしきり下ると、リトルヨーホートレイルと合流し、ラッフィングフォールを経由して、トレイルヘッドへと戻っていきます。

タカカウの滝に戻ったらもう夕方近く。さすがに観光バスの姿はもうありません。充実した山歩き、でした。

(2002年8月12日)

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