1. 百名山が多いと偉いのか。
北海道 | 9 | 東 京 | 1 | 奈 良 | 2 | 登山の経験は冗談で登った富士山のみという会社の先輩が,この日本百名山のリストを見て「俺の出身地である愛媛県が一つしか無い。」と寂しそうに言ってました。 確かに中部日本以北がほとんどを占めている訳ですが,そもそも山の数が違うのだからしょうがないでしょう。特に山ばっかりの長野県の31個は群を抜いています。 百名山が多いからって言っていい事といえば,全山登頂を目指した場合に地理的優位性が高いってこと位だと思われます。しかし別に自慢する様な事でもないでしょう。 どうでもいい様な事で,すいません。 |
青 森 | 2 | 神奈川 | 1 | 三 重 | 1 | |
岩 手 | 3 | 新 潟 | 11 | 鳥 取 | 1 | |
秋 田 | 2 | 長 野 | 31 | 徳 島 | 1 | |
山 形 | 6 | 富 山 | 9 | 愛 媛 | 1 | |
宮 城 | 1 | 岐 阜 | 10 | 大 分 | 2 | |
福 島 | 6 | 山 梨 | 12 | 宮 崎 | 2 | |
栃 木 | 4 | 静 岡 | 8 | 熊 本 | 1 | |
群 馬 | 11 | 石 川 | 1 | 鹿児島 | 3 | |
茨 城 | 1 | 福 井 | 2 | |||
埼 玉 | 3 | 滋 賀 | 1 | 合 計 | 149 |
2. 標高をグラフにすると見えてくるもの。
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左のグラフは100個の山の標高を順番にグラフ化したものです。左が北海道で一番右が宮之浦岳になります。 まず目に付くのは一番高い富士山でしょう。そしてその左右の高い部分が,左が北アルプス,右が南アルプスです。 低いほうでは筑波山がダントツに見えますが,目立たないながらも右側にも似たような低さの開聞岳があります。 しかし,こうしてグラフを見ていても何も判りません。これが株価や為替レートだったら,物凄い乱高下で,何らかの指針が得られるのでしょうが,これは山の標高であり,何の意味もありません。 よって結論。百名山の標高をグラフ化しても何も見えてはきませんでした。 どうでもいい様な事で,すいません。 |
3. 山の名前は3文字が多い。
100個の山の名前の文字数を調べると,2文字が13峰,3文字が71峰,4文字が6峰,5文字が10峰あり,それ以外は有りません。山の名前だと○○山や△△岳と言ったパターンが多いのでこの結果には肯けます。深田氏は百名山を選ぶに当たっていくつかの指針を示しておりますが,名前の文字数に関しては一切言及しておりません。ですからこの割合は百名山に限らず一般的な山における命名基準と言うか,人々が山の名前に対して持っているイメージにほぼ合致するものと思われます。
そもそも何でこんな事を言うのかというと,一覧表を作ったりする時に文字数と言うのは重要なファクターだからです。100のうち,たった一つだけ15文字くらいの名前が混じっていると表全体のバランスが極めて悪くなってしまいます。日本人の名前はたいてい2文字から6文字程度ですが,一人だけ「じゅげむ〜」みたいのがいると,困る事になります。例えば小学校にじゅげむ君がいると,先生はテストの答案用紙の名前記入欄を大きく取らなくてはならず,試験問題が減ってしまいます。しかしそうしないと,これは差別になり,じゅげむ君はいじめられます。いじめられたじゅげむ君は中学生になってから反撃に打って出ます。そして何人かの教師や生徒がナイフの犠牲になってしまうのです。これは由々しき事態です。
まあ,ここではそんな事はどうでもいいのですが,何が言いたいかというと,3文字が最多だという事はともかく,4文字が少なくて5文字の方が多いという事です。普通,最多を占める項目を頂点に左右に対照的な分布を示すのが一般的です。グラフにしてみれば顕著なのですが,一つの山でなく二つの山を示すグラフになります。「日本百名山」は山の話をしている訳ですから,山あり谷ありで,この方が具合がいいのかも知れません。もしかしたら,深田久弥氏は富士山のような独立峰より,複数の峰々が連なるピークの方が好きなのかも知れません。
どうでもいい様な事で,すいません。