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左の写真は八ヶ岳連峰の硫黄岳から見た赤岳(左)と阿弥陀岳(右)で,その間の後ろが権現岳,遠景は南アルプスです。私が山にのめり込むきっかけとなったのは,この景色を見た事が一つの大きなポイントになったと思っています。あれは高校1年の時,入っていた山のクラブの夏合宿がこの八ヶ岳だったのです。初日雨の中を親湯から大河原峠を目指し入山しました。その後あまり天候の良くない中を縦走し,4日目の朝快晴のもと,この硫黄岳の頂上に立ちました。するとそこで始めてこの南八ヶ岳のアルペン的な景色がふいに目に飛び込んできました。それまで奥多摩の山くらいしか知らなかった私は,大きな驚きと感激を持ってこの景色に見入ってしまいました。その後いろんな山に登りましたが,山はいつも新鮮な表情で我々を迎えてくれます。山以外の趣味も無い事は無いのですが,多分山には一生何らかのかたちで登っていくんだろうと思います。 |
私の山とのつきあい
父親が山好きだった関係で子供の頃何度か山登り(といっても家族でハイキング)に連れていってもらった。そして高校大学と山のクラブに入部し,本格的に登山を始める。特に大学2年の頃など1年のうち100日位山に行っていた程であった。卒業して社会人になってからは,さすがに行く回数も少なくなったが,父親が定年後突如日本百名山完登を目標にしたため,何度か一緒に登った。そして今では息子の長男Tが僕と一緒に山に行く様になった。歴史は繰り返すのだろうか。ちなみに父は一昨年百名山全て登り終えた。
日本百名山について
深田久弥氏による「日本百名山」を知らない登山者はほとんどいないだろう。私の父もそうだが,これらの山を目標に登る人も多い様だ。選ばれた100の山の妥当性,紀行文としての完成度の高さ,氏の山に対する愛情の深さ等などを否定するものでは無いのだが,趣味としての登山に,他人が作った指針など不要ではないのだろうか。行きたい山に行きたい様に登ればいいし,自分自身で百と言わずいくつでも名山を持てばいいのではないだろうか.....と,若い頃は思っていた。(青臭いですネー)
昔はどちらかと言うと,幅広くいろいろな地域の山を登ると言うよりは,一つの山に何度も登る様な傾向があり,特に上越国境付近に良く登っていた。道もはっきりとし,立派な山小屋もあるアルプスなんて年取ってからでもいけるから,テントや自炊道具を持って,ルートファインディングが必要な場所に魅力を感じていた。しかしもうテントを背負って行く気も体力も失せた。これからは今まで行っていなかった山に登っていきたい。じゃあどこへ登る。やはり日本百名山か。
日本百名山の一覧表 (付録:日本百名山どうでもいい考察)