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ミュージカルとの出会い

1.初めての出会い
2.運命の出会い
3.演じてみて・・・
4.宝塚以外のミュージカルとの出会い
5.「レ・ミゼラブル」との衝撃的な出会い
6.
ミュージカルの良さ

初めての出会い

 それは、宝塚歌劇でした。それも、小学校2,3年の頃、両親に連れられて。親の故郷の県人会のイベントがなんと宝塚観劇だったのです。私の母は、若い頃、地方に住んでいたので、宝塚歌劇なるものがどんなものか見たくて仕方がなかったそうです。関西に出てきて、行こうと思えば行ける距離だったけど、子どもが生まれて行く暇もなく、その県人会のイベントで初めて観たそうです。
 私は、もちろん、その頃興味などなく、宝塚大劇場の外の県人会の受付でもらったみかんやジュースだけが楽しみで、座席でも食べたり飲んだりしていた記憶があります(ほんとはいけないんだよね(^_^;)。
 そして、確かその時観たのが、「ベルサイユのばら」だったような気がするのです(あくまでも気がするだけ)。でも,これが本当だったらむちゃくちゃもったいないことをしていた・・・
 結局、そのイベントには2回参加しました。1年に1回だったので、2年連続して観たのです。でも、ああ、覚えていない。。。

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運命の出会い

 これも、宝塚でした。中3の時、入っていたコーラス部で他の学校との合同発表があり、他校の子と友達になりました。その子の生徒手帳に入っていた1枚のブロマイド・・・それこそが、あの大地真央さんのものだったのです。
なに、なにこれ、と惹き付けられた私は、その友達に根堀り葉堀り聞き出しました。
 そして、宝塚歌劇に対しておおよその知識を得た私は、TVで麻美れいさんのサヨナラ公演(雪組公演)を観て、毬谷友子さんの美しい歌声と、夢のような世界に、すっかり心を奪われてしまったのです。
 それから程なくして、その友達と花組公演(「愛あれば命は永遠に」)を観に行くことになりました。オープニングのコーラスを聞き、「あれ,本当に今歌ってるの?」「生なの?」など、何度も尋ねたほど、あれだけ踊りながら美しい声で歌えることにびっくりしました。
 おまけに,その時,友達に楽屋待ちを誘われて、小心者の私は、「えっ、そんな,大丈夫?」など腰がひけながらも、ついていって、さっきまで舞台の上にいたスターさんがこんなに身近に見られるなんて・・・と、まるで夢の中にいるような気分でした。
 それから、宝塚の世界にどっぷり浸ったことは言うまでもありません(^_^;)

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演じてみて・・・

 高校1年の夏に友達4人を、宝塚の世界に引っ張りこんでからは、その友達と学校で毎日のように宝塚の話ばかりしていました。その中に、中学時代演劇部だった友達がいて、いつのまにか、文化祭で宝塚をやっちゃおう!ということになりました(すごい展開)。

 その頃観た中で私達にもできそうなものは何か,と考えたら、花組の「テンダー・グリーン」だったのです。言い出しっぺの友達が主人公(ソーン)、私が相手役(メイ)をすることになりました。クラスの友達に声をかけるうちに、男子の中で「舞台に立ちたい」という子も出てきて、結局同じクラスの仲間で発表しました。
 脚本は、宝塚のパンフレットを元に、元演劇部の友達が編集し、音楽は私がTVで放映された分の収録ビデオを観ながら楽譜にし、大道具はみんなで作り、音響は男子が友達に頼んで作ってもらい、伴奏,照明などなど裏方をそれぞれの友達に声かけして、何とか形になりました。衣装は、手作りでした(といっても,私は母に作ってもらった・・・とほほ)。

 1年の冬の合同文化祭(地区内の高校対象)でデビューして、友達や親、先生たちの間で評判になり、すっかり気をよくした私達は、なんと、2年の夏前の文化祭でも再演することにしたのです。メンバーが変わったり、大道具も少し工夫したりして、新たに取り組みました。
 そして、なんとここでも学校新聞で好評を受けると、「来年はなにやる?」という話になり(単純だったなあ)、3年という受験前に、とうとう大作「二都物語」に取り組んだのです。

 「二都」は、大好きな真央さんのサヨナラ公演。思い入れも強く、受験勉強より劇の練習ばかりしていました。元演劇部の友達がシドニー・カートン役を、私はルーシー・マネット役を演じました。練習しているうちに、友達の顔がカートンさんに見えてきて、不思議な気がしました。
 これもビデオを何度も見て研究しました。そのせいか、高校時代に視力がぐっと落ちてしまいました(^_^;)。衣装も貸し衣装屋に借りに行ったりして、結構本格的にしました。
 大道具も大掛かりなものにし、美術部の人達が手伝いに来てくれたり、たくさん必要な市民役には、いろんな友達が快く集まってくれて、本当にうれしかったです。
 
 こんな風に、3度、ミュージカルを演じてみて、舞台に立つ心地よさを知りました。このミュージカル仲間とは何年たっても、気を許せる仲でいられます。お互いの結婚式では、「テンダーグリーン」の主題歌「心の翼」を歌ったり、「すみれの花咲く頃」を歌ったりしています。

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宝塚以外のミュージカルとの出会い

 これは、高校卒業の時に東京で見た「ビッグ・リバー」です。男の人がミュージカルをやっていることに違和感がありました。でも、出演者の中に,確か外国の方がいて、とっても歌がうまかったような覚えがあります。新鮮な気持ちで観劇しました。

「レ・ミゼラブル」との衝撃的な出会い

 私のミュージカル人生(おおげさな・・・)、これなくしては語れません。何で観に行ったのか、記憶にないのですが、急に思い立ってチケットを取った覚えがあります。だから,席はもちろん、C席の最後列。一人で行きました。始まってすぐは、歌ばかりで、ストーリーがつかめず、なんだなんだ、という感じで観ていましたが、フォンテーヌの歌、バリケードのシーン、その他いろんな場面で心にじんじん響くものがありました。バリケードのシーンは涙が出てきてしまいました。「民衆の歌が聞こえるか。」の曲にも泣かされ、一人でぐすぐすしながら、見てました。カーテンコールの時も涙があふれてきて、どうやって帰ろうか困ったくらいです(きっと目ははれていたことでしょう。)。
 そして、次の「レミゼ」の公演で思いきってS席を取りました。全体は観にくいけど、迫力がすごい!!!その後,もう一度A席かB席で観ました。
 何度観ても素晴らしい!あの感動は一生忘れないでしょう。

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ミュージカルの良さ

1.目で楽しめる(舞台装置・衣装・ダンス・全体の構成・演技)
2.耳で楽しめる(生のオーケストラ・コーラス・ソロ・アンサンブル,曲のよさ)
3.体で楽しめる(劇場のリッチ感・心を打たれるズキズキ)
他にもたくさんあるでしょうね・・・

とにかく,ミュージカルを観たことがない人には
一度だまされたと思って観ることをお勧めします!!

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