真鶴一万羽@鹿児島県:出水市 (カタロニア民謡: 聖母の御子

 正月の屋久島鹿の沢小屋で会った、熊本のカメラマンと再び帰りのフェリーの中で遭遇し、一緒に出水の鶴を見に行った。夜中の内に目的地の公園へ行き、誰もいないのを確かめて幕営。翌朝起きてみると、外は真っ暗だが大勢の声が聞こえる。「クークルック、クークルック」すごい合唱である。ものすごい鳴き声である。これぞ大地の歌。北の海のニシン(鰊)の群を表す言葉、「群来る(くきる)」とはこのような光景なのだろう。やがて、空が白みかけて明るくなったと思ったら、空は再び真っ暗になった。一斉に鶴が飛び立ったのである。遠くの田圃の真ん中にトラックで餌を蒔き始めたせいである。

 夏はシベリアのアムール河流域に分散して生息しているのが冬になると、ここ出水に95%近くが集中して渡来するとのことである。理由は、寒い気候のせいも有るであろうが、単に出水市が餌を蒔いている、単にそれだけの理由であるらしい。しかし、何か変ではないか? Marco。さんには符に落ちない点があった。→【続く


真鶴と鍋鶴@出水


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