尾瀬の峠・入山口

 

 

鳩 待 峠

★ 尾瀬ではもっともポピュラーな入山口。
★ ここからは以下の3つのコースがあります。
   @尾瀬ヶ原へ降りるコース
   A富士見峠へ縦走するコース
   B至仏山へ登るコース
★ 食堂・休憩所あり。メニューは舞茸定食やおにぎり、豚汁、うどん、ラーメンなど。 宿泊施設は「鳩待山荘」がある。
★ カー規制日以外は自家用車での入山可。 
ひとくちコメント 
 ●至仏山東面の尾瀬ヶ原へのルートは、平成9年7月まで自然保護の目的から閉鎖されていた。
現在は残雪期(5月下旬〜6月下旬ごろ)を除き、 通ることができる。
●至仏山へ登る途中のオヤマ沢田代で笠が岳〜湯ノ小屋温泉への分岐がある。(ただし、熟練者向き)
大清水  (三平峠)   ★ 旧「沼田街道」(現在は、国道401号)を伝うコース。車は 大清水まで。小さな湿原があり、尾瀬ヶ原より早くミズバショウを見ることができる。 ★ ここからの分岐は以下のとおり。

 大清水 

@一ノ瀬休憩所経由で尾瀬沼へ登るコース
A物見山を登り、奥鬼怒湿原〜奥鬼怒温泉郷へ歩くコース(かなりの急登。途中道が分かりにくいところもあり、熟練向き。)
B 奥鬼怒林道経由で小淵沢田代へ登るコース(尾根道で黒岩林道経由で奥鬼怒への分岐点がある。雨の時などはかなりの難儀を強いられる。これも熟練向き。)
★ 休憩所・宿泊所各種あり。  

沼山峠  (御池)   
 
   沼山峠休憩所 

  ★会津側からの入山口として賑わうコース。規制時以外は峠まで車で入れるが、カー規制時はマイカーは御池(みいけ)まで。峠まではバスに乗る。
★御池からのコースは、沼山峠へ行くほか、次のとおり。
@ 燧裏林道経由で尾瀬ヶ原へ向かうコース(途中渋沢温泉小屋への分岐点あり。)
A 燧ヶ岳へ登るコース
★御池には休憩所のほか、宿泊施設「国民宿舎御池ロッジ」あり
 

ひとくちコメント
●紅葉のシーズンの燧裏林道は、一面赤や黄色に彩られた森の中の道。
富士見峠   
 
  富士見小屋 

  ★ 天気がいいと遠く富士山が見える。眺望のいい峠。
★ ここからの分岐は以下のとおり。
  @尾瀬ヶ原(竜宮小屋)へ降りるコース
  A尾瀬ヶ原(見晴十字路)へ降りるコース
  B白尾山〜皿伏山経由で尾瀬沼へ縦走するコース
  Cアヤメ平から鳩待峠へ縦走するコース
★ 休憩所・食堂・宿泊所「富士見小屋」がある。  

 

ひとくちコメント
● @廃止路線だった「戸倉〜富士見下」のバスが何年か前に復活
● A尾瀬ヶ原(見晴十字路)へ降りるコースは、大雨の際途中の橋が流されることあるので事前に確認が必要。
● B白尾山〜皿伏山経由で尾瀬沼へ縦走するコースは藪に囲まれたあまり眺望のないコース。きわめて静かなコースであるため、 熊の出現に注意が必要かも。 
奥只見   

 尾瀬口山荘 

 ★ 越後側から尾瀬へ入山するには奥只見を経由する。浦佐からバスで奥只見湖。湖を舟で渡り、尾瀬口へ。 さらにバスで尾瀬口山荘へ。渋沢温泉小屋経由で尾瀬ヶ原へ登る。
★ 尾瀬口から山荘へのコースの途中、平ヶ岳への登山口がある。また、山荘から尾瀬ヶ原へのルートの途中、幻の大池への登山口がある。 

 

ひとくちコメント
●奥只見からの入山は釣り、山菜、山好きには堪らないコース。尾瀬口から尾瀬口山荘までのコースにはいくつか宿泊施設も点在する。
●尾瀬へ登るルートの足下には、季節にはたくさんのキノコが生えているが、毒キノコも多いため、採取の際は大いに注意が必要。 
その他   

 至仏山 

湯の小屋温泉〜笠ヶ岳〜至仏山〜尾瀬ヶ原 

 ★ 狸のいる温泉「湯の小屋温泉」から笠ヶ岳、悪沢岳、至仏山と縦走し(オヤマ沢田代で鳩待峠へ下ってもよい)、山の鼻(尾瀬ヶ原)へ下る。
★ 所要時間は、10時間はたっぷりかかる。残雪期は入山禁止。 


 林道 

黒岩林道〜小淵沢湿原〜尾瀬沼

 ★ 奥鬼怒温泉から鬼怒沼山、黒岩山、袴腰山、小淵沢田代と縦走し、尾瀬沼へ到達する。
★ 所要時間は、8時間ぐらい。
★ なお、田代山湿原、帝釈山から黒岩山経由で向かう場合、田代山登山口からの登りを含めると18時間以上かかる。