NAME : ken / TIME : 2005/09/27 (Tue) 03:52
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『私が発見した限り、線には二つの特性がある。一つは一般的に知られている「境界線」という意味合いでの線。もう一つは、細長い面積、いわば「影」としての意味合いだ。 はじめの、境界線としての線は色々なところに見出せる。色と色の境界線、形と形を分ける境界線。あちらとこちらを分ける線さえあれば、それは境界線となり得る。この線には、単なる画面上のインクの集合以上に、何らかの意味や描き手の意思が付随する。なぜなら、そこにはそもそも線などはなく、線を引くことで画面上に明確化しているに過ぎないからだ。いわば存在に引く線。あなたが物や色を分ける境界さえ見つけ出せば、あなたはそこに線を引くことが出来るだろう。 もう一つの影としての線というのは、線が描き出す細長い面積を色の塊と認識することで浮き出てくるもの。白いキャンバスを光と仮定すると、線を描くという行為はそれ即ち影を描くという事に繋がる。光の上に影を乗せていく作業という認識をもってすれば、線の中に光の明暗や立体感を表現することも可能になる(これはあくまで明色の上に暗色を乗せるという仮定の上で)。 線を細長い面積だと認識すれば、線と面積の境界がなくなる。どこまでが線なのか。どこからが線なのか。あなたは面積の中に線を見つけ出すかもしれない。この線は、存在としてではなく、目の前に広がる色面を捉える線だ。よりビジュアル的。 画家は、線を引く上でそれによって生まれる特性や意味合いをよく認識しなければならない。そのような特性を知ることで、自分らしい線を引くこともまた可能となるのだ』
NAME : JAM HOME / TIME : 2005/09/27 (Tue) 17:31
確かに線は絵を描くのにかなり大切ですよね。ちゃん特性とらえないと全然思ったとおりの絵に仕上がらないし。 kenさんの線(と絵)は温かみがありますね。ミキちゃん可愛いですね。
NAME : gaku HOME / TIME : 2005/09/28 (Wed) 00:04
うわー色々と線について考えてた自分にはガツンと来ました。。ありがとうです!
NAME : ken / TIME : 2005/09/28 (Wed) 20:40
ありがとごじゃーす。屁理屈っぽいですが、一本の線を引くときも、いつも考えてしまうんですよね。
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