イタリア共和国とチュニジア共和国編

旅行第2日目 その2

パンテオン

しかたなく次の目的地パンテオンに歩く。ここもだいたい東方向に、いかにもという古い家並みの中の細い道を歩く。10分ほどでパンテオンの前のトロンダ広場に着く。

このトロンダ広場もさっきのナヴォーナ広場ほどではないが周囲にオープンカフェがあり、そのうちの1軒に入る。本当はこの暑さだから屋内の店に入りたいのだが、今までそんな店はほとんど見なかった。

今回は、せっかくイタリアに来たのだからピザでも食べようと、イタリア語しかないメニューの中でそれらしきものを見つけて注文。ところが出てきたものはパンにチーズを挟んで焼いたオープンサンドみたいなやつ(どこかの地方でのピザなのかなあ)で、もともとが暑くてしょうがなくて食が進まない。おまけに一緒にたのんだアイスコーヒーがちっとも冷たくない上にまずくて、結局口直しにファンタをたのんだ(これは冷たかった。何とかカッコがついた感じ)。



昼食を食べたテーブルから撮ったパンテオン
 

食後、まずはパンテオンの前で記念写真を撮る。たまたまそこにいた中国人観光客に撮ってもらったら、撮影後いきなり日本語で「日本から来たんですか」と言われた。

パンテオンは正面から見るといかにも神殿のような外観で、中はドーム状の屋根を持つ広い空間になっていた。外は酷暑だが中はいくらか涼しく、しばらく内部で休憩。



その内部

 

トレヴィの泉

パンテオンから、さらに東の方向に歩く。
このあたりも非常に細い路地なのだが、オープンカフェが並んでいる。そこで欧米の観光客が、このくそ暑い中いかにもこってりしてそうなでっかいピザを食べている(よく食えるなしかし)。

大きな通りを1本渡り、さらに道沿いに進むと、その通り沿いにあるのがトレヴィの泉。噴水となっている荘厳なレリーフの前がプールのようになっていて、その周りに大勢の観光客が座り込んでいる。

トレヴィの泉と、その周辺に集まる人々
右側の写真の手前の方が空いていたので、そこで休憩してました。


私たちが着いたときには周りはそれほど人であふれかえってはおらず、私たちもその周りに座り休憩。
「トレヴィの泉」と言えば「コインを後ろ向きに投げる」という光景を想像するのだが、そういうことをしている人はほとんどいない。が、めげずに2人で持参した5円玉を投げた。

 

パスタ博物館

その後、トレヴィの泉のすぐ近くにあるパスタ博物館へ。人通りの少ないあやしい路地に入っていくが、その博物館はすぐに見つかった。

ガイドブックによれば、「日本語CDガイドの貸し出し『も』ある」と書いてあったが、館員の人は私たちの顔を見るなり即座に日本語ガイドを取り出した。そのレンタル料込み1人9ユーロでけっこう高い。
そのガイドに沿って館内をくまなく見て回る。原料から始まって歴史、製造方法、製造する機械、パスタに関する文化、栄養価のことなど、あらゆる展示がしてある。パスタが非常に栄養価の高い食品であるということを初めて知るが、栄養士をしている相方は「知ってたよ」とこともなげに言った(あたりまえか)。

館内は移動式のクーラーが何台もガーガー言っていたが、それでも非常に蒸し暑くて最後の方はかなりバテた。

 

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