イタリア共和国とチュニジア共和国編

旅行第4日目 その3

カテドラーレ

一連の珍道中はようやく終わり、また通りを西へ(何往復目だ?)。ようやく観光タイムに戻る。
通り沿いに歩いて、まず最初に現れるのがカテドラーレ。なんと12世紀に建てられて、その後改修されて現在に至っているらしい。



カテドラーレ
 

内部は何とか様式という教会らしいのだが、その右前方の方から「宝物庫」というのがある。入場料無料のカテドラーレにあってここだけは有料で、教会に関するものが展示してある。
さらにここから階段を下りていくと、地下に納骨堂のようなものがある。昨年行ったペルーのリマにあるカテドラルにもこのような空間があった。

 

ノルマン王宮の周辺

その先にあるのがヴィットリア広場とそれに続くノルマン王宮。実はさっきくぐったヌォーヴァ門はこれにくっついた建造物である。

ノルマン王宮はかつて歴代の王が住んでいたところらしく、現在は州の議事堂となっている。
この2階にパラティーナ礼拝堂というのがある。入口がヴィットリア広場とは反対側にあり、どこかの国の観光客たちと建物の周りを半周する。
この礼拝堂は「アラブ・ノルマン様式」というらしい。言われてみれば、アラブのにおいがしないでもない。内部は細かいモザイク画で被われていて、本格的なカメラで写真を撮りまくっている人もいた。



パラティーナ礼拝堂の入口
 

パラティーナ礼拝堂の南の方には、これまたアラブ・ノルマン様式といわれているサン・ジヴァンニ・デッリ・エレミティ教会というのがある。教会そのものは小さいのだが、外見はアラブというよりイスラムのような雰囲気の丸いドームが乗っかっていた。



サン・ジヴァンニ・デッリ・エレミティ教会
 

その後再びノルマン宮殿の周りを歩いていくと、さっき昼食を食べたオープンカフェがあった。ここで今日何回目かの休憩。


この時点で夕方5時近く。ホテルはさっきの銀行があったローマ通り沿いにあり、またまたヴィットリオ・エマヌエーレ通りを歩くのはイヤだった。
今までさんざんこの通りを歩いて、「104」というバスが走っているのを見ていたので、近くのバス停でこのバスを待つ。やって来たその「104」系統のバスに乗っていると、ローマ通りを左折して、なんとホテルの前を通った。
ということで、帰りだけは楽であった。

 

シチリア料理

今日は歩き疲れた。ホテルに戻ると1時間ほど休憩する。

7時頃、夕食を食べに出かけた。ホテルで休憩中にガイドブックを眺めていると、ホテルの近くにシチリア料理を出すレストランがあるらしい。昨夜は店を探すのにさんざん苦労したので、今夜(といってもまだ明るいけど)は最初からこの店に目をつけて出かけることにした。

この店の夜の営業時間は7時から。ということで、ほぼ開店と同時に店に着いたので、中に入ると他の客はまだいなかった。クーラーもついてなくて、私たちが席に着いたころようやくスイッチが入ったので蒸し暑い。

メニューはここでもイタリア語のみ。面倒なのでガイドブックに書いてあった「アンティパスト」と「マッケローニ・コン・サルデ(イワシのパスタ)」を注文する。
「アンティパスト」は、いくつものこちらの家庭料理が大きなワゴンに乗っていて、バイキング方式に取って食べるもの。どれもうまい。



2人でてきとうに取ったアンティパスト
どれもうまかった〜
 

イワシのパスタは、要するにアンチョビの入ったパスタで、パスタがマカロニを細くて長くしたような感じで、これもうまい。



イワシ(アンチョビ)のパスタ(1人分を2人で分けた)
うまかった〜
 

ただこれだけだと量が少なかったので、もう1つよくわからないけどシーフードの何か(イタリア語で「シーフード」まではわかった)を注文。
出てきたものはシーフードリゾットで、これがまた美味であった。



シーフードのリゾット(これも2人で分けた)
これもうまかった〜
 

ということで、今日の夕食は「大当たり」だったということもあり満足して店を出た。
私たちが入店したときは誰もいなかった店内には、店を出るころそれなりに客が入っていた。こちらの人は夜7時なんていう「早い時間」に夕食なんか取らないのであろう。

 

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