イタリア共和国とチュニジア共和国編
旅行第5日目 その1
海辺に向かう
5日目は午後からいよいよイタリアを脱出しチュニジアに向かう。午前中はまだ時間があるので、もうちょっとパレルモ市内を見ようと思う。
パレルモはもともとティレニア海に面した海辺の町である。そこで、まずは海を見に行くことにした。
泊まったホテルの横に、2日前パレルモに着いたときに乗ったタクシー会社のタクシー乗り場があり、ここからタクシーに乗って海辺に面した「フェリーチェ門」をめざす。この周辺に見どころがいくつかかたまっているのである。
タクシーは出発するとすぐに海沿いの道に出て、わずか5分くらいでフェリーチェ門に着いてしまう。あまりに早過ぎて、昨日最初の目的地に着くのに2時間以上かかったのは何だったんだろうという感じである。
ティレニア海に面した公園
この周辺に博物館とか教会とかいくつかあるのだが、それらが開くのはたいがい9時で、それまでまだ時間がある。
そこでフェリーチェ門の目の前にある、海に面した公園に行った。
ティレニア海と、そこで釣りをするおっさんです
この時点で天気はカンカン照り、気温はすでに30℃くらい。そんな中、海辺では数人のおっさんが釣りをしていた。
あんまり炎天下にいることもできないのだが、湿度が低いせいで、公園内に生えている木々の木陰に入ると潮風も吹いていてけっこう快適である。
そこで、木陰のベンチでさっそく休憩。朝っぱらからベンチで気持ちよく寝ているおっさんもいた。
海に面した公園。この木陰はけっこう涼しかったです
その向こうにフェリーチェ門の上部だけ見えてます
ガリバルディ庭園の周辺
9時を過ぎたところで再び動き出す。まず、さっきタクシーを降りたフェリーチェ門のすぐ近くにある国際マリオネット博物館に向かう。
その建物はすぐに見つかり、たしかに「博物館」と書かれているのだが、内部は何やら専門学校のような雰囲気で学生がたくさん集まっている。そこに貼られていたポスターには、5のつく日(今日は7月5日)になにやらイベントがあるのかないのか、イタリア語なのでよくわからないのだが書かれていて、要するに中に入れないので、仕方なく後にする。
そこから、あまり観光客が歩かなそうな細い路地を歩いていくとガリバルディ庭園に出る。要するに広い公園のような感じである。
内部は地元の人たちが散策したり読書をしていたりと、非常に静かに過ごせるところで、しばらくベンチに座って休憩する。
ガリバルディ庭園の内部
生えている木はガジュマルのようなものです
この庭園、というか公園の周辺にはラ・ガンチャとサン・フランチェスコ・ダッシジ教会という教会があり、それらにも行ってみる。辺りは非常に入り組んだ細い路地で、途中道に迷いかけたりもするが、それよりもヨーロッパの古い町並みの中を歩いていること自体が楽しかった。
こういう路地を歩いてました
そこからすぐ先が、昨日さんざん歩いたローマ通りである。
そういえば、イタリアに来てまったくおみやげを買っていなかったので、ここから歩いて昨日行ったカテドラーレ周辺にたくさん集まっているおみやげ屋まで歩く。いろいろおみやげを買って、最後は昨日とおなじ「104」系統のバスに乗ってホテルに戻った。