イタリア共和国とチュニジア共和国編
旅行第8日目 その3
TGMの終点の町
シディ・ブ・サイド駅からさらにTGMに乗り、終点のラ・マルサという駅まで行ってみた。
駅を降りてみると、近くにファーストフードっぽい店があったので、そこでジュースを買う。なぜか店にお釣りがなく、店員さんがまわりの店に両替に行ってしまい、しばらく待たされた(のんびりしてるなあ)。
店の外にもテーブルがあったので、町の様子を眺めながら休憩。カルタゴの中にあっては特に観光地化されているわけでもない、典型的なふつうの町であった。
ラ・マルサのごくごく普通の町並み
チュニス市内を散策
ラ・マルサ駅から15:15発のチュニス・マリン行きのTGMに乗る。始発地点ではガラガラで、進むにつれ徐々に客が増えていったが、まだ海水浴客が帰る時間帯でもないのであまり混まなかった。最後にチュニス湖の中を10分くらい走る区間では、あまりの単調な景色に眠ってしまう。
マリン駅からは路面電車に乗り換え、ホテルに戻る。
しばらく休憩後、シディ・ブ・サイドではまったく売っていなかった食べ物関係のお土産になるようなものがあるのではないか、と思い中央市場まで歩いて行ってみた。しかし時刻は夕方の5時を過ぎ、すでに中央市場は閉まっていた。そこで市内の散策に切り替える。
私たち2人は人通りが多く賑わう路地や大通りを歩いた。街の造りはやはりアラブ風というのだろうか、アラブ圏に来るのが初めてなので何とも言えないのだが、ヨーロッパの町とはちょっと異なるような気がする。街行く人がほとんどアラブ人、ということがあるからかも知れない。
そのうち、チュニス鉄道中央駅に出た。少し駅の構内を歩き、それくらいで散策を引き上げてホテルに帰った。
チュニス鉄道中央駅
メインストリート、ハビブ・ブルギバ通りの中央分離帯にある遊歩道
チュニジア料理を食する
夕食は、ガイドブックに書いてあったホテル近くのシーフードレストランに入った。それなりに重厚感のある店である。
メニューはやはりアラビア語とフランス語だけで、面倒だからコース料理を注文した。コース料理といっても前菜とメインは結局選ぶので、これまたガイドブックに書いてあったチュニジア料理を中心に、2人で別々の料理をたのんでみた。
前菜はチュニジアンサラダとブリック。両方ともトズールで何度か食べたことがあるのだが、店によって作り方が多少違う。メインがシーフードリゾットとタジン。このタジンというのは、卵・チーズ・肉・野菜でできたハンバーグみたいなもの。これら4つの料理を2人でわけて食べた。
向こう側にあるのがその「タジン」です
どの料理も、日本人の口には結構合うのではないかと思われた。