ペルー共和国とボリビア共和国編

旅行第7日目その2

ラ・パス市内その2

国立芸術博物館からすぐのところにムリリョ広場がある。もちろん広場に面してカテドラル(教会)がある。それどころか、この広場に面しては大統領官邸や国会議事堂があり、まさにここがボリビアという国の中心地なのである。ここも後で来ることにし、素通りする。

そこから3ブロック下がってカマチョ通りという通りに出る。この通りには銀行や両替屋が軒を連ねていて、市内でもネクタイを締めた人の割合が多いところである。昨夜とりあえずのお金をキャッシングしていたが、ここで本格的に両替する。とは言っても明日には再びペルーに戻るので、そんなには大金でもないけど。



表通りでない道はこういう感じの通りが多い

 

日本食レストラン

両替後、カマチョ通りを南方向へ行く。
ラ・パスの市街地は、町を南北方向につらぬくメインストリート(マリスカル・サンタ・クルス通り)が谷の一番底の部分を走っていて、しかもその道は南方向に下っている。よってさっきからずっと下り坂を歩いているわけで、反動で帰りは登ってこなくてはならないことを考えると、ちょっと末恐ろしい。



マリスカル・サンタ・クルス通り
 

こっち方向に歩いているわけは、市内を一望できるという「ライカコタの丘」がある(なのに何で下り坂なんだろう)こともあるが、この先に「日本人会館」があって、その中にある日本食レストランで昼食をとることも目的である。正直言ってこれまで脂っこい食事ばかりしていて、いいかげんに嫌気がさしてきたこともあり、ここらでちょっとさっぱりしたものが食べたかった。

地図を見ながらそちらの方向へ歩いていると、いきなり日本語の看板があったのでその建物はすぐわかった。この建物の3階に「FURUSATO」という日本食レストランがある。
そこまで行く階段の踊り場には、ボリビア日本人会の様々なイベントなどのポスターがあった。これだけまとまって日本語を見るのは久しぶりである。

このレストランは夜は居酒屋にもなるようで、店のカウンターにはなじみの銘柄の日本酒や焼酎などがずらっと並んでいた。テーブルに置いてあるしょうゆや七味などもちゃんと日本のメーカーのものであった。

私はここで天ぷらうどんを注文した。注文してしばらくしてから「脂っこいものがいやでここに来たんだっけな」と気付く。

 

ライカコタの丘

昼食後、ライカコタの丘に向かう。「丘」と付くぐらいで、東方向に左折し、いよいよ急な登りが長く続く。この高度でこの登りはかなりきつく、頻繁に休む。しかも途中で道に迷い、そのあたりにいた人に3回ほど道を聞いた。
こちらの人たちは、言葉がわからないなりに一生懸命教えてくれる。この親切さは国民性なのだろうか、ありがたかった。

どうやら道を間違えていたようで、40分もの彷徨の後ようやく丘の入口にたどり着く。最後の歩道橋の階段はホントにしんどかったなあ。

この丘は有料(1ボリビアーノ)の公園になっていて、ここからは市内を一望することができる。気持ち的にも余裕ができ、その辺の売店でアイスキャンディーを買ってベンチに座って休みながらそういう光景を眺めていた。なんだかんだでここでは1時間くらい休んでいたことになる。



ライカコタの丘から見たラ・パスの市街地
 



ライカコタの丘の入口になぜかポケモンが

 

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