ペルー共和国とボリビア共和国編

旅行第7日目その3

ラ・パス市内その3

14:30頃、ライカコタの丘を出る。ここから町の中心部の方へ戻ることになる。さっきは日本人会館へ行くためにいったん谷の底の方に降りていったが、中心部までほぼ水平に行ける道もある。とは言ってもこの町ではまったく水平な道というものはなく、起伏はけっこうある。

ライカコタの丘からも見えたが、その途中にスタジアム(エルナンド・シレス競技場)がある。2階スタンドまである立派なスタジアムである。日本に帰って新聞で知ったのだが、標高3,650mという高地にもかかわらずサッカー・ワールドカップの南米予選が行われ、あのブラジルチームも不調だったとはいえ苦戦したらしい。そりゃそうだ。



エルナンド・シレス競技場
競技場の手前にあるのが屋外博物館
それにしても標高3,650m。こんなところで競技したくない^^;;
 

そのスタジアムの前がロータリーになっていて、その中に屋外博物館があったが、入口が閉まっていた。しかし屋外で半地下構造になっているので、外からも十分見える。

スタジアムからさらに市の中心方面に歩く。登りと下りが1回ずつあって、さっきのムリリョ広場の近くまで来る。広場の手前に大きな本屋さんがあって、思わず中に入る。地図がないか探したが、見つからなかった。

 

ラ・パス市内その4

そしてムリリョ広場に再びやって来る。さっきは素通りしてしまったが、今度はゆっくり休憩する。  時刻的にちょうど午後3時半前後、広場には多くの市民が休んでそれなりににぎわっていた。しかし人間以上に多いのがハトで、とにかくたくさんいる。ハトのえさも売られていて、買う人も多い。だから余計ハトが多くなるんだろうけど。



ムリリョ広場と、それに面したボリビア国会議事堂
 

ムリリョ広場から、15分ほど歩いてハエン通りの博物館群に行った。朝の敗者復活戦である。今度は細かいお金をたくさん持っているので問題ない。

フアン・デ・バルカス博物館で入場券を買う。これから見る4つの博物館の切符がついている。
最初のフアン・デ・バルカス博物館は、植民地時代から現在までの歴史を展示した博物館。特に100年くらい前と現在の同じ位置の写真の対比が非常に面白い。それからボリビアの戦争に関するリトラル博物館 → インカ時代の金銀細工を展示した黄金博物館 → ボリビア独立運動に貢献したムリリョの住んでいた家と、順路に従って見て回る。最後に、別料金になるが楽器博物館を見る。
これらの博物館をざっと見ただけでも軽く1時間かかってしまうのであった。

それだけ見て回ると、さすがにくたびれてきたので、一度ホテルに戻り部屋で休憩。



ハエン通り
 



ハエン通りの博物館見学の順路

 

夜のラ・パス市内をまた徘徊

ラ・パスは谷底の町なので、昨日いた場所より日没が早い。薄暗くなったころ、再びホテルを出て近くのサン・フランシスコ広場へ行った。
朝はただ市民がたむろしていただけだったが、この時間になると大道芸人らしき人や、なにやら演説している人がいて、その周りに人だかりができている。日用雑貨などや、夕食のおかずにでもなるのか、いろいろな揚げ物や炒めものなどを売っている露店もたくさん並んでいる。

サン・フランシスコ寺院のとなりに、土産物屋が集まった「民芸品市場」がある。ここでボリビアでのお土産を買うことにする。今晩と明朝の食事代を残してここでボリビア通貨を全部使い切った。

この日の夕食も、レストランで肉類など食べる気になれなかったので、ホテルの1ブロック上の通りにあった「Eli's」というイタリアン・ファーストフードのチェーン店に入った。内部はピザ・ハンバーガー・アイスクリームの3つのブロックに分かれていたが、レジは入口1ヶ所だけで、そこで最初に食券を買うらしい。そのシステムがわからなくて、店員のスペイン語の説明もわかるわけがなく、結局理解するのに5分くらいかかった。

 

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