ロシア連邦編

旅行第3日目 その2

モスクワ着

モスクワ時間の10:44、モスクワ・シェレメチェボ国際空港着陸。フライト時間が5時間強で、時差も5時間なので、イルクーツク発の時間とモスクワ着の時間がほぼ一致する。こんなに飛行機に乗ってもまだ午前中なのである。さすがにロシアは広い。

この飛行機は国内線なので、飛行機を降りてバスに乗ると、第1ターミナルへ。国際線用第2ターミナルは滑走路をはさんで反対側にある。



シェレメチェボ空港 第1ターミナルビル
 

到着ロビーで預けた荷物を受け取る。そしてここから出るときも金属探知器がある。しかも、私は抜き打ちで荷物を開けて中身の検査まであった。

出てすぐのところにあるインツーリストのカウンターに、私の名前が大書きされた紙が貼ってあったので、顔を出すと、どうやら朝8:10に着くアエロフロート機に乗って来るという間違った情報が伝わっていた模様。係員が航空券を見て、「これは日本で買ったものか」などと質問してくる。

まあ何かの間違えらしいということで、インツーリストの車まで案内され、その車でホテルへ向かう。

 

モスクワ市内へ

シェレメチェボ空港から市の中心までは結構距離がある。しかしその道幅は広く、車は100㎞/hくらいのスピードで快走する。本当に広い道で、数えてみたら側道も含め最大片側7車線もあった。

はじめは何もないところであったが、進むにつれてアパート群が現れ、だんだん町の中に入って、空港から30分弱でホテルに着いた。

 

赤の広場

ホテルにチェックインし、少し休憩した後、さっそく出かける。ホテルを出てすぐのところに赤の広場へ通じるマネージ広場というのがあるが、その間に広い通りがあり、横断歩道がないので地下道を通る。この地下道は、地下街(アホートヌイ・リャト)と直結していてどこから出ていいのかわからず、最初は間違えたが、以後モスクワ滞在中は何回も往復することになる。

マネージ広場と赤の広場の間に建っている国立歴史博物館を見学したあと、いよいよ赤の広場へ。クレムリンの外壁、レーニン廟、ネギ坊主の聖ワシリー教会など、有名すぎる景色を目の前にする。ただ、今まで単体の写真しか見たことがないので、位置関係はこうなっていたのか、と改めて知る。

  

赤の広場 (左;クレムリンとレーニン廟 右;聖ワシリー教会)

 

アホートヌイ・リャト

腹が減ったので、どこかでめし(2度目の昼食)を食おうと、さっき通ったマネージ広場の地下街(アホートヌイ・リャト)へ行く。たしか、ここで数週間前に爆弾テロがあって日本でも大きく報じられていたが、すでに形跡は残っていないように見える。ただ、やたらと警備の人を見かけた。

この地下街の地下3階がフードコートになっている。カウンターだけの店が何店も並び、その中央に買ったものを食べるようなイスとテーブルのかなり広いコーナーがある。ここにはピザ屋やハンバーガーショップなどもあるが、バイキング形式の店もある。これは、いろいろ並んでいる食べ物の中から「これを何百グラム」というように店員にとってもらい、最後に100グラムいくらで精算するものである。私も今回を含め、何回かこのシステムの店を利用した。

 

モスクワ市内その1

食後、赤の広場から、方向的に東の方にのびるやや細い通りを歩く。カフェ(ロシアでのカフェとは、夜は飲み屋にもなる軽食屋、という感じである)と両替屋をやたらと見かける。特に両替屋は、レートのやや違う店が密集しており、お互いに採算が合うのかと余計な心配をしてしまう。

大きな通りに出たところが広いロータリーのようになっており、その一角にかつてKGBが入っていたという大きなビルが建っていた。

その近くのモスクワ市立歴史博物館へ行く。入り口が奥まっていて一瞬どこだかわからない。

ロシアの博物館は、切符を買ってから入り口を入るまでの間にクロークがあるところが多く、荷物を持っていると必ず寄れと言われる。この博物館のクロークは、少し離れたところにあり、最初係員にロシア語で言われわけが分からず、たまたまそこにいた客が英語に訳してくれる。ところがあまりにもナチュラルな英語だったので、逆にこれも理解するのに時間がかかった。

 

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