ロシア連邦編

旅行第4日目 その1

クレムリン

翌日は、午前中クレムリンへ行った。

ガイドブックにはクレムリンの入場は9時半から、と書いてあるでそれにあわせて9:20ころホテルを出発。ところが入口に行くのに道に迷い、うろうろしていたら3人組のお巡りさんにパスポートのチェックをされる。街を歩くとよくチェックされる、とガイドブックにも書かれてある。その3人は、ビザを見て「へー、イルクーツクにも行ったんだ」という感じで談笑していた。

ようやく入口にたどり着き、切符を買って中に入ろうとしたら、「その荷物(出歩くときはいつもデイバックをしょっている)をクロークに預けろ」と言われ、カメラとガイドブック以外をクロークに預ける。入口には空港にあるのと同じ金属探知器がある。まあ、日本でいえば首相官邸みたいなところだからしょうがないか。そんなこんなで中に入ったのは10時近かった。



大統領官邸
 

中に入り、歩いていくと大統領府、続いて大統領官邸が見えてくる。さすがにその前の広場の中には入れないようで、警備員に注意される(広場わきの歩道は歩ける)。その対面にはいくつもの教会がある。実はクレムリンの入場券は、特に指定しない限りこれらの教会の入場券とセットになっていて、切符に入場をチェックする欄がある。それらの教会をひとつひとつ見学する。

が入ったころは閑散としていたが、11時をすぎると各国の団体さんがやってきてにぎやかになった。ロシアに来てはじめて日本人も数人見る。

これらを見学し終わり再び大統領官邸前の広場のところまで来ると、警備員にちょっと待ってて、と制止される。しばらくすると、官邸から前後に護衛の車を3台ずつ従えたリムジンがやってきて、目の前を通り過ぎていった。中をのぞいた感じ小太りの人が1人だけ乗っていて、たぶんあの人物はエリツィンではないかと思う。

 

グムデパート

赤の広場をはさんでレーニン廟の対面に、グムデパートがある。外見はいかにも歴史がありそうな重厚な建物である。

内部は、3階建ての部分が多く、長手方向に真ん中の通路が吹き抜けになっていて、その通路に沿ってテナントが入っている。従って見通しがよい。通路にも露店のような店がたくさんある。

テナントは、いかにも高級なものを売っているような店が多いが、ファーストフードの店もある。また、露店のような店はほとんどが民芸品店である。

後日、おみやげの半分くらいはここの露店で買ったし、食事も何回かした。



グムデパートの内部

 

本格的ロシア料理

昼食は、泊まったホテルの3階にあるロシア料理の店へ行った。メニューにはコース料理というものがなく、ウエイターが前菜はどうするか、スープはどうするか、メインはどうするか、とひとつひとつ聞く。前菜はキャビアとライ麦パン、スープはボルシチ、メインは魚ということにした。

キャビアを食うのは生まれて初めて、ボルシチはさすがにうまく、メインは相変わらず脂っこかった。

それにしても、これだけ食って値段は日本円にして約3,200円。たぶんロシアの物価からするとものすごく高価な食事なんだろうなと思う。まあ1度くらいこんな食事もいいか。

 

ホテル内インツーリストその1

今日は深夜に夜行列車に乗ってサンクト・ペテルブルグに行くことになっている。きのう、ホテル内のインツーリストカウンターへ行って、列車用のバウチャーを見せたら、明日もう1度来いと言われていた。で、昼食後行ってみる。

カウンターにはきのうと同じ女性の係員がいた。バウチャーを見せながら切符はどうなったか聞いたところ、まだできてないらしい。ただ、台帳には私の名前と寝台の番号がかかれているので、いちおう席は確保されているらしい。でも、切符本体ができていないとはどういうことなんだろうか。

 

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