ロシア連邦編

旅行第5日目 その2

ペテルブルグ市内その1

お昼になったので、美術館内のカフェで昼食。

食後、出てすぐのネヴァ川にかかる宮殿橋を渡る。対岸にはいくつかの博物館がかたまっていて、それらを見ようと思ている。

宮殿橋を歩いていると、背後から声を掛けられる。見ると、地元の青年。このすぐ近くにペテルブルグ大学があって、そこの日本語学科の学生らしい。日本語をしゃべりたがっていたので、しばらく雑談したあと、別れる。彼とは、後日意外なところで再会する。

橋を渡って、まず中央海軍博物館へ行こうと思ったら、今日は定休日。そこで、手前の角にある人類学・民族学博物館とガイドブックに書いてあった建物へ。入口では入場券を発売しておらず、外に出てしばらく建物沿いに歩いたところに切符売り場がある。内部はとても広くて、いろんな動物の剥製が展示されている。内容的におかしいなあと思ったら、そこは動物学博物館であった。2階の一角には、別料金で「生きた昆虫館」のようなコーナーもあった。

そのあと、となりにあった本当の人類学・民族学博物館へ。ロシア各地を中心に、世界各地の民族のことが展示されている。ということで日本文化に関する展示もあり、なんだか変な気分であった。

今思うと何でそんなことをしたのか、その後チェックインしにいったんホテルへ戻る。博物館の前からトロリーバスを待っていると、そのとなりが科学アカデミーで、何かあったのか正装した人たちが建物の前でたむろしていた。

 

ペテルブルグ市内その2

ホテルにチェックインした後、再び市の中心部に戻ってきて、今度はイサク聖堂に行く。これも有名な寺院である。

建物のそばにコンテナの切符売り場があり、そこで入場券を買おうと思ったら、外国人の売場はここでないという。とはいっても他に売場らしきものはない。さんざん探し回ったあげく見つからなくて、直接建物の中に入ってみたら、入ったところに外国人用の切符売り場があった。

別料金で、聖堂上部の展望台に登ることができる。というかここに来る人のほとんどがそれ目当てだから、通常セットで切符が売られている。展望台からは市内の古い街並みが一望できた。

そのあと近くのアレクサンダー公園内のスタンドで、ジュースを飲みながら休憩。



イサク聖堂からみた市内

 

市内の両替屋

今まで何回か両替したが、また手持ちのルーブルが少なくなってきて、両替しなくてはいけない。モスクワ市内なら、両替屋がいくらでもあってこんな場合でも特に困らないのだが、ペテルブルグ市内にはそういう店をまったくといっていいほど見かけない。かといってホテルで済まそうとするとレートが悪い。銀行も、看板はあっても営業してるのかよくわからないところが多い。まあ、イルクーツクではホテルで換えるしか方法がなかったけど。

で、その数少ない両替屋を、さっきネフスキー通りの真ん中ぐらいで見かけたような気がしたので行ってみる。その店は意外と簡単に見つかった。ただ目立たないように奥の方に店がある。レートもモスクワよりよくないが、ホテルで換えるよりはよい。

店は結構客が並んでいた。一人一人に時間をかけている。それもそのはずパスポートなどの身分証明書を確認して、領収書を発行しているのである。考えてみれば当たり前の手続きではある。それに比べたらモスクワの両替屋はなんていい加減なんだろうとも思う。



ネフスキー通り

 

ペテルブルグにあるモスクワホテル

テルブルグでのホテルは、「モスクワ」という紛らわしい名前。ものすごい大きなホテルで、各フロアーに100部屋以上ある。私の部屋は、エレベーターホールからかなり歩いた。

このホテルには格式ありそうなロシア料理のレストランもあるが、私が行くような雰囲気でないので、広いホテル内に点在しているビュッフェで夕めしをすます。ブリンという、甘くないホットケーキのようなものにイクラを乗せペたやつが今晩の主食。5枚1組なので、最後の方は飽きてくる。ボルシチは辛かった。メインは棒状になった鶏肉のフライ(食べるまで鶏とはわからなかった)。

 

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