アメリカ合衆国東部中部編

旅行第1日目 その3

ボストン市内へ

シカゴとボストンとでは時差がさらに1時間あるため、バゲージクレームで荷物を受け取る頃にはすでに夜の7時頃になっていた。でもまあ、とにかく最初の目的地ボストンに到着したわけである。でも東海岸はさすがに遠い。出発して早くも2度目の夜である。

到着したターミナルCは狭い到着ロビーの中にバゲージクレームがある。
もっと到着が早ければ、これから時間をかけてでもバスと地下鉄で今日のホテルに向かうところなのであるが、もうこんな時間なので、ガイドブックに書いてあったシャトルバンでホテルに行こうと思っていた。しかし乗り場がどこだかわからない。案内所に行ってみても、こちらの意図が通じず要領を得ない。結局、到着ロビーを出てすぐのところにあったタクシー乗り場から、タクシーでホテルへ向かった。

ローガン空港と市内の間にはボストン湾があり、タクシーはその下をくぐるテッド・ウィリアムス・トンネルを通った。運ちゃんの話によれば、このトンネルの通行料と、空港構内のチャージ料をあわせて、タクシー料金に自動的に$4.50が加算されるように料金メーターができている。運ちゃんは、私がボストンに来るのが初めてと知るや、「これが○○という建物だ」「これがチャールズ・リバーだ。その向こう側がケンブリッジだ」と案内してくれる。何となく大回りさせられたような気がしたが、あとで地図を見てみたら結構最短ルートだった。良心的な運ちゃんだったみたいである。

ホテルの前に着く。タクシー料金を払うときには、アメリカ流にチップを料金に上乗せしないといけないらしい。ガイドブックには「料金の15%が目安」となっていて、メーターの表示は$22.50、とっさに計算できなくて、「$25にしましょう」と言ったら、運ちゃんは喜んでいた。基準がよくわからない。

それにしても、アメリカ滞在中タクシーに乗ったのは、これが最初で最後であった。

 

コプレイ

ボストンでの宿は、ボストンの繁華街のひとつ、コプレイ Copleyと言うところにあるホテル。予約していた私の部屋は31階にあり、部屋からはボストンの夜景が一望でき、最初「うひゃー」と思った。しかもむちゃくちゃ部屋が広い。



ホテルの部屋からの夜景
 

さて、部屋に落ち着くと、周辺の地理の把握を兼ねて、軽く夕食を取りに行く。ホテルは、コプレイ・プレイスという店舗や映画館などが集まっているビルの一角にあり、このあたりは人通りも多い。1ブロックとなりのボイルストン通りという地下鉄が下を通っている太い通りも人通りが多く、夜でも浅い時間であれば、1人で出歩いてもあまり危険そうなところではないようである。とりあえず、30分ほど散歩して、地下鉄の駅の位置もチェックできたし、街の雰囲気を何となくつかんだ。

今日の夕食(何回目の食事だ?)は、コプレイ・プレイスの1角にあったデリでパスタを食べた。もうちょっと出歩こうとも思ったが、さすがにくたびれたので、21時前ホテルに戻る。

ということで、37時間もあった長ーい9月22日がやっと終わった。

 

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