アメリカ合衆国東部中部編

旅行第3日目 その4

タイムズ・スクエアー

ホテルでしばらく落ち着いたあと、さっそく出かける。96 St.駅から再び地下鉄に乗る。まず目指すは「俺もお上りさんだなあ」と思いつつもタイムズ・スクエアー。駅でいえば 50 St.駅と 42 St.駅の中間になるので、鈍行しか停まらない 50 St.駅に行こうとする。で、最初にやってきたのが急行の3番で、たしかさっき急行が鈍行に変更になっていたのでこの電車に乗ってみたら、今度はまじめに急行として走り、結局 50 St.駅は通過して 42 St.駅まで連れて行かれてしまう。

しかたなく 42 St.駅から歩く。地上に出て、そこからいわゆるタイムズ・スクエアーと呼ばれる交差点までの間は、街行く人も街頭でパフォーマンスをする人も多く、その雑多とした雰囲気が、思い描いていた「ニューヨーク」という街のイメージそのままの場所であった。



タイムズ・スクエアー

 

エンパイア・ステート・ビル

とにかくにぎやかなタイムズ・スクエアーから、歩いてエンパイア・ステート・ビルに向かう。摩天楼のど真ん中、ブロードウェイを南下していく。地図を見て、「34丁目を曲がればいいんだな」と思いつつ歩くと、街角ごとに「○ Street」の標識があるので、あと何ブロック歩けばよいかすぐわかる。

そのあたりまで行くと、摩天楼の高いビル群の間から、それらよりさらに高い(102階建て)エンパイア・ステート・ビルが見えてくる。



エンパイア・ステートビル
 

中に入る。登り口がどこだかわからないのでウロウロしていると、どうも地下1階にチケット売場があるようなので、行ってみると切符売場は長蛇の列。さすが世界的に有名な観光スポットで、並んでいる人たちの国籍はいろいろである。風通しが悪く蒸し暑いチケット売場で15分も並んでようやくチケットを手にしたあと、エスカレーターで2階に上り、2階の通路をほぼ1周してエレベーターの前で金属探知器の検査があって、それから登頂となる。

80階と86階で2回乗り換え、102階の展望台に着く。今まで下から見上げていた摩天楼を上から見下ろす。展望階はビルの周りを一周するバルコニーのようになっているのだが、さすがに人が多くにぎわっていた。102階ともなると風が強く肌寒い。



エンパイアの屋上から見るマンハッタン

 

ワールド・トレード・センター 2001.9.11崩壊(合掌)

エンパイアから降りてくるあたりからかなり疲れが出てきた。時刻も夕方6時を過ぎたことだし、ビルから出ると、ここに着く直前にたまたま見つけたイタリアン・デリに入り、休憩を兼ねて夕食をとる。いわゆるビュッフェタイプの店で、自分で好きなものを好きなだけ取り、最後に重さで精算というシステム。これなら言葉に不自由することもない。アメリカ上陸後、初めて私にもなじみのあるものを思う存分食ったような感じである。

夕食後、近くの 34 St.駅(さっきニューヨークに着いて最初に地下鉄に乗った駅)から、今度は鈍行の1番に乗り、ロウアー・マンハッタン(南の方)に向かう。20分ほどかかって、その名も World Trade Center駅で降りる。駅がセンターの地下街と直結していて、案内に従ってツイン・タワー(2つの高いビルがある)南側の展望台に向かう。

この時点ですでに夜7時を過ぎており、地下街もビルの中も人影はまばら。2階にある展望台のチケット売場もあまり並んでいなかった。チケットを手に入れ進むと、写真屋さんが記念写真を撮るコーナーがあり、1枚。その先にここにも金属探知器の検査があり、それからエレベーターで107階の展望階に登る。

107階の展望階は総ガラス張りであった。歩き回っていると、さらに上に行くエスカレーターを発見。登った先は屋上階で、手すりがあるだけなので、ニューヨークの夜景をじかに見ることができる。これはものすごい景色である。いつまで見ていても飽きないのだが、日が暮れて相当気温も下がってきて、風も強く寒いので、適当に切り上げる。



ワールド・トレード・センターからの
マンハッタンの夜景
 

その帰り、なんかさっきと違う道だなあと思っていたら、Park Place駅という別の駅に着いてしまう。ただしこの駅は急行の2,3番が来る駅(ここまで来ると1,9番と2,3番が分岐している)だったので、スムーズにホテルに帰った。

 

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