アメリカ合衆国東部中部編

旅行第5日目 その2

メッツのクラブハウス

パス・トレインの 33 St.駅に接続している地下鉄の 34 St.駅から、F番に乗って Lexington駅で降り、この通りと54丁目の角近くにあるメッツのクラブハウスに行く。昨日はヤンキース、今日はメッツの試合を見に行くというわけで、昨日と同様、そのメッツの試合を見に行く前にグッズを買おうというのである。

この時点で午後3時。まだ雨は降り続いている。しかし、今日の試合のチケットを買いに来ている人がいた。そして店員が何も言わずにチケットを発券しているところをみると、今のところやる予定らしい。本当かなあと思いつつも、とりあえず現地に行ってみることにした。

 

リコンファームらしき行為

それから、6番→S番→2番と地下鉄を乗り継ぎいったんホテルに戻る。目的は、電話で航空会社にリコンファームすること。とは言ってもユナイテッド航空はリコンファームは必要ない。ただ予約の確認と、あわよくばいい席を事前に確保してしまおうという気があった。

英語による航空会社のテレフォンサービスは、基本的に24時間体制らしいのだが、席の事前予約など込み入った話になるとやはり日本語がいい。ユナイテッド航空にも日本語デスクがあるが、西海岸の都市にあるらしく、受付は西部時間で9時から19時となっている。つまりこちらの東部時間で12時から22時になる。

しかしいざ電話してみたら、全米から電話が集中しているらしく、つながったけどずーっと順番待ちの保留音であった。結局1時間待ったけど応答はなく、あきらめる。何のためにホテルに帰って来たかわからなかった。

 

シェイ・スタジアム

まだ雨のやまない午後5時、ホテルを出てシェイ・スタジアムに向かう。

ホテル近くの 96 St.駅から、すっかり乗り慣れた2番の急行でこれまたすっかり通い慣れた 42St.駅まで行き、そこからこの駅始発の7番に乗り換える。7番には急行と鈍行があるが、ちょうど急行が発車を待っていた。夕方のラッシュでやや混みあっていた。

7番の電車は3つめの駅を出るとイースト・リバーの下をくぐってクイーンズ地区に入る。そして4つめの駅を出ると早くも地上に出る。このあたりは、他の地下鉄路線や、おととい乗ったアムトラックの路線などが複雑に絡み合っている。6つめの駅から急行になる。ずーっと高架区間で、落書きだらけのクイーンズの町並みを見下ろしながら走る。最後にハイウェイの上を越えると、左側にシェイ・スタジアムが見えてくる。

電車は球場の横を通り抜けたところの Willets Point駅に停まる。終点の1つ手前の駅である。電車はここまで結構混んでいたが、ここで降りる客はあまりいない。終点に何かあるのであろう。駅に着く前、スタジアムの照明灯がついていて、すでに開門しているのが見えた。この時点でまだ雨が降っているが、やる気らしい。

駅はライト側の後方にあり、球場の周りを4分の1週すると球場正面に着く。結構にぎわっている。まあこちらとしては、とりあえず中に入ってしまえば来た目的は達成される、という気になっていると、なんとここで雨がやむ。それどころか、西の空が明るくなってきた。本当に試合に合わせたような天気であるが、逆に球団サイドから見ればそういう予報が出ていたから中止にしなかったのであろう。日程が詰まっているのでちょっとやそっとでは中止にできないのである。そしてファンも何事もなかったかのようにぞくぞくとやって来る。日本の感覚で、朝から勝手に心配していた私がバカみたいであった。

  試合中の詳細は、観戦記参照。

 

 

深夜の地下鉄その2

今夜も試合終了は10時半くらいであった。

試合後、駅に行くと、鈍行が出発を待っていた。車内は、立つ人がちらほらいる程度。細かい間隔で駅があり、1人、2人とぽつぽつ降りていく。しかし、結局終点の 42 St.駅まで半分以上の客が残っていた。

その人達と一緒に1,2,3,9番線のホームへ。そのホームは、もう夜11時半近くなのに昼間以上に混みあっていた。この駅はミュージカル・シアターが集中しているタイムズ・スクエアーの最寄り駅で、それらが一斉に終了したからなのかも知れない。やってきた2番の急行も混みあっていて、緊張の連続であった昨日の帰館に比べたらえらい余裕であった。

 

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