アメリカ合衆国東部中部編

旅行第6日目 その1

最終目的地シカゴへ出発

明けて6日目。昨日から一転してよい天気である。朝の散歩も気分がよい。今日はホテルから4ブロック下ったところで見つけたデリで朝食を食った。



泊まったホテル周辺
 

ホテルに戻るときに、ホテルの3軒となりの銀行でトラベラーズチェックを両替する。帰り際、 「Thank you」と言ったら「Have a good day!」と言われた。

今日は、足かけ4日間滞在したニューヨークを後にし、シカゴへ向かう。9:20にホテルをチェックアウト。96 St.駅から、いつもの急行ではなく、1番の鈍行に乗り、59 St.駅でA,Cに乗り換えるはずが、なぜかD番に乗ってしまう。最初の駅で間違えに気づく。このあたり路線がかなり入り組んでいて、たまたま反対側のホームに目的地に行くE番の電車がやってきて、事なきを得る。

ということで、そんなに時間をロスすることなく 42 St.(Port Authority Bus Terminal)駅に着く。そして駅に接続しているバスターミナルの、きのう下見しておいた空港バスの発着するところへ行く。

 

ラガーディア空港へのバス

ニューヨーク周辺には3つの空港があるが、このうち一番マンハッタンから近いという理由だけで、ラガーディア空港発の飛行機を予約している。

空港へ行くバスは空港別に、J・F・ケネディ空港及びラガーディア空港へ行っている1社と、ニューアーク空港へ行く1社の計2社が運営している。このうち、オリンピアという会社が運営しているニューアーク行きのバスは、ちゃんとしたチケット売場、パンフレット、時刻表が完備しているのに対し、残る2空港へ行くニューヨーク・エアポート・サービスは、「ここが乗り場だよ」という手書きの張り紙しかない。そこには黒人の係員が座っているだけ。「ラガーディア行きのバスは何時に出るのか」とたずねたら、「次は10:10発だ。切符買うか? ラガーディアへは$10だ」と言う。彼は案内係兼切符売りらしい。ダイヤ上はいちおう両空港へ各20分おきにバスが出ているようだ。

しかし時間になってもちっともバスは来ない。10:20頃やっとバスが来る。ボンネットタイプの独特な形をしたバスである。「すごく遅れています。すぐ発車します」と運ちゃんが言って出発。車内にはケネディ空港行きのチケットを持っている人ばかりが目に付く。乗るとき運ちゃんに確認したのに、おかしいなあと思う。



ラガーディア行きのバス
 

流れの悪い市内の道を走り、10分ほどでグランド・セントラル駅の横に着く。係員が乗り込んできて、「ケネディ空港に行く人はここで乗り換えて下さい」と言った。なるほど、バスが全体的に遅れているので、このような柔軟的なことをしているらしい。ここでかなり車内の客が入れ替わる。そのあと、運ちゃんが客の全員にどの航空会社に乗るのか聞いてまわる。航空会社によってターミナルが離れていて、確認しているようである。

出発すると、バスはイースト・リバーの下をくぐるトンネルを通り、それにつながっている高速道路を走る。マンハッタンを出てしまえば車の流れはおおむねスムーズである。

 

ラガーディア空港

11:00、グランド・セントラル駅から30分ほどでラガーディア空港に着く。やはり航空会社別にターミナルが少し離れていて、私が乗るユナイテッド航空は2つめに着いたターミナルであった。



ラガーディア空港
 

さっそくターミナルビルに入ってすぐのチェックインカウンターへ。アメリカでは搭乗口横のカウンターでもチェックインできるため、ここは閑散としていた。予約していた12:00発の飛行機の航空券を出すと、「この便は今日は欠航です。次の13:00発でいいですか」という。話しぶりからすると、欠航が決まった時点で航空会社の方で自動的に予約の変更をしていたようだ。ユナイテッド航空のニューヨーク~シカゴ線は、ほぼ1時間おきに飛んでいて、こういう場合結構融通が利く。

としても、最初13:00発のを予約して、その後12:00発のに予約変更した経緯があるので、「結局元に戻ったな」と思った程度である。何かと欠航便が多いということをよく聞くアメリカの国内線であるが、さっそくそれが自分の身に降りかかってきた。

突然1時間も時間の余裕ができたので、おみやげを買ったり、機内食が出るのがわかっているので軽ーく昼食をとったりして時間をつぶした後、C11搭乗口へ。搭乗便が1便あとになった上に、さらにその便の出発が遅れるとの表示がしてあった。

 

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