●スタルヒン球場
(旭川市花咲スポーツ公園硬式野球場)
1試合
JR旭川駅からバスで約12分、「北高前」下車、目の前。いろんな系統のバスが数多く走っている。
道北地区の中心的な球場。高校野球予選の決勝戦も行われるし、プロ野球も以前からいろんな球団主催で年間1~2試合行われていた。
ファイターズが北海道を本拠地にしてからは、ファイターズ主催のゲームがほぼ毎年行われている。
旭川市街地の北側、花咲スポーツ公園の中にある。
球場そのものは戦前からあるようだが、昭和の終わり頃改修され、その際地元にゆかりのある大投手スタルヒンの名前を取って「スタルヒン球場」と改名された。
その後さらに周りの公園が整備され、現在の正式名称になってからも、地元では「スタルヒン球場」と呼ばれている。
球場は国道40号線(名寄国道)という幹線道路に面していて、旭川駅前から路線バスが数多く走っている。
ただし、もともと駅前から出るバスは多く、そのすべてが球場前を通るわけではないので、バス停横の案内看板を確認する必要がある。最寄りのバス停もとなりにある高校の名前になっている。
なお、特に乗客が集中する試合終了直後は、定期バスの他に臨時バスも出ていた。
球場の規模としてはそれほど大きくもなく、標準的な地方球場という感じである。
内野席は、バックネット裏のごく一部を除いて長いす席。しかも1人分のスペースがかなり狭い。外野席は全面芝生席。内野席と外野席は構造が分かれている。
スタンド内に屋根はない。ただ、スタンドの一番後ろはフェンスではなく壁なので、午後になると1塁側の上段からじわじわと日陰になった。
スコアボードは磁気反転式で、真ん中のフリースペースのみフルカラー表示になっているようであった。
また、ナイター照明はないが、両サイドの内野スタンド上に数灯投光器がついていた。
内野席は全席指定席であったが、入場してしまえばチェックはなく、どこでも移動できた。
ただし地元ファイターズの試合ともなるとものすごく混雑する。もともと、ファイターズが道内で行う主催ゲームはどこも人気で満員になるのだが、私が見た試合は平日のデーゲームにもかかわらず、特に1塁側の内外野席はほぼびっしり満員札止め状態であった。移動はできてもスタンドの後ろから立って眺める程度である。
道内での地元ファイターズ人気を思い知らされる光景である。